株で配当金が年間30万円と聞くと、「月2.5万円くらいでは生活が豊かになるほどの金額ではないし、意味があるのかな?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、株での配当金年間30万円が大幅に増え、数十年後には生活が豊かになるかも?!しれません!
今回は、その方法と株の配当金の増配率から見たおすすめの銘柄をご紹介させていただきます!
目次
1.「株の配当金が年間30万円」は少ないのか?
「株の配当金が年間30万円」は、少ないと感じる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。なぜならば、運用次第で年間30万円の配当金が、数十年後には大幅に増える可能性があるからです。
そのため、株で年間の配当金30万円は少なくないと言えるでしょう。
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1-1.年間30万円の配当金を受け取るに必要な元手資金額
株で年間30万円の配当金を受け取る為に必要な元手資金は、目標とする配当利回りによって異なります。
例えば、1%から10%の配当利回りの場合は以下になります。
配当利回り | 必要資金 |
1% | 3,000万円 |
2% | 1,500万円 |
3% | 1,000万円 |
4% | 750万円 |
5% | 600万円 |
6% | 500万円 |
7% | 約430万円 |
8% | 375万円 |
9% | 約334万円 |
10% | 300万円 |
表を見てわかる通り、配当利回りが高ければ、高いほど必要な元手資金は少なくなりますが、配当利回りが高い=良い株式とは限りません。
業績悪化などで株価が下がると配当利回りは高くなるので、配当利回りが高いという理由だけで銘柄を選ぶのは危険です。
そのため、現実的な配当利回りである3~5%台を目標配当利回りに設定すると、600万円~1,000万円程の資金が必要になります。
2.年間30万円の配当金を大幅に増やす方法
2-1.増配率の良い企業に投資をする
株は増配率(配当金の増加率)が良いものに投資をしましょう。なぜなら、増配率が良ければ良いほど、年々配当金を受けとる額が増えていくからです。
例えば、一年目の株の配当金が30万円の場合各増配率の推移は、以下になります。
30年後の株の配当金の額が、増配率3%では約72万円、増配率4%の場合では約97万円、増配率5%では約129万円になり、累計受取配当金額が大幅に異なります。そのため、増配率の良い銘柄に投資することが肝心です。
増配率3% | 増配率4% | 増配率5% | |
1年目 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
2年目 | 309,000円 | 312,000円 | 315,000円 |
3年目 | 318,270円 | 324,480円 | 330,750円 |
4年目 | 327,818円 | 337,459円 | 347,288円 |
5年目 | 337,653円 | 350,958円 | 364,652円 |
6年目 | 347,782円 | 364,996円 | 382,884円 |
7年目 | 358,216円 | 379,596円 | 402,029円 |
8年目 | 368,962円 | 394,780円 | 422,130円 |
9年目 | 380,031円 | 410,571円 | 443,237円 |
10年目 | 391,432円 | 426,994円 | 465,398円 |
| | | | | | | |
20年目 | 526,052円 | 632,055円 | 758,085円 |
| | | | | | | |
31年目 | 728,179円 | 973,019円 | 1,296,583円 |
配当金累計額 | 15,000,802円 | 17,798,502円 | 21,228,236円 |
2-2.継続して増配率が良い企業に投資をする
株は継続して増配率の良い企業に投資をしましょう。なぜならば、直近の増配率がたまたま良い場合があるからです。
例えば、GMOメディア(6180)は、直近1年の増配率を見てみると2459.2%と非常に高い増配率ですが、過去10年の増配率で見ると増配率に大幅なばらつきがあります。
10年間で増配率が0もしくはマイナスの回数が6回あります。これでは、想定より配当金が少ない、もしくは全く受け取れない可能性があり、計画的に大幅に配当金を増やすには難しいです。
そのため、過去の増配率を確認し、継続して同水準または少しずつ上昇しているものに投資を行いましょう。
【GMOメディア 10年間の配当金と増配率】
配当金 | 増配率 | |
2012年 | 58.7円 | ー |
2013年 | 120円 | 104.4% |
2014年 | 53.7円 | -55.2% |
2015年 | 54円 | 0.5% |
2016年 | 92円 | 70.3% |
2017年 | 73円 | -20.6% |
2018年 | 57円 | -21.9% |
2019年 | 0円 | 0% |
2020年 | 0円 | 0% |
2021年 | 2.11円 | 0% |
2022年 | 54円 | 2459.2% |
2-3.株は長期に保有する
株は長期で保有し、時間を味方につけましょう。なぜならば、長期であればあるほど、受け取る株の配当金の額が増えていくからです。
例えば、増配率3%の株を5年・20年保有した場合を配当金累計額で比較すると、5年保有と20年保有では、受け取る配当金の額が約640万円程違うことがわかります。そのため、株は長期で保有するように努めましょう。
5年(増配率3%) | 20年(増配率3%) | |
1年目 | 300,000円 | 300,000円 |
2年目 | 309,000円 | 309,000円 |
3年目 | 318,270円 | 318,270円 |
4年目 | 327,818円 | 327,818円 |
5年目 | 337,653円 | 337,653円 |
| | ー | | |
15年目 | ー | 453,777円 |
| | ー | | |
20年目 | ー | 526,052円 |
配当金累計額 | 1,592,741円 | 8,061,112円 |
3.株の配当金の増配率からみるおすすめの銘柄3選
①SPK(7466)
SPK(株)は自動車部品・用品、産業車両部品の企画・販売などの事業を展開している企業です。
ここ数年8%、10%と高い増配率となっていますが、過去10年の増配率を見みると3%前後と安定した増配率であることがわかります。
配当金 | 増配率 | |
2013年 | 27.5円 | 3.7% |
2014年 | 28.5円 | 3.6% |
2015年 | 29.5円 | 3.5% |
2016年 | 30.5円 | 3.3% |
2017年 | 31.5円 | 3.2% |
2018年 | 32.5円 | 3.1% |
2019年 | 33.5円 | 3.0% |
2020年 | 36円 | 7.4% |
2021年 | 37円 | 2.8% |
2022年 | 40円 | 8.1% |
2023年 | 44円 | 10% |
2024年 | 50円 | 13.6% |
②ロート製薬(4527)
ロート製薬(株)は大衆向け目薬大手企業です。スキンケア化粧品が急成長。機能食品や再生医療も展開しています。
ロート製薬は配当について、「業績に応じた配当を行うことを基本方針」としていて、2025年3月期の業績予想は、前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に比較的に安定して高い増配率を維持しています。
配当金 | 増配率 | |
2013年 | 8.5円 | +6.2% |
2014年 | 9円 | +5.8% |
2015年 | 9.5円 | +5.5% |
2016年 | 10円 | +5.2% |
2017年 | 10.5円 | +4.7% |
2018年 | 11円 | +4.7% |
2019年 | 12.5円 | +13.6% |
2020年 | 13円 | +4.0% |
2021年 | 14円 | +7.6% |
2022年 | 18円 | +57.1% |
2023年 | 22円 | +22.2% |
2024年 | 27円 | +22.7% |
2025年(予測) | 30円 | +11.1% |
③ MIRARTHホールディングス(株)(8897)
MIRARTHホールディングス(株)は、新築分譲マンション「レーベン」シリーズの企画、開発、販売及び流動化事業とエネルギー事業を中心に行う企業です。
ここ4期連続「増配」を行っていて、配当利回り6.0%! 年間配当は4年で2.1倍と着実に増加している企業です。
配当金 | 増配率 | |
2013年 | 15円 | 0.0% |
2014年 | 5円 | -66.7% |
2015年 | 6円 | 20.0% |
2016年 | 13円 | 116.7% |
2017年 | 15円 | 15.4% |
2018年 | 16円 | 6.7% |
2019年 | 16円 | 0.0% |
2020年 | 19円 | 18.8% |
2021年 | 14円 | -26.3% |
2022年 | 18円 | 28.6% |
2023年 | 22円 | 22.2% |
2024年 | 24円 | 9.1 |
2025年(予測) | 30円 | 25.0% |
まとめ
株の配当金年間30万円を大幅に増やす方法をご紹介してきました。まとめると
1.「配当金が年間30万円」では少ないのか?
年間30万円の配当金を受け取るに必要な元手資金額は配当利回りにより大きな違いがあり、また運用次第で大きく増やすせる可能性があります、
2.年間30万円の配当金を大幅に増やす方法
・増配率が良ければ良いほど年々配当金を受けとる額が増えていくので、増配率の良いものに投資をする。
・直近の増配率がたまたま良い場合があるので、継続して増配率の良いものに投資をしましょう。
・長期であればあるほど、受け取る配当金の額が増えていくので、長期に保有し、時間を味方につけましょう
3.増配率からみるおすすめの銘柄3選
増配率からおすすめの銘柄3選していますが、実際の株の購入時は企業業績や業界動向、経済状況などを見極めて自己判断で購入いただきますようにお願いいたします。
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