iFree 日経225インデックスをわかりやすく解説!年代別にNISA積立投資の活用法も伝授

iFree日経225基準価額と純資産総額の推移

新しいNISAがスタートし、海外へ投資をしている投資信託の人気が高くなっていますが、日経平均株価がバブル期につけた史上最高値を一時上回るなど、国内株式型の投資信託の注目度もあがっています。

本記事では、大和アセットマネジメントが運用する、iFree日経225インデックスを徹底解説します。また、NISAのメリットと年代別の積立投資の考え方などをお伝えします。

iFree日経225インデックスはどんなファンド?

iFree日経225インデックスの目的

iFree日経225インデックスは、大和アセットマネジメントが運用するiFreeシリーズの投資信託です。iFreeシリーズは、シンプルでわかりやすく手数料が低水準であることが特徴です。

iFree日経225インデックスの特色

iFree日経225インデックスは、日経平均トータルリターン・インデックスの動きに連動したファンドです。日経平均トータルリターン・インデックスは、日本を代表する225銘柄から構成される日経平均株価(日経225)の値動きを示す指数です。

資金面で個別株への分散投資が難しい場合も、iFree日経225インデックスへ投資をすることで、株価水準の高い「値がさ株」に効率よく投資ができることも特徴です。

また、投資信託の手数料は低めの水準です。信託報酬は年率0.154%ですが、売買時の手数料はかかりません。信託報酬は投資信託を購入してから売却するまで、保有期間中、日々発生する費用で個々の保有資産から差し引かれます。

【基本情報】(基準日:2024年1月22日)

運用(委託)会社大和アセットマネジメント株式会社
設定日2016年9月8日
償還日無期限
純資産額 617億円
基準価額24,605円
分類 インデックスファンド
対象インデックス日経平均トータルリターン・インデックス
購入時(販売時)手数料無料
信託報酬(運用管理費用)年率0.154%(税込み)
信託財産留保額(換金時手数料)無料

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日経平均株価の基礎を押さえる|日経225とインデックス投資も解説

iFree日経225インデックスの運用方針

iFree日経225インデックスは、日経平均トータルリターン・インデックスの動きに連動した成果を目指すファンドです。インデックスとは市場(マーケット)のモノサシですので、簡単に言うと、日経平均の値動きに連動したファンドということです。

iFree日経225インデックスは、投資成果を指数の動きに連動させるために、投資対象銘柄のうち原則、200銘柄以上に等株数投資をしています。また、随時、ベンチマークへの連動性をチェックして、必要があればポートフォリオのリバランスを行い指数への連動性を維持しています。

iFree日経225インデックスはわかりやすい

海外の株式へ投資を行うファンドの場合、為替の変動を受けるのが一般的です。ファンドそのものの運用益が、為替の動向で増えたり減ったりすることがあります。

一方、iFree日経インデックスは、日本の株式へ投資をしていて、日経平均株価というわかりやすい指標で運用しているため、投資初心者や、為替の変動を受けたくない人にとって、わかりやすい投資信託です。

iFree日経225インデックスの投資先資産

iFree日経225インデックスの投資先は下記の通りです。

資産別構成比
国内株式:225銘柄(比率95.8%)
国内株式先物:1銘柄(比率4.2%)
225銘柄のすべてが東証プライム市場の銘柄

ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが組み入れ上位の銘柄ですが、その比率はそれぞれ9.8%、6.1%、3.8%と多くはありません。多種多様な銘柄へ分散投資されていることがうかがえます。(2023年9月29日現在)

多額の資金が必要となる個別株投資が難しい人も、iFree日経225インデックスであれば、日本を代表する多数の銘柄に分散投資ができます。

iFree日経225インデックスの運用実績

iFree日経225インデックスは、2016年9月に設定されたファンドです。

運用実績は下記で示すように、コロナ禍の落ち込みはありながらおおむね順調です。

1.基準価額と純資産総額の推移

2.期間別騰落率

6ヶ月1年3年5年設定来
騰落率(%)+11.83%+34.87%+32.60%+91.41%+143.95%

※騰落率(とうらくりつ)とは、一定期間の始めと終わりの価格を比較して、何パーセント上昇したか(あるいは下落したか)を表す指標です。

参考:大和アセットマネジメント iFree日経225インデックス

3.過去5年のリターン

【2024年1月19日更新】

6ヶ月1年3年5年
リターン(年率%)26.0938.09 9.8313.81

注意)すべて分配金再投資ベースの数字

iFree日経225インデックスへ投資するならNISAを利用しよう

NISAのつみたて投資

NISAは投資の利益が非課税になる制度です。年間360万円、投資額累計1,800万円から発生する運用利益に税金がかかりません。

NISAでつみたて投資を始める場合、いくら積み立てたらいいのか?迷う方が多いと思います。投資枠が拡充されたからといっても、預貯金をすべて投資へ回すのはおすすめできません。

基本、つみたて投資は長期運用が前提の投資です。少なくとも10年以上運用できる資金を投資に回すようにしましょう。

NISAのつみたて投資で分配金が再投資されるファンドを選べば、同じ元本でも、月10万円を10年運用するより、月5万円を20年運用したほうが運用成果が大きくなります。

負担のない金額から投資を始め、資金に余裕ができたら積立額を増額する、ボーナス時期にスポットで投資するなど、新NISAは柔軟な投資に対応可能です。

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新NISA活用ガイド!初心者にわかりやすく新NISAの仕組みとメリットや活用事例を解説

①NISAつみたて投資の活用法 10代~20代

10代~20代投資できる資産は少ない若い世代でも、長期的に積立することで大きな運用成果を期待できます。

・月々1万円を、iFree日経225インデックスの5年平均利回り13%で30年運用できた場合

投資元本:360万円(12万円x30年)
運用益:4013.3万円
運用成果:4373.3万円

18歳から積立投資を始めれば、小遣い程度の投資で30年後には4千万超の資産となる計算です。

 

年齢があがって投資資金に余力が出てくれば、積立額を引き上げることや、値動きの違うほかの投資信託やNISA成長投資枠への追加投資も考えられます。

結婚資金、住宅購入などで資金が必要になれば、いつでも取り崩すことは可能です。また余裕ができれば非課税で再投資することもできます。

多くのライフイベントを控えた若い世代こそ、1,800万円の非課税投資枠を最大限活用しましょう。

ただし、利回り13%が続く保証はありません。結果的に期待利回り以下、または期待利回り以上となることがあります。投資の仕組みをしっかり理解することが投資への道の第一歩となります。

②NISAつみたて投資の活用法 30代~40代

30代~40代ライフイベントの多い30代、40代は計画的な資産活用が大切です。大きな出費が10年以内にある場合は、預貯金などで確実に資金を確保し、それ以外の資金を投資へ振り分けましょう。老後資金の準備であれば、少額の積立でも十分にNISAを活用できます。

・月々2万円をiFree日経225インデックスの5年平均利回り13%で20年運用できた場合

投資元本:480万円(24万円x20年)
運用益:1786.5万円
運用成果:2266.5万円

 

NISA口座は1人1口座しか保有できませんが、家族単位での資産運用を考えれば、家族で2口座NISAを開設できます。

たとえば、夫の口座で夫婦2人の老後資金用として積立投資をし、妻の口座では、子どもの学費などいずれ必要となる資金を運用するなど家族単位の活用も考えられます。

③50代からのNISAつみたて投資

50代以降住宅ローンが終わり、子育ても終了した50代は、老後資金としてある程度の資産を保有している場合が多いです。その一方で、手持ちの資金で老後資金が足りるのかという不安もあるでしょう。

・手持ちの資産から月々5万円をiFree日経225インデックスの平均利回り13%で運用できた場合

投資元本:900万円
運用益:1848.6万円
運用成果:2748.6万円

さらに、運用を続けながら、均等に取り崩す場合をシミュレーションします。

20年間で取り崩す場合:32.2万円(1ヶ月あたり)
30年間で取り崩す場合:30.4万円(1ヶ月あたり)

50代以降の運用目的が老後資金であるならば、運用成果をいつか取り崩すことになります。非課税運用期間が無期限となったことで、運用を続けながら取り崩せば、毎月30万円づつ取り崩しても、資産は20年、30年先までもちます。

たとえば、55歳の人が月々5万円を15年運用して、70歳から月30万円を取り崩しても100歳まで資産が底をつくことはないという計算です。

50代以降の人にとっても積立投資は活用できます。

参考: 金融庁資産運用シミュレーションアセットマネジメントOne 資産運用かんたんシミュレーション

 

配当だけでなくNISA成長投資枠を活用した個別株も気になるけれど、3,900以上ある上場会社の中から、「どの銘柄を購入すれば良いか全くわからない」という方には、投資顧問の利用をおすすめします。当サイトを運営するライジングブル投資顧問は、株の「売買サポート」を行っております。ライジングブルの売買サポートサービスは、3ヶ月9,000円で買い推奨だけではなく、売却、銘柄入替するところまで、リスク管理をしながらサポートします。

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・これから株をはじめる方
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18年の歴史と延べ3万人以上サポートしてきた実績で、少額資金ではじめても成功できるよう株の売買をサポートします。

他のiFreeシリーズ

大和アセットマネジメントのiFreeシリーズには他にも様々な商品があります。

S&P500インデックス
米国を代表する株価指数であるS&P500の動きに連動を目指すファンドです。

 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
日経平均トータルリターン・インデックスの動きに連動を目指すファンドです。

 iFree 8資産バランス
iFree8資産バランスは、国内債券、先進国債券、新興国債券、海外リート、国内リート、新興国株式、先進国株式、国内株式の8つの資産クラスに均等に分散投資をしています

 

まとめ

iFree日経225インデックスは、日本を代表する225銘柄に投資をするファンドです。

今後、日経平均株価が成長していけば、連動してiFree日経225インデックスの成長が期待できます。

積立投資は長期的な運用が基本スタイルです。目先の株価の変動に一喜一憂せず、長期目線で構える心持ちが必要です。

NISAの積立投資は若い世代はもちろん、50代以降でも活用価値があります。

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