MAXIS 日経225上場投信とは?投資初心者が知っておくべきポイント

日経225連動投資信託

日経平均株価に連動するように設計されたMAXIS日経225上場投信は、三菱UFJアセットマネジメントが運用するETF(上場投資信託)です。

日経平均株価のは、日本経済新聞社が選定した日本の代表的な企業225社の銘柄をもとに計算されているため、日経225とも呼ばれています。

今回は、MAXIS日経225上場投信の特徴や購入方法を紹介します。

日経平均株価は、投資初心者にもなじみのある株価指数ですので、当記事を参考に投資をはじめる手助けになれば幸いです。

MAXIS日経225上場投信の特徴は

東京証券取引所のイメージ

三菱UFJアセットマネジメントは、日本最大の資産運用会社で、eMAXI Slimシリーズなどの投資信託を取り扱っていることで有名です。

新NISAの開始とともに、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)全世界株式(オールカントリー)が話題となりました。三菱UFJアセットマネジメントの中でMAXIS日経225上場投信は、上記2品の投資信託とMAXISトピックス上場投信についで、4位の純資産総額です。国内株式への投資であれば魅力的な選択肢となるでしょう。

MAXIS日経225上場投信について次の内容を紹介していきます。

  • MAXIS日経225上場投信のチャートの推移や利回り
  • MAXIS日経225上場投信の組入上位銘柄
  • eMAXIS Slim国内株式(日経平均)との違い

MAXIS日経225上場投信のチャートの推移や利回り

MAXIS日経225上場投信は、日経平均株価に連動するETFですので、日経平均株価と同じ値動きをします。チャートの推移や利回りを確認してみましょう。

【MAXIS日経225上場投信(銘柄コード:1346)月足チャート】

MAXIS日経225上場投信(銘柄コード:1346)週足チャート

長期間低迷していた国内株式ですが、2023年末より上昇しはじめ、2024年には40,000円を超え最高値を記録しています。

MAXIS日経225上場投信のトータルリターンと配当利回り

銘柄コード

1年トータルリターン

3年トータルリターン5年トータルリターン直近配当利回り
134621.77%13.79%15.09%1.78%

※2024年8月Bloombergより

5年間のトータルリターンでも15%越えと好調に推移しています。

MAXIS日経225上場投信の組入上位銘柄

MAXIS日経225上場投信は、日経平均株価と同様に日経225と呼ばれる、日経新聞社が選定した225銘柄で成り立っています。上位組入銘柄を確認していきましょう。

【MAXIS日経225上場投信組入上位銘柄】

順位企業名組入比率
1ファーストリテイリング10.83%
2東京エレクトロン7.04%
3アドバンテスト4.22%
4ソフトバンクグループ4.15%
5信越化学工業2.71%
6KDDI2.46%
7TDK2.42%
8リクルートホールディングス2.27%
9テルモ1.90%
10ファナック1.77%

※2024年8月Bloombergより

日経225は日本の代表的な銘柄を選定しており、定期的に組入銘柄の入れ替えが行われています。株価が高いほど構成比が高くなるため、上位銘柄が指数に与える影響が大きいのが特徴です。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)との違い

MAXIS日経225上場投資と同様に日経平均株価と連動した値動きをするファンドとして、 eMAXIS slim国内株式(日経平均)があります。

MAXIS日経225上場投信は、名前の通り上場している投資信託です。東京証券取引所に上場しているため、市場が開いている時間帯はリアルタイムで取引ができます。

それに対して eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は同じ日経平均株価連動した投資信託ですが、上場していないため、毎日基準価格が決まりその価格で取引します。

さらにNISAで投資をする場合、 eMAXIS Slim国内株式(日経平均)はつみたて投資枠、成長投資枠のどちらでも買付できるのに対し、MAXIS日経225上場投信は成長投資枠のみという違いもあります。

運用に関わる信託報酬については、MAXIS日経225上場投信の場合、0.12%。eMAXIS Slim国内株式も手数料が非常に低く、0.13%とほぼ同等です。どのように買付するかによって使い分けるのがよいでしょう。

MAXIS日経225上場投信に向いている人

MAXIS日経225上場投資の投資に向いているのはどのような人でしょうか?次にあてまはる方は投資を検討してみましょう。

  • 投資に回せる金額が大きい人
  • 為替の変動リスクを考えたくない人

それぞれ紹介していきます。

投資に回せる金額が大きい人

MAXIS日経225上場投資は日経平均株価に連動するため、直近の1株当たりの価格は約40,000(2024年8月現在)。ETFは売買単位が1株のため、買い付けるのに約40,000円の費用が必要です。

まとめてある程度の金額を投資できる方や、毎月40,000円以上投資できる方に向いた商品といえます。

投資はあくまですぐに必要でない余剰資金を長期で運用することで大きな利益につながります。無理のない中での運用を心掛けましょう。

為替の変動リスクを考えたくない人

MAXIS日経225上場投信は国内株式への投資のため、為替変動リスクがありません。現在NISAで人気のオールカントリーやS&P500は将来的に値上がり益を狙える商品ではありますが、米国での運用となるため、為替変動リスクがあります。

円安がつづけばドル建ての資産は大きく増えますが、円高になればその分目減りします。このような為替変動リスクに不安があるという方は国内株式への投資がおすすめです。

MAXIS日経225上場投信に向いていない人

日本株が上がっているイメージ

逆にMAXISトピックス上場投信に向いていない人どのような方でしょうか?次の項目に当てはまる方はほかの投信も検討しましょう。

  •  毎月少額をコツコツ積み立てたい人
  • 少しリスクを取ってでも資産を増やしたい人

それぞれ紹介していきます。

毎月少額をコツコツ積み立てたい人

MAXIS日経225上場投信を積み立てるには、約40,000円の資金が必要となります。毎月5,000円や10,000円などこつこコツコツ積み立てたい方には、向いていない投信といえます。

毎月定額での積み立てをするのであれば、決まった金額で投資できる投資信託がおすすめです。

先ほど紹介した eMAXIS slim国内株式(日経平均)であれば毎月定額での積み立てが可能です。新NISAのつみたて投資枠も使えるためこちらを選択するとよいでしょう。

少しリスクを取ってでも資産を増やしたい人

今後日経平均株価がさらに上昇するとも考えられますが、過去のパフォーマンスでは、米国などの先進国株式の方が優れています。

今後長期での運用を考えているのであれば、為替変動などのリスクはあるものの、先進国株式も選択肢となります。さらにリスクをとれるのであれば、IT関連に絞ったETFなどを検討してもよいでしょう。

すべてをリスクが高い資産にするのではなく、全体のバランスも大事となるため、ポートフォリオの中でさまざまな分野への投資をするのがおすすめです。

MAXIS日経225とほかのETFを比較

ETFのイメージ

国内株式へ投資するのであれば、日経平均株価に連動したMAXIS日経225上場投信のほかに、TOPIXに連動したファンドもあります。また、海外の分散投資を考えて海外ETFのパフォーマンスも比較してみましょう。

次の3つのファンドについて、トータルリターンと配当利回り、経費率を比較していきます。

  • MAXIS日経225上場投信(銘柄コード1346)
  • MAXIS日経トピックス上場投信(銘柄コード1348)
  • MAXIS日米国株式(S&P500)上場投信(銘柄コード2588)

同じ三菱UFJアセットマネジメントが運用するETF、MAXISシリーズで比較してみましょう。

【週足チャートで比較(騰落率で比較)】
•MAXIS日経225上場投信(銘柄コード1346)、MAXIS日経トピックス上場投信(銘柄コード1348、MAXIS日米国株式(S&P500)上場投信(銘柄コード2588)の比較表

ここ数年のパフォーマンスで見るとS&P500が好調なのがわかります。日経225とトピックスは同じ国内株式なのでほぼ同様な値動きをしています。

 

【トータルリターンと経費率で比較】

銘柄コード1年トータルリターン3年トータルリターン5年トータルリターン直近配当利回り経費率
134621.77%13.79%15.09%1.78%0.12%
134820.43%14.54%14.88%2.34%0.08%
258828.54%19.96%1.01%0.08%

※24年8月 Bloombergより

米国株の高騰が落ち着いてきたこともあり、国内株式との差が徐々に縮まってきています。直近の配当利回りや経費率を考えるとMAXISトピックス上場投信も選択肢となりますね。

MAXIS日経225上場投信に投資する方法

NISA

MAXISトピックス上場投信は、NISA成長投資枠で投資可能なETFです。2024年から新しくなったNISAは、つみたて投資枠で年間120万円、成長投資枠で年間240万円までの投資に対して利益が出ても課税されない仕組みです。

従来であれば、投資の利益については約20%課税されますので、非常にメリットがある制度です。

年間の投資枠内の投資であれば、積極的にNISAを活用していきましょう。

NISAでMAXISトピックス上場投信を買うまでの流れを解説していきます。

1.証券会社でNISA口座開設する

ETFを購入するには証券会社で口座開設する必要があります。口座開設時にあわせてNISA口座も開設できますので同時に行いましょう。ただし、NISA口座は一人一つの口座しか持てません。自分にとってメリットがある証券会社で口座開設することが重要です。

現在は、インターネットで口座開設から入金、買付まで可能ですので、ネット証券での口座開設をおすすめします。

おすすめ証券会社

  1. SBI証券
  2. 楽天証券

SBI証券

SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1。取扱商品が非常に多く初心者からベテランまで満足できるラインナップです。また、三井住友カードのクレジット決済であればVポイントが貯まり、貯まったポイントはコンビニなどで利用できるほか、投資に使うことも可能です。

楽天証券

普段から楽天で買い物をしたり、楽天カードを持っていてポイントを貯めたりているという方は、楽天証券がおすすめです。楽天証券の口座があるだけで買い物に対して楽天でのポイント付与率が上がるほか、楽天カード決済での投資であればポイントも貯まります。もちろんポイントでの投資も可能です。

2.NISA成長投資枠で買付する

NISA口座開設が完了したら、実際にETFを買付します。MAXIS日経225上場投信は、NISA成長投資枠内での買付となります。

買付には現金が必要ですので、証券口座に買付する分の金額を入金します。クレジットカード決済であれば入金の必要はなくポイントも貯まりますので、クレジットでの買付をおすすめします。

ETFは東京証券取引所があいている時間帯であればリアルタイムで買付ができますが、仕事中などで買付できない場合は、事前に予約をすることも可能です。

買付はその時点の価格で買う「成行」や事前に買付価格を指定してその価格になったら買う「指値」があります。株価が下がることを予想して、下がった時点で買付できれば、将来上がったタイミングで利益につながります。ただし初心者が相場を読むのは難しいため、毎月日にちを決めて買付するといった方法で機械的に買付するのがおすすめです。

株の売買は思っていたよりも難しい、とくに売る時に迷ってしまって売れないことが多いという方が多くいらっしゃいます。利益を確保するのは大事ですが時には損切も必要になり、これができないと株で資産形成は難しくなります。しかし自分ではできないという方には、投資顧問の利用をおすすめします。当サイトを運営するライジングブル投資顧問は、株の「売買サポート」を行っております。ライジングブルの売買サポートサービスは、3ヶ月9,000円で買い推奨だけではなく、売却、銘柄入替するところまで、リスク管理をしながらサポートします。

個人の方には難しい売り推奨のアドバイス実績も豊富にあり、

・これから株をはじめる方
・株をやっているが資産が一向に増えない方
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・損切ができない方
には、ライジングブルの売買サポートをおすすめします。

18年の歴史と3万人以上サポートしてきた実績で、少額資金ではじめても成功できるよう株の売買をサポートします

まとめ

株式投資で資金が増えるイメージ

MAXISトピックス上場投信は、日本最大手の試算運用会社三菱UFJアセットマネジメントが運用する上場投資信託(ETF)です。日経平均株価に連動した値動きをする商品ですので、投資初心者にとっても、値動きを追いやすい商品ですね。

MAXISトピックス上場投信は、2024年からはじまったNISA成長投資枠での購入が可能なため、税金を払わないですむNISAを積極的に活用して買付をしてみましょう。

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