株式投資の配当金でお金を堅実に増やす!プロが教えるNISA(ニーサ)向き高配当銘柄の狙い方

株式投資でかかる費用のイメージ

「株を持っていると企業からもらえる現金」ミュージシャンや本の著者が受け取る印税やYouTuberの広告収入みたいで、たとえ少額だとしても嬉しいものです。

配当金は、年に1回か2回、企業から株主に配られるお金ですが、このような疑問を持つ方もいることでしょう。
「株を買ったら絶対もらえるの?」実は、すべての企業が配当を行っているわけではありません。

配当が行われない企業の株を「無配株」と言いますが、無配株や配当利回りが低い株、前期は高配当だが、今後減配や無配転落の可能性がある株など、多くの個人投資家が銘柄選びに不安と抱えています。

「できるだけ配当金は受け取りたいけれど、どんな銘柄を選べば良いかわからない」と、悩んでいる方のために、安定した配当金を得るための銘柄選びの方法をご紹介します。また、株式投資のプロがおすすめする高配当銘柄をピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。

 1.株式投資の配当金とは

「株式投資の配当金」とは、企業が得た利益の一部を株主に分配することを指します

1-1    配当金はインカムゲイン

株式投資により得られる利益には、株価の上昇により得られる「キャピタルゲイン」保有している株から受け取ることができる「インカムゲイン」があります。配当金は「インカムゲイン」に該当します。

1-2    配当利回りについて

配当利回りとは、購入した株価に対する年間配当金の割合を示す数値です。配当利回りは、1株当たりの年間配当金を株価で割って算出します。例えば、「年間配当金が100円」で「株の購入価格が1株5,000円」だったときの計算は、

配当金100円 ÷ 株価5,000円 = 0.02となり、2%の配当利回りとなります。

配当金はいくらもらえるか?

例)大阪ガス(証券コード:9532)を100株購入した場合 ※2023年4月27日現在

株価:2,197円、配当利回り:2.73%

計算式:株価2,197円×100株=199,600円×0.0273(配当利回り2.73%)=5,997円

5,997円を配当金として受け取ることができます。219,700円の元手で、5,997円の利益を得られたことになります。

1-3    配当性向について

配当性向とは、利益に占める配当金の割合を示す数値です。配当性向は、配当総額を利益で割って算出します。

例えば
「企業の利益が100億円」で「配当総額が20億円」だったときの計算は、
配当総額20億円 ÷ 利益100億円 = 0.2

20%の配当性向となります。つまり、配当性向を見ることで、企業が1年間で得た利益のうち、株主に配当金を出している割合がわかります。

※配当金を検討するときの注意点

高配当株への投資には、配当が減額される「減配」や、配当が無くなる「無配」のリスクがついてまわることになります。 現在出されている配当金が、今後も継続的に分配されるわけではないことを予め把握しておきましょう。

1-4 配当の増配、減配について

配当増配とは、企業が前年度の配当金額よりも高い額の配当金を支払うことを指します。増配が行われる理由は下記のケースが考えられます。

業績の好転: 企業の業績が好転し、利益が増加した場合、投資家に対して還元するために配当金が増額されることがあります。

経営陣の信念: 企業経営陣が自社の将来の成長に自信を持ち、投資家に対する信頼を高めるために、積極的に増配を行うことがあります。

一方、配当減配とは、企業が前年度の配当金額よりも低い額の配当金を支払うことを指します。減配が行われる理由は下記のケースが考えられます。

業績の悪化: 企業の業績が悪化し、利益が減少した場合、配当金の支払いが困難になることがあります。このため、配当金が減額されることがあります。

内部留保の拡充: 企業が将来の投資や成長を見据え、内部留保を増やすために、配当金の額を減らすことがあります。

増配・減配の情報は投資家にとっては非常に重要です。増配があれば、企業の業績や成長に対する期待が高まり、株価が上昇する可能性がありますし、減配があれば株価下落する可能性が高くなります。

1-5  高配当銘柄の選び方

高配当銘柄とは、配当利回りの高い銘柄のことを指します。4%以上の配当利回りがあれば、高配当銘柄と考えて良いでしょう。 高配当銘柄を選ぶときのポイントは、安定的に配当金が出ているかどうかです。購入する際は、過去の配当金が安定して出されているかどうかを調べておきましょう 。

例えば、下記のような企業が配当利回りが高く、10年以上増配しています。

銘柄名(証券コード)株価配当利回り(予想)配当金(予想)連続増配年数
三菱HCキャピタル(8593)696円4.45%31円23年
KDDI(9433)4,1693.24%135円20年
住友倉庫(9303)2,239円4.47100円10年

※2023年04月27日現在

2.株式投資の配当金をもらえる時期

配当金が支払われる時期は、企業によって多少異なりますが、通常は権利確定日から2~3か月後に受け取ることができます。例えば、権利確定日が9月30日の場合、12月頃に受け取ることになります。

配当金を受け取るには、権利確定日に株主でいることが条件です。
ただし、権利確定日に株を購入しても、権利を得ることはできないので注意が必要です。配当金を得られる権利を受けたい場合は、権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)までに保有しておきましょう。

3.株式投資の配当金の受け取り方

配当金の受け取り方は、3つの方式があります。

・証券口座でのお受取り
証券口座で配当金を受取る方式です。

・郵便局等でのお受取り
銘柄ごとに発行会社から送付される配当金領収証により、郵便局・ゆうちょ銀行等で受取る方式です。

・銀行口座等でのお受取り
銘柄ごと、または、保有するすべての株式等(他の証券会社で保有する株式等も含む)の配当金を、指定した銀行口座に入金し、受取る方式です。どの方式を選択しているかは、証券会社のマイページから確認することができます。

【楽天証券での配当金受取方法の確認および変更方法】

※出典:楽天証券

PCサイトにログイン後、画面右上の「マイメニュー」を選択
①お客様情報の設定・変更
②「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」
③国内株式「配当金受取方法」
④選択したい「国内株式配当金受取方法」
⑤次へ

楽天証券会員管理画面

楽天証券会員管理画面配当受け取り設定画面

楽天証券会員管理画面配当受け取り方法変更画面

4.プロがおすすめする高配当銘柄4選

2023年の日本株、投資顧問のライジングブルがおすすめする「優良!高配当銘柄4選」をわかりやすく解説していきます。

①銘柄名:丸紅株式会社(8002)

こちらは弊社で627円の時点で買い推奨を出した銘柄です。この時に購入したお客様は今の配当が年間1株当たり78円もらえるため、12%分年間配当。また、株価も推奨時から約3倍になり、利益も増加中です。2期連続の「増配」で配当も株価も好調です。

2023年4月27日現在

配当利回り(予想)

1株配当金
(予想)

前期配当性向決算月1株当たりの価格投資金額
(100株)
4.07 %78.0 円25.5 %3月末日1,917.5円191,750円

銘柄名:株式会社みずほフィナンシャルグループ(8411)

 2期連続となる「増配」となり配当利回り4.23%に! 2023年3月期は前期比5円増の「1株あたり85円」に!

配当利回り(予想)

1株配当金
(予想)

前期配当性向決算月1株当たりの価格投資金額
(100株)
4.28 %85.0 円38.2 %3月末日1,984.5円198,450円

③銘柄名:JT(2914)

現時点で考えると、JTは、配当・キャピタルゲインともにバランスが取れているように思います。

配当利回り(予想)

1株配当金
(予想)

前期配当性向決算月1株当たりの価格投資金額
(100株)
6.45%188 円75.4 %12月末日2,916.5円291,650円

④銘柄名:日本郵船 株式会社(9101)

日本郵船は2022年から一株配当が大幅に増えて人気となっています。ただし、減配の可能性があることと海運市況は波が激しため、良いときと悪いときの見極めが重要になります。

配当利回り(予想)1株配当金(予想)前期配当性向決算月1株当たりの価格投資金額(100株)
16.01 %51024.3 %3月末日3,186円318,600

配当は株式投資の魅力の1つですが、上の例でもわかるとおり、やはりキャピタルゲインの方が利益は圧倒的に大きくなります。

5.配当だけでなく業績や事業の成長性にも着目する

配当金は企業の業績によって定められているため、業績が悪化して配当が維持できなくなるケースは多分にあります。高配当株を保有している投資家の多くは、配当金を得るのが目的ですので、保有している株が減配や無配になった場合、手放す投資家が増え、株価が大きく下落してしまうこともあります。配当金目当てで高配当株を購入する際は、財務状況を見て利益水準が安定しており、事業に将来性がある企業を選びましょう。

5-1    配当金を受け取ったときの税金について

株の配当金が支払われる際には、税金がかかります。税率20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)で源泉徴収が行われますので、原則、確定申告は不要です。配当金を計算する際には、税引き後の価格をチェックするようにしましょう。

6.初めての株式投資を成功させたい場合のプロおすすめの方法 

高配当株には、業績の不振などで株価が下落し、その結果として配当利回りが高くなっている場合もあります。そうした銘柄は、将来的に減配したり、株価がさらに下落する恐れがあるので、配当利回りが高いという理由だけで株を購入するのは危険です。

配当金狙いで、配当利回りの高い銘柄を購入するだけではなく、様々な変化に対応して、売買することが一番重要になります。それが適切に行われればお金は増えますが、適切に行われないと、お金はどんどん減っていきます 。

そこでおすすめしたいのは、配当金(インカムゲイン)目的の銘柄と、売却益(キャピタルゲイン)を優先した銘柄を購入する分散投資です。例えば、資金100万円で株式投資を考えている方は、50万円を配当利回りの高い安定した銘柄に投資し、もう50万円はリスクを取ってでも大きな利益が狙える銘柄に投資してはいかがでしょうか。

とは言え、3,800以上ある上場会社の中から、「どの銘柄を購入すれば良いか全くわからない」という方には、投資顧問の利用をおすすめします。

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まとめ

高配当株を選ぶ際は、中長期目線で保有することを考えましょう。高配当株は、高い配当金を受け取れる一方で、株価の値上がりはゆるやかな銘柄が多いため、中長期で保有することを念頭に、安定した業績の企業を選びましょう。

給料にプラスで安定した収入を得られるという面では、高配当株への投資は非常に魅力的です。一方で、配当の減額リスクや、株価の上昇による「キャピタルゲイン」がそれほど期待できないデメリットもあります。

高配当銘柄だけに集中投資するのではなく、バランス良く分散投資することが、リスクを低減するのにとても大切です。

※掲載情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でお願いします。

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