初心者必見!NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信の魅力

日経225連動型上場投信のイメージ

テレビのニュースで紹介される日経平均株価とは、日本経済新聞社が選定した225銘柄で構成される株式の平均を取ったものです。バブル崩壊後長期間低迷していた国内株式が、2024年に40,000円を超え最高値を更新しました。

今回は、最近注目度が上がっている国内株式に連動したETF、NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信「NF日経225」を紹介します。

日経平均株価やETFについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信の特徴は

東京証券取引所のイメージ

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信は、日経平均株価に連動した成績を目指すETF(上場投資信託)です。

国内大手の投資信託取り扱い会社、野村アセットマネジメントが運用・管理しているETFで、証券会社などで購入できます。

略称では「NF日経225」で東京証券取引所では「1321」の銘柄コードで上場しています。

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「NF日経225」のチャートの推移や利回りを確認

NF日経225は、日経平均株価に連動するETFですので、日経平均株価と同じ値動きをします。チャートの推移や利回りを確認してみましょう。

NF日経225週足チャート

NF日経225週足チャート

低迷していた日本株ですが、2024年では、最高値を更新しています。

 

NF日経225のトータルリターンと配当利回り

銘柄コード1年トータルリターン3年トータルリターン5年トータルリターン直近配当利回り
132130.28%16.20%16.06%1.43%

 ※24年7月Bloombergより

2023年から2024年にかけて価格が大きく上昇したため、1年のトータルリターンは30.28%と大きく伸長しています。過去5年間で見ても16%超えと好調に推移しています。

「NF日経225」の上位銘柄をチェックしよう

日経225は日経平均株価の略称で、日経新聞社が東京証券取引所プライム市場の上位銘柄から選定した225銘柄で構成される平均株価指数です。

上位銘柄を確認していきましょう。

NF日経225上位銘柄

順位企業名組入比率
1ファーストリテイリング10.7%
2東京エレクトロン7.5%
3

アドバンテスト   

4.2%
4ソフトバンクグループ3.5%
5KDDI    2.6.%
6信越化学工業2.6%
7ダイキン工業2.1%
8TDK2.0%
9ファナック1.8%
10テルモ1.8%

※2024年3月野村アセットマネジメントより

ファーストリテイリングが10%以上の構成比を占めるのが特徴です。そのほかでは電気・機械関連の銘柄が高い構成比となっています。

インデックスファンドとは

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信は、インデックスファンドと呼ばれる商品です。インデックスファンドとは、株式市場を代表する株価指数(インデックス)に連動するように運用しているファンドです。

日本国内では、日経平均株価やTOPIXに連動した投資信託やETFが多数あります。海外では、米国の代表的な株価指数S&P500に連動したインデックスファンドが有名です

インデックスファンドは株価指数に連動し市場同等の成績を目指すため、低コストで運用できるのが特徴です。これに対しアクティブファンドは市場以上の運用成績を目指すファンドのため、手数料が高く設定されています。

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日経平均株価とTOPIXの違いは

日経225は日経平均株価のことを表します。同様の株価指数にTOPIXがあり、両方とも日本国内の株価指数を表します。違いはどこにあるのでしょうか? 

日経平均は日経新聞が選定した東証プライムに上場している株式225銘柄から出した指数ですが、TOPIXは、東証プライムに上場している株式の加重平均から算出した指数です。 

そのため、日経平均株価は上位銘柄の影響が大きいといった特徴があります。

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NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信のメリットは

日経平均が上場のイメージ

NF日経225に投資するメリットがいくつかありますが、大きくは以下の2点です。 

  • 株価の情報を取りやすい  
  • 為替の影響を受けない 

それぞれ解説していきます。

株価の情報を取りやすい

NF日経225は、日経平均株価と同じ値動きをするように設定されたETFです。日経平均株価は、毎日のニュースや新聞、ネット記事などいたるところで価格を確認できます。

24年については、過去最高値を更新しており、価格が上がるたびにニュースになります。普段の生活の中でも、株価の情報が取りやすい銘柄です。含まれている上位銘柄も日本を代表する企業となりますので、株価の動きがあればすぐに話題になるでしょう。

株への投資はいかに情報を取るかが大切です。特に投資初心者にとっては、取り組みやすいETFといえます。

為替の影響を受けない

NF日経225は、日本円で日本国内に投資するETFですので、為替の影響を基本的には受けません。S&P500に連動したETFの場合、現在の円安では非常に有利ですが、円高にふれると株価が下がっていなくても含み損を抱えてしまう可能性があります。

その点国内株式であれば、企業業績が為替の影響を受けることがあるものの為替の影響で含み損を抱えることはありません。為替の変更を気にせず投資できるのはメリットといえるでしょう。

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信のデメリット

日経平均は下降するイメージ

NF日経225のメリットを紹介してきましたが、同時にデメリットもあります。主なデメリットは以下の2点です。

  • 上位銘柄の影響を受けやすい  
  • 少額から購入できない

それぞれ解説していきます。

上位銘柄の影響を受けやすい

NF日経225は、東証プライムに上場している銘柄のうち225銘柄の平均を取った指数に連動しています。同じような指数にTOPIXがありますが、こちらは東証プライムに上場している株式の加重平均から試算しており、銘柄数は2,100以上あります。

このようなことから、日経225は上位銘柄の影響を受けやすく、1位のファーストリテイリングは10%以上の構成比を占めています。上位10銘柄では全体の40%近くの構成比となっており、上位銘柄次第で株価に影響がでるデメリットがあります。

ただし、日経225は定期的に銘柄の入れ替えを行なっており、さまざまな分野(セクター)のバランスも考慮しているため、あまり神経質になる必要はないでしょう。

少額から購入できない

特に2024年は、日経平均株価が最高値を更新し、40,000円を超える状況です。NF日経225も、2024年7月現在で、42,000を超える価格となりました。ETFの場合、購入は1株単位となるため、NF日経225を買うには40,000円以上を用意しなければなりません。

どうしても少額から日経225に投資したい場合は、日経225に連動した投資信託も多数販売されているため、そちらを確認してみるのもよいでしょう。

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信とほかのETFを比較

他の株との比較にイメージ

NF日経225のほかにもETFにはさまざまな指数に連動したものがあります。国内株式でいえばTOPIX、海外株式でいえば全米の株式指数のS&P500に連動したETFがメジャーな商品です。

海外ETFは、為替の影響を受けるなどのデメリットがありますが、手数料が安いといったメリットもあります。

NF日経225とほかのETFを比較してみましょう。同じ野村アセットマネジメントが運用するNEXT FUNDSシリーズで比較します。

  • 【銘柄コード:1306】NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
  • 【銘柄コード:2633】NEXT FUNDS S&P500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信

為替ヘッジなしとは為替の影響をそのまま受けるもので、為替ヘッジありの場合、為替の影響を軽減できますが、その分コストがかかるのがデメリットです。今回は、為替ヘッジなしの商品で比較します。

週足チャートで比較

【銘柄コード:1321、1306、2633】の比較のチャート

チャートで見ると、【2633】S&P500指数が若干上回っている状況ですが、国内株式も好調なため大きな差はない状況ですね。

トータルリターンと経費率で比較

銘柄コード1年トータルリターン3年トータルリターン5年トータルリターン

直近配当利回り

経費率(税込信託報酬)
132130.28%16.20%16.06%1.43%0.111%
130631.17%17.35%15.57%1.91% 0.077%
263343.35%0.82%0.066%

※24年7月 Bloombergより

S&P500指数連動型上場投信については、21年3月からの販売のため、3年、5年の実績がない状況です。

S&P500の場合、為替の影響を受けますが、経費率が低く現状のトータルリターンでは、国内株式を上回っています。

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信に投資する方法

NISAの活用法のイメージ

NF 日経225は、2024年から始まった新NISA成長投資枠での投資が可能です。NISAは、投資で得られた利益に対して本来約20%の税金がかかるところが免除される制度ですので、必ず利用しましょう。

1.証券会社でNISA口座開設をする

新NISAには、積立投資枠と成長投資枠の2種類の投資枠があります。積立投資枠が年間120万円まで、成長投資枠は240万円まで、合計で年間360万円投資ができます。この投資枠の中で投資した分については、利益が出ても非課税となる仕組みです。

NISAで投資を行うには、証券会社で口座開設するとともにNISAの口座開設をします。現在はSBI証券や楽天証券などのネット証券で手軽に口座開設でき、手数料などもかからずポイントも貯まるので、ネット証券で口座開設することをおすすめします。

パソコンやスマホからネット証券口座にアクセスして、住所など個人情報を登録、免許証などの身分証明書画像をアップすればすぐに口座開設ができます。

2.NISA成長投資枠で買付する

NF日経225は、成長投資枠での買付のみとなります。口座開設が完了したら投資資金を入金します。SBI証券であれば三井住友カード、楽天証券であれば楽天カードでの買付もでき、この場合ポイントがつきますので、入金しなくてもカードでの買付がおすすめです。

ETFについては、リアルタイムで買付ができますので、相場が下がったタイミングで買付することもできます。しかし、投資初心者の場合は毎月の買付数量を決めておいて、自動的に買付するように設定するのがよいでしょう。

こうすることで、価格が高いときだけでなく、低いときにも買付できるためリスク分散ができます。

まとめ

円が強いイメージ

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信は、日経平均株価と同じ動きをするように設定されたETFです。略称としては、「NF日経225」とも呼ばれています。

日経平均株価は、毎日のニュースや新聞などでも必ず紹介される株価指数ですので、初めてETFを買うという方にもおすすめの商品です。ただし、1株あたりの金額が高額となっていますので、毎月少しずつ積み立てたいという方については、日経225に連動した投資信託もありますのでそちらも検討するとよいでしょう。

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