人気の米国株高配当ETF VYMとは?今後の見通しなどをわかりやすく解説

米国高配当ETF「VYM」のイメージ

VYMは約16,000円程度で米国株式市場の高配当利回り銘柄(米国株高配当ETF)に投資できるETFです。

VYMのキャピタルゲイン(値上がり益)は他の米国ETFの「VTIの117万円」、「QQQの387万円」に比べるとパフォーマンスでは見劣りします。しかし、インカムゲイン(配当収入)が毎年入ってきます。30万円投資で17年で配当金合計は24万円で資産3倍以上の実績を持つETFです。

この記事ではVYMとはどんな投資商品なのか?
VYMの現状のリターンと今後の見通しは?
30万円を投資した場合にどのような利益が期待できるの?

などを株のプロであるアナリストが詳しく解説します。

VYMとは

引用元: tradingview.com

VYMは、バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)の略称です。

VYMとは簡単に言えば、
「ジョンソン&ジョンソンやホームデポ、P&Gなどの米国株式市場の高配当利回り銘柄を中心に組み入れている、いつでも売り買いできる投資信託」です。

バンガード社(Vanguard Group)が提供するVYMは、米国株ETFの一つで、米国の高配当利回り銘柄を代表する指標である『FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス』に連動するように設計されています。

米国株は5,000社以上ありますがその中から高配当利回り銘柄454銘柄(2023年11月24日現在)を抽出していますから、配当重視の銘柄を選べます。

米国の株式市場全体の動向はVOOやVTIの方が反映していますが、VYMは高配当利回り銘柄に連動しています。ジョンソン&ジョンソン株やP&G株、コカ・コーラ株など誰もが知る旧来型の米国企業の組み入れ比率が高いETFです。

長期投資やインカムゲイン重視や資産形成を目指す投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

あわせて読みたい
手堅く資産を増やすための米国高配当ETFとは?投資のコツをプロが解説!

VYMはいくらで買える?経費は?

VYMは1株から購入が可能で、2023年11月24日現在、1株あたり約15,838円で購入ができます。(1株:106.01ドル×1ドル:149.41円(11月24日為替レート)で計算。以後同様のレートを利用)。

VYMの年間の経費率は0.06%です。(2023年12月13日現在)

管理費、手数料も非常に安いのですが、あっという間に1日で1ドルくらい動く株です。手数料や経費は価格変動でカバーできる程度ですので、あまり神経質になる必要はないでしょう。

気にしなくてはならないのは、VYMの価格がどれだけ上下に変動するのかと他商品との比較です。

VYMの運用会社バンガードとは?

VYMの管理・運用を行っているのはバンガード社です。バンガード社は1975年にアメリカのペンシルバニア州で創業された世界最大級の資産運用会社です。業界のインデックスファンドのローコストリーダーとして知られています。投資にかかるコストを幅広く引き下げてきたバンガード社の役割が大きくバンガードは、多様な投資商品を提供しています。このVYMも代表格の1つです。VYMは米国インデックスETFの一種ですが、低コストを実現しており、投資家にとってコストの安さで魅力的な選択肢となっています。ただ、ほかの商品と違って、コストが資産形成に与える影響は微々たるものといえます。それよりインカムゲイン(配当金)とキャピタルゲイン(値上がり益)が重要です。

VYMの運用成績

VYMのトータルリターン

VYMのトータルリターンの実績は2023年11月24日現在下記の通りです。

期間トータルリターン
3ヶ月ー8.25%
1年2.58%
3年11.48%
5年7.22%

VYMの配当金と配当利回り

VYMの配当金は通常、現金として投資家に支払われます。支払時期は3月、6月、9月、12月の年4回です。

VYMの直近1年間の分配金支払実績

1株に対する分配金は年間にすると3.35ドルです。(2023年9月までの1年間)
1株で株価102ドルに対して配当金3.35ドル(年間)ですから、直近の配当利回りは3.28%です。

(例)102ドルで20株保有していた場合の分配金は?
102ドル×20株×149.41円(為替レート)×3.28%=9,997円
304,796円の投資で年間9,997円の分配金です。

現在の日本の低金利と比べると、非常に魅力がありますが、1年前の株価は110.02ドル(2022年11月)。

現在の株価102ドルに比べ高かったので、キャピタルロス(含み損)が生じています。

米国高配当株は、米国国債の金利と比較されがちです。「元本保証で確定利付きの国債」と「元本割れリスクのある高配当株」を比較するからです。

米国長期金利の上昇は米国債に人気に悪い影響を与え、長期金利の低下は高配当株人気に良い影響を与えます。

また、為替も重要です。円高になると見劣りし、円安になると、メリットが強くなります。

VYMは、キャピタルゲインや成長力よりもインカムゲインと安心感、規模の大きさと安定感に魅力があるETFです。

<VYM直近の分配金の状況>1ドル:149.41円(為替レート計算)

支払日1口あたりの分配金円換算
2023/6/230.8767約130円
2022/3/230.7172約107円
2022/12/220.9745約145円
2022/6/280.7491約111円

引用元:バンガード社VYMページ

VYMの連動指数はFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス

VYMの目安となる連動指数は「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」(FTSE High Dividend Yield Index)と呼ばれる指数です。「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」は、米国株式市場における高配当利回りの銘柄をREITを除く銘柄で構成され時価総額加重平均型の株価指数です。VYMはこの「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」をベンチマークとして、それに連動した運用を目指しています。

VYMの主な組み入れ銘柄

VYMはパッケージしたETFで約400銘柄で構成されており、高配当利回りの米国企業に幅広く分散投資が可能です。しかも、16,000円程度で購入できる点が大きな魅力です。

組入上位10銘柄で全体の53.55%以上を占めています。VYMは、エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソン、P&G、ペプシコ、コカ・コーラ、JPモルガンなどの安定的な高配当利回り大企業の組入比率が高くなります。

セクター別では金融19.70%、エネルギー11.30%、ヘルスケア12.30%、資本財12.10%、一般消費財9.00%などとなっています。

銘柄別最新組み入れ比率

NOティッカー企業名組入比率
1XOMエクソンモービル社3.35%
2JPMJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー3.17%
3JNJジョンソン・エンド・ジョンソン2.83%
4PGプロクター・アンド・ギャンブル社2.79%
5AVGOブロードコム株式会社2.69%
6HD株式会社ホームデポ2.28%
7MRKメルク2.06%
8CVXシェブロン社2.04%
9ABVアッヴィ株式会社1.97%  
10WMTウォルマート株式会社1.84%

業種別最新組み入れ比率

英語表記セクタ―組入比率
Basic Materials素材2.40%
Consumer Discretionary一般消費財9.00%
Consumer Staples生活必需品13.00%
Energyエネルギー11.30%
Financials金融19.70%
Health Careヘルスケア12.30%
Industrials資本財12.10%
Technologyテクノロジー7.60%
Telecommunications電気通信5.20%
Utilities<公共事業7.40%

バンガード社VYMより引用 (2023年10月31日現在)

VYMのメリットとデメリット

魅力的なVYMですが投資商品である以上メリットとデメリット両面があります。それぞれを知っておきましょう。

VYMのメリット

・経費の安さ

2023年10月末時点では、VYMの経費率は年率0.06%で設定されています。

例えば、30万円投資した場合

VYMの経費率0.06%→年間180円
類似ファンドの平均経費率0.90%→年間2,700円

VYMなら経費は年間180円しかかからないと言うことです。類似の米国籍ETFの平均経費率は0.90%ですので年間2,700円程度。VYMの方が圧倒的にお安い経費率になります。

経費よりも株価が10ドル上げ下げすれば、10ドル×10株×150円/ドルで15,000円も値が動きます。この違いを気にすることの方がよほど大事です。要はここまで来ると、手数料や管理費の違いにあまりこだわっても仕方がありません。

2023年の値動きだと、安値:99.88ドル、高値:111.75ドル。2023年だけでも11ドルくらいの動きがあります。30万円を投資していれば約33,000円も違うので株価の動きの方が、よほど大きいのです。

・分配金が四半期ごとに支払われる

2021年6月~2023年3月までに欠かさず分配金が支払らわれています。
出典:Vanguard、Vanguard(年間平均トータルリターン)

・高配当利回り銘柄を幅広くカバーできる

VYMは米国株の高配当銘柄を幅広くカバーできます。ただ、高成長株などは対象に含まれません。そのため、インカムゲイントを重視すると、キャピタルゲインの威力は半減する点は、考えておく必要があります。

VYMのデメリット

・分配金の再投資が難しいので複利効果は期待できない

VYMは分配金が四半期ごとに支払われるメリットがある一方で、複利効果は期待できません。これはETFは分配金を自動で再投資する仕組みがないためです。

例えば、30万円の投資で年率10%で運用できたとします。

複利と単利で計算すると、
単利の場合:5年後は45万円、10年後は60万円、20年後90万円
複利の場合:5年後は48万円、10年後は77万円、20年後201万円

圧倒的な差が出てきます。

VYMから支払われた分配金を再投資するには、自分で買付を行わなければならないため、非常に手間がかかります。

そのため投資をされるのであれば、NISAつみたて枠の対象でVYMに投資する投資信託がおすすめです。詳細は後述の「VYMはつみたてNISAで購入できるの?」をご覧ください。

・為替リスクがある

米国ETFはドル建てで取引されるため、為替リスクがあります。為替市場は非常に変動しやすく、外部要因や経済情勢によって為替レートが大きく変動することがあります。

これにより、VYMの投資パフォーマンスが予想外の方向に進展する可能性があります。

たとえば、VYMの株価が好調だった場合でも、為替レートの変動、つまり円高によって日本円ベースでの収益が減少することが考えられます。

・二重課税されるデメリット

VYMは米国ETFであるため、米国と日本でそれぞれ課税される「二重課税」が起こります。米国ETFの分配金は米国で10%の税率で源泉徴収された後、残り90%に対して日本国内で20.315%の課税がなされます。

年間配当金は3.2%程度です。税金はもっと小さい金額です。

株価の値動きの方が大きく、税金などの数字を気にするより、株価が上がるのか下がるのかを考えた方が賢明と思われます。税金面では後述する新NISAつみたて枠を利用するのがおすすめです。

 VYM vs アップル株 30万円投資した結果比較

VYMは2023年11月24日現在、1株105.68ドルで、2006年のスタート当初の株価は50ドルでした。

30万円を投資して51株持っていた時にキャピタルゲインはどうなっているでしょう?
2006年:VYM株価は50ドル/1株、118円/ドル(当時の為替レート)、株数51株
2023年:VYM株価は105.68ドル/1株、150円/ドル(2023年11月23日為替レート)、株数51株

キャピタルゲイン計算式
2006年300,900円株価:50ドル×118円×51株
2023年808,452円株価:105.68ドル×150円/ドル×51株

2023年11月に売買した場合のキャピタルゲインは2006年に比べ507,552円増えました。

これに加えて、配当金が入ってきます。直近1年間だけでも25,658円(3.354ドル×150円/ドル×51株)の配当が入ってきます。来年も同等入ってきます。この配当が意外に効いてきます。

そもそもの投資金額が30万円でも年間25,658円も配当金が入ってくるからです。これがVTIなどにない高配当ETFのメリットです。

期間配当額合計計算式
17年間累計配当金
(2006~2023年)
218,428円35.691ドル×120円/ドル(平均為替レート)×51株

17年の長期ですと、このような投資には多大なメリットがあります。約17年でキャピタルゲインが505,180円増え、年間25,658円の配当を分配できた実績のあるETFです。配当収入も馬鹿になりません。

ちなみに、これがアップル株であったらどうでしょうか?

VYM VS アップル株ではどっちがよい?

当時のアップル株は今の株価でいいますと3.03ドル(※1)でした。※1 引用元:YAHOOファイナンス

例)30万円をアップル株に投資して840株持っていたら、キャピタルゲインはどうなっているでしょう?
2006年:アップル株価は3.03ドル(株式分割調整株価)、118円/ドル(当時の為替レート)、株数:840株
2023年:アップル株価は189.97ドル(2023年11月24日)、150円/ドル(2023年11月23日為替レート)株数:840株

日時キャピタルゲイン計算式
2006年11月16日300,333円株価:3.03ドル×118円×840株
2023年11月23日23,936,220円株価:189.97ドル×150円×840株

アップル株の場合、300,333円→23,936,220円まで増えました。個別株投資の威力です。

VYMは確かにいい投資対象ですが、配当利益が主体で、成長性は二の次です。つまり、個別株投資であれば、銘柄によってVYMを大きく上回る銘柄が沢山出てきます。従って、VYMを投資するにあたっては下記3つの視点が大切です。

VYM投資をする際の3つの視点

①VYM投資と個別株投資どちらを選択するか?
②複利効果をどう考えるのか?
③過去はよかったけれど将来はどうなるか?

 

VYMの過去のリターンと将来のリターン

この20年間でのVYMのリターンはとても良く、成果が上がりました。

米国には世界中から資金が集まり、低金利下で米国自体の景気がとても良く、アップルやテスラー、アマゾンなど世界を席巻する企業が続出した20年でしたので当然の結果かもしれません。

それでは、今から20年間はどうでしょう?その答えは、簡単には見つかりません。1年後のことも誰も予測できないのに20年後を予測することは不可能です。では、どうすれば良いでしょうか?

一つ確かに言えることは、次のアップルやアマゾンは、必ず出てくるでしょう。米国企業かもしれませんし、日本企業や中国企業かもしれません。

VYMは数ある米国株、米国ETFのたった一つの選択肢に過ぎず、いろいろな可能性に投資していくことが最も重要な視点と言えるのではないでしょうか?

VYMとVTI、QQQとの違いについて

米国株インデックスETFの種類は多く、その代表格がVTIQQQです。同じような値動きをする銘柄を複数持っても仕方ありません。それぞれの違いを理解した上で、どれを持つのが良いのでしょうか。先ずは、VYMとVOOの違いについて見ておきましょう。

VTI

VTIはVYMと同じくバンガード社が提供しているETFで、正式名称は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (Vanguard Total Stock Market ETF」です。構成銘柄数はVYM(約454)とVTI(約4,000)は銘柄の数も違いますが中身も大きく異なります。

VTIの米国株式市場の時価総額カバー率は(約100%)で、米国株全般連動型インデックスETFという大きな括りで捉えていいでしょう。

あわせて読みたい
【米国株ETF】VTIとは?30万円の投資でのVTI vs アップル株の比較&今後の見通しをわかりやすく解説

QQQ

QQQはインベスコが提供しているETFで、ナスダック(NASDAQ)の時価総額上位100社で構成されるNASDAQ100に連動します。こちらの構成銘柄もVTIと同様ですが、アマゾンやマイクロソフトなどIT企業の構成比率が高く、集約されています

VYM、VTI、QQQの比較表

QQQは組入銘約100銘柄、VYMは400銘柄の投資です。あまり細かく言っても、混乱するだけなので、ナスダック100連動型(QQQ米国成長株連動型ETF)か、米国株全般連動型(VTI、VOO)か、米国株高配当利回り銘柄(VYM)という捉え方で十分だと思います。

ティッカーVYMVTIQQQ
正式名称バンガード・ハイディビデンド・イールドETFバンガード・トータル・ストック・マーケットETFインベスコ QQQ トラスト シリーズ1ETF
投資先数米国株式市場に上場された400銘柄以上の高配当株式米国株式市場の大型株から小型株までを網羅4,000社ナスダック(NASDAQ)の時価総額上位100社
運用会社バンガード社バンガード社インベスコ
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスS&P 500NASDAQ100
リターンー8.25%(3ヶ月)
11.48%(3年)
7.22%(5年)
1.34%(3ヶ月)
7.78%(3年)
11.77%(5年)
4.16%(3ヶ月)
9.89%(3年)
19.13%(5年)
経費率年率0.06%年率0.03%年率0.20%

(2023年11月現在)

ティッカーとは、日本株の銘柄コードのように、個々の銘柄を識別するためにつけられた記号です。シンボルとも言います。 米国では個別株、ETFともにアルファベットで表します。

VYM、VT、QQQこれら3つのETFを全て購入するのではなく、一つ代表銘柄を決めて、もっとパフォーマンスの異なる投資対象に目を向けていくことが重要です。15,000円で程度で購入できる利点です。

同じ高配当ETFとの比較

米国株インデックスETFにはVYMと同じような高配当ETFがあります。

SPYD

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、S&P500高配当指数への連動を目指す海外ETFです。S&P500の対象銘柄の中から特に高配当の80銘柄を対象としているので配当利回りは高めです。
リターン:-1.35%(3ヶ月)、8.36%(3年)、4.33%(5年)
経費率:0.07%

引用元: tradingview.com

HDV

iシェアーズ・コア高配当株ETF(iShares Core High Dividend ETF)は財務健全性の高い銘柄を集中して組み入れていることから、安全性と高い利回りを両立させるETFです。
リターン:-3.52%(3ヶ月)、7.87%(3年)、5.43%(5年)
経費率:0.08%

 

VYMの購入方法は?

VYMはどうすれば購入できるのか?

①VYMを取り扱っている証券会社で口座開設する
②外国株式口座を開設する
③口座に入金する
④外国株式口座に資金を振り替える
⑤注文を出す

VYMを購入するためには、証券会社の口座を開設しなければなりません。証券総合口座だけでなく外国株式口座の開設もお忘れなく。また、証券会社の中にはVYMを取り扱っていないところもあるので、事前に確認してから口座開設をしましょう。証券会社によっては、証券総合口座から外国株式口座に資金を振り替えないと、外国株式が購入できないところもあるので注意してください。

VYM買えるおすすめネット証券

弊社では下記の2社をおすすめしています。

SBI証券
楽天証券
米国株式の手数料1注文あたり約定代金の0.495%(税込)
最低手数料:0ドル
上限手数料:22ドル(税込)
1回の取引につき約定代金の0.495%(税込)
最低手数料:0ドル
上限手数料:22ドル(税込)
外国株式の取引で無料は以下となります。
①米国株式のお取引で、約定代金が2.02米ドル以下のお取引
 ②海外ETF(米国・中国・韓国)のNISA預りでの買付のお取引 
③一部の米国ETFの買付のお取引
④2024年1月から始まる新NISAは米国株式&海外ETFの売買手数料

外国株式の取引で無料は以下となります。
①米国上場ETFは9銘柄を対象に買付手数料を無料
②2024年1月から始まる新NISAは米国株式&海外ETFの売買手数料
貯まるポイントTポイント/Pontaポイント/dポイント/Vポイントなど楽天ポイント
NISAの取扱あり
(NISA/つみたてNISA/ジュニアNISA)
あり
(NISA/つみたてNISA/ジュニアNISA)
つみたてNISA211本206本

VYMのおすすめの買い方はつみたてNISAって本当?

つみたてNISAで投資できる商品は、金融庁が定めた一定の基準を満たす投資信託やETFです。残念ながら、VYMはその対象には入っていません。そのため、VYMは一般NISA(2024年からは成長投資枠)では購入できますが、新NISAのつみたて投資枠では購入ができないのです。

つみたてNISAを使って直接VYMには投資できないのですが、実はVYMに投資する投資信託を買うことで同様の効果を目指すことが可能になります。つみたてNISA対象のVYM投資が可能な投資信託(ファンド)を2つご紹介します。

新NISAつみたて枠対象のVYM投資が可能な投資信託

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)

この商品は「楽天・米国高配当株式インデックス・マザーファンド」を通じ、主として「バンガード・米国高配当株式ETF」に投資する。主として「バンガード・米国高配当株式ETF」に投資する。FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。原則、為替ヘッジは行わない。

信託報酬率(年率/税込)0.132%程度
基準価格18,726円(2023年11月24日現在)

信託報酬は年0.132%とつみたてNISA対象アクティブファンドの中では最も安いです。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(愛称:Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族)

この投資信託は「米国株式配当貴族インデックスマザーファンド」を通じて、米国株式を実質的な主要投資対象とし、S&P 500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指しています。原則、為替ヘッジを行わない。

信託報酬率(年率/税込)0.55%
基準価格23,963円(2023年11月24日現在)

同じ指数に連動する商品で為替ヘッジにより為替変動リスクの低減を図る「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型」もあります。

つみたてNISAでは100円単位で積み立てが可能でVYMの欠点の一つ複利効果が期待できるように再投資が行われます。

VYMはどのような場合におすすめ?

先ずは、新NISAつみたて枠の米国株投資には「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)」は有力な選択肢の一つだと思います。

一般NISAでは、ETF以外にも選択肢が多いため、個別株投資含めて、様々な投資方法があります。一つの選択肢候補として考えるのがいいかと思います。

世界的に、米国企業はこの20年間に成長し、投資成果が上がりましたが、日本企業も、レバレッジETFや個別株も、中国企業や欧州企業もあります。為替の影響も考える必要があります。

資金をどう振り分けるかによって、成果は大きく変わるのが投資の世界です。限りある資金をどのように投資していくのか慎重に決めていくことが大切です。

まとめ

VYMは16,000円程度で米国株式市場の高配当利回り銘柄(米国株高配当ETF)に投資できるETFです。

米国の高配当利回り銘柄を代表する指標であるFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動しています。

特にジョンソン&ジョンソン株やP&G株などの時価総額上位銘柄の組み入れ比率が高く、高配当利回り銘柄のインデックスファンドとして魅力的です。

VYMは1株から購入可能で、経費率も低く、手数料も安いです。ただし、価格変動が大きいため、株価の動きに注意が必要です。

VYMの運用会社はバンガード社であり、低コストを実現し、多様な投資商品を提供しています。VYMは四半期ごとに配当金が支払われ、2023年直近の配当利回りは3.28%です。

VYMのメリットとしては、経費の安さ、四半期ごとの分配金支払い、高配当利回り米国株のカバーが挙げられます。一方、複利効果が得られない、二重課税が発生するなどのデメリットもあります。

また、VYMとアップル株を比較すると、個別株投資の方が大きな成果を生み出すことがありますが、分散投資の安定感も考慮する必要があります。

VYMは証券会社の口座を開設して購入することができます。

また、つみたてNISAを活用する場合は、福利効果のSBI証券の「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)」が選択肢としてあります。

最後に、VYMは一つの選択肢であり、他の投資商品や国や地域の企業への投資も考慮することが重要です。

将来のリターンを予測することは困難ですが、資金の振り向けや投資方法の選択によって成果が大きく変わることを念頭において慎重に投資を進めることが求められます。

【少額資金を大きく育てたい方に】
3万人を超えるサポート実績!
株の悩みは投資顧問が解決!

私たち、ライジングブル投資顧問は、

設立から20年以上にわたり個人投資家延べ3万人以上にアドバイスしてきました。

  • どの銘柄を、いつ、何株購入すればよいのか?
  • いつまで保有し、いつ売却するのか?
  • 他の銘柄が騰がってきたらどうしたらよいのか?
  • 万が一失敗したらどう取り返せばよいのか?
  • 今後、これらの悩みを自分で解決策を見出せるとは思えない・・・

まずは3ヵ月9,000円(税込)で

ライジングブルの実力をお試しください。

コメントComment

CAPTCHA


お客様の資産形成を強力にサポートします。3万人を超える信頼のサポート実績!
お客様の資産形成を強力にサポートします。
3万人を超える信頼のサポート実績!