楽天証券のつみたてNISAの始め方!お得に活用する5つのコツを紹介

つみたてNISAの口座を開設するイメージ

2024年からスタートした新NISAは、年間の投資枠が最大360万円に拡大し、これまでのつみたてNISAより効率的に資産運用ができる制度になりました。

楽天証券は大手証券会社の中で、NISA口座の利用者数が最も多い証券会社です。

商品ラインナップが充実しているほか、100円からNISAに挑戦できるので、投資初心者でも資産運用を始めやすいです。

しかし、初めてNISAに挑戦する方のなかには「間違った操作で損をするのが怖い」といった不安を感じる方もいるでしょう。

この記事では、楽天証券でNISAを始める方法をわかりやすく解説します。

NISAで楽天ポイントを貯めるコツも紹介するので、楽天証券を活用してお得に資産運用をするために、ぜひ最後までご覧ください。

楽天証券でつみたてNISAの口座を開設する方法

つみたてNISAの口座を開設するイメージ

楽天証券でNISAを始めるために、以下の手順で証券口座を開設します。

  1.  本人確認書類とスマホを用意する
  2. 本人確認書類を提出する
  3. 総合口座とNISA口座を同時に申し込みする
  4. 初期設定をする

楽天証券はスマホアプリ「iSPEED」を提供していますが、初期設定やNISAの設定などができません。

本章では、スマホを使ってWebサイトから登録する手順を解説します。

1.本人確認書類とスマホを用意する

 

楽天証券の口座開設には、以下の2つが必要です。

  •  本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  •  スマホ

証券口座を作るときに本人確認が必要で、スマホで書類を撮影してアップロードします。

運転免許証でも本人確認ができますが、同時にマイナンバーを登録できる「マイナンバーカード」がおすすめです。

住民票の写しなどの書類だけでも本人確認ができますが、5営業日程度かかります。

早く資産運用を始めるために、最短で翌営業日に本人確認が完了する「スマホで本人確認」を利用しましょう。

2.本人確認書類を提出する

 

こちらから楽天証券の公式サイトにアクセスし、楽天会員であるかを選択しましょう。

すでに楽天会員であれば、証券口座の情報入力を一部省けます。

今回は「楽天会員ではない方」を選択したときの手順を解説します。

楽天証券口座開設手順の説明

メール認証のため、画面にメールアドレスを入力して「同意のうえ、送信する」をタップしてください。

楽天証券口座開設メール送信

楽天証券からメールが届くので、記載されているURLをタップして次に進みます。

楽天証券口座開設メール返信

続いて、国籍と提出する本人確認書類を選択して「次へ(本人確認へ)」をタップしましょう。

楽天証券口座開設ホ人確認書類

本人確認書類をスマホで撮影し、画面下部の「本人確認資料の確定」をタップしてください。

楽天証券口座開設 本陣確認書類アップロード

このとき、スマホで顔認証を求められる場合があります。

書類のみの提出だと5営業日ほどかかりますが、スマホで顔認証を行うと最短で翌営業日に本人確認が完了します。

3.総合口座とNISA口座を同時に申し込みする

 

証券口座の申し込みを行います。

名前や住所など、必要な情報を入力しましょう。

特定口座の納税方法は、利益にかかる税金を楽天証券が自動で納めてくれる「特定口座開設 源泉徴収あり」を選ぶと納税の手間がかかりません。

楽天証券口座開設特定口座の開設

次に、NISA口座の「開設する」をタップして「初めて開設する」を選びます。

ほかの会社でNISA口座を持っているときは「他社から乗り換える」を選び、こちらの章を参考にして楽天証券に乗り換えましょう。

楽天証券口座開設 NISA口座の開設

各種サービスへの申し込みを選択したら、画面最下部の「内容確認へ」をタップします。

楽天証券口座開設 楽天FX口座の申し込み

登録内容を確認し、申し込みを行いましょう。以上で、楽天証券の口座申し込みは完了です。

審査完了後、最短で翌営業日に「ログインID」と「初期パスワード」がメールで届きます。

4.初期設定をする

 

楽天証券で取引を始める前に、必要な初期設定を行います。メールに記載されているログインIDで、楽天証券にログインしましょう。

楽天証券総合口座ログイン

続いて、以下の項目を設定していきます。

  • ログインパスワード(変更)
  • 暗証番号
  • 勤務先情報
  • 国籍
  • マイナンバー など

初期設定は5分程度で完了するので、ログインIDが届いたら早めに設定を行いましょう。

楽天証券のつみたてNISAの始め方

NISAのイメージ

楽天証券の口座を開設したら、以下の手順でNISAを始めていきましょう。

  1. 買う銘柄を選ぶ
  2. 積立設定を行う
  3. 入金方法を設定する

NISAには、金融庁に選ばれた投資信託が買える「つみたて投資枠」と、上場株式などが買える「成長投資枠」の2種類があります。

本章では、より長期の資産運用に向いている「つみたて投資枠」での始め方を解説します。

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新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違いは?投資顧問がおすすめの銘柄を紹介

1.買う銘柄を選ぶ

 

NISAで買う銘柄を選びます。

楽天証券にログインしたら、画面左上のメニューをタップし「NISA」を選択しましょう。

楽天証券口座ログイン後のマイメニュー

画面が変わり、左上の「探す」から「つみたて投資枠のファンド一覧」に進みます。

買う銘柄が決まっているときは、検索窓に「ファンド名」を入力するとスムーズに見つかるでしょう。

楽天証券口座 商品を探す

今回は、多くの投資家が買っている「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選びます。

楽天証券口座 NISA画面

商品に間違いがなければ、画面右下の「積立設定」をタップしましょう。

関連記事
「なぜオルカンが投資家から選ばれる?」オールカントリ―投資のすすめについて株アドバイザーが解説

2.積立設定を行う

 

続いて、積立設定をします。

毎月の積立金額を入力して「次へ」をタップしましょう。「積立頻度を変更する」をタップすると、積立頻度を「毎日」に変えられます。

ただし、毎日積立はポイントが貯まるお得な決済方法に対応していないので、毎月積立の方がおすすめです。

楽天証券口座 積立金額を決めましょう

分配金コースは「再投資型」を選び、次に進みましょう。

「受取型」は分配金を現金で受け取れますが、分配金を積立に回す「再投資型」の方が長期的に資産を増やせます。

楽天証券口座 分配金コースを選択する画面

商品内容が書かれた「目論見書」を確認して「同意して次へ」をタップしてください。

楽天証券口座 目論見書をご確認くださいの画面

3.入金方法を設定する

 

最後に、引き落とし(入金)方法を設定します。主に、以下の4つから選びましょう。

  • 楽天キャッシュ
  • 楽天カード
  • 証券口座
  • 金融機関 など

なかでも楽天ポイントが貯まる「楽天キャッシュ」か「楽天カード」での引き落としがおすすめです。

詳しくはこちらの章でも解説しています。

楽天証券口座 引き落とし方法の画面

引き落とし方法を選択したら、積立日を設定して次に進みましょう。

楽天証券 つみたてNISA積立日を設定する画面

表示された注文内容を確認し、ポイントの利用を設定します。

ポイントで投資をするときは「利用する」をタップして、使うポイントの上限を設定してください。

楽天証券口座 ポイント利用の設定の画面

最後に、暗証番号を入力して「設定する」をタップしましょう。

楽天証券口座 暗証番号設定の画面

以上で、楽天証券のNISA設定は完了です。

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【投資初心者向け】NISAを始めるタイミングで一番いいのはいつ?を徹底解説

楽天証券のつみたてNISAをお得に活用する5つのコツ

つみたてNISAのコツのイメージ

楽天証券でNISAをお得に活用するコツは、以下の5つです。

  • 楽天カード決済でポイントを貯める
  • 楽天キャッシュでポイントを貯める
  • ハッピープログラムでポイントを貯める
  • 投信残高ポイントプログラムに参加する
  • 配当金が非課税になる「株式数比例配分方式」を選ぶ

NISAでも楽天ポイントが貯まるので、老後の資産を作りながら、普段の生活でおしゃれなランチや旅行などのちょっとした贅沢も楽しめます。

楽天カード決済でポイントを貯める

 

楽天カードでNISAの積立設定をすると、決済額に応じて0.5〜1%のポイントが貯まります。

たとえば月3万円を積み立てると、年間でもらえるポイントは最大3,600ポイントです。

設定方法はこちらの章でも解説したとおり、入金方法の設定画面で「クレジットカード」を選択するだけです。

楽天証券口座 楽天カード決済設定の画面

カードを変更するときは「設定中のカードを変更する」をタップします。

楽天証券口座 楽天カード決済カードを変更する設定の画面

新たなカードの情報を入力して「登録する」をタップすれば完了です。

楽天証券口座 楽天カード決済のカードを変更設定の画面

楽天キャッシュでポイントを貯める

 

楽天キャッシュとは、クレジットカードや銀行口座からチャージして使う電子マネーです。

楽天キャッシュでNISAの積立設定をすると、買った金額の0.5%のポイントが貯まります。

さらにチャージ方法を楽天カードに設定すれば、もらえるポイントは最大1.5%です。

月3万円を積み立てれば、年間最大5,400ポイントがもらえます。

設定方法はこちらの章でも解説したとおり、引き落とし方法で「楽天キャッシュ」を選ぶだけです。

楽天証券口座 楽天キャッシュの設定の画面

 

初回のみ設定が必要なので、以下の手順で行いましょう。

  1. 引き落としの設定で「楽天キャッシュ」を選択
  2. 楽天Edyのサイトでログイン
  3. チャージ方法を「楽天カード」に設定
  4. セキュリティコードを入力
  5. オートチャージ(自動チャージ)を積立額以上に設定

以上で、楽天キャッシュでの積立設定は完了です。

ハッピープログラムでポイントを貯める

 

ハッピープログラムとは、株式を買ったり、投資信託を持っていたりすると楽天ポイントがもらえるキャンペーンです。

NISAで買った投資信託の残高が、下表にある一定のラインを初めて超えたときにポイントがもらえます。

月末残高

獲得ポイント

10万円 

10ポイント
30万円30ポイント
50万円50ポイント
100〜500万円(100万円ごと)100ポイントずつ
1,000〜2,000万円(500万円ごと)500ポイントずつ

参考:楽天証券|資産形成ポイント(ハッピープログラム)

設定方法は、以下のとおりです。

  1. 楽天銀行の口座を開設し、ログインする
  2. マネーブリッジ(楽天証券と楽天銀行のひも付け)設定をする
  3. ハッピープログラムにエントリーする

できるだけ多くのポイントを貯めるために、ハッピープログラムを活用して資産運用を続けましょう。

投信残高ポイントプログラムに参加する

 

投信残高ポイントプログラムとは、楽天が提供する投資信託を持っていると、毎年ポイントがもらえるキャンペーンです。

対象となる投資信託の保有残高に応じて、最大で年率0.053%のポイントがもらえます。

対象のファンドは、以下の6つです。

ファンドポイント付与率(年率)
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.017%

楽天・S&P500インデックス・ファンド

0.028%

楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド

0.033%

楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド

 0.05%

楽天・SOXインデックス・ファンド

0.05%
楽天・日経225インデックス・ファンド0.053%

参考:楽天証券|投信残高ポイントプログラム

上記のファンドは、銘柄選びで「楽天」と入力すればスムーズに見つかります。

もらえるポイントは少ないですが、長く運用すれば徐々にポイントも増えやすくなるので、銘柄選びの参考にしてみてください。

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配当金が非課税になる「株式数比例配分方式」を選ぶ

 

NISAで株式を買うときは、配当金を非課税で受け取れる「株式数比例配分方式」に設定しましょう。

配当金の受取方法は3種類ありますが、ほかを選択するとNISA口座でも配当金に税金がかかります。

NISAの非課税メリットを最大限にするため、設定されている配当金の受取方法を確認してみてください。

受取方法の確認はスマホ用サイトではなく、こちらからPCサイトのままで行います。

右上の「マイメニュー」から、お客様情報の「国内株式」をタップします。

楽天証券マイメニュー

画面を下にスクロールして「配当金受取方法」を確認しましょう。

「国内株式配当金受取方法」以外が設定されていれば、変更をおすすめします。

楽天証券「配当金受取方法」を確認する

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新NISA向け【成長投資枠】配当利回り4%超!アナリストおすすめ高配当株10選

ほかの会社でつみたてNISAをしていたら楽天証券を使えない

ほかの会社でつみたてNISAをしていたら楽天証券を使えない

NISA口座を作れるのは、1人につき1口座のみです。

ほかの証券会社でNISAをしていると、楽天証券でNISA口座を作れません。

楽天証券でNISAを始めるためには、ほかの証券会社からの乗り換えが必要です。

たとえばSBI証券から楽天証券に乗り換える手順は、以下のとおりです。

  1.  SBI証券でNISA口座の変更手続きをして「勘定廃止通知書」を受け取る
  2. 楽天証券のNISAページにログインし、乗り換え手続きを行って「NISA口座申込書」と「マイナンバー通知届出書」を受け取る
  3. 上記3つの書類(マイナンバーを登録していれば通知届出書は不要)を、楽天証券に郵送する

税務署での審査が終わり、1〜2週間程度で乗り換えが完了します。

また、乗り換え手続きができる期間は「10月から翌年の9月末まで」です。

注意点として、今年すでにNISA口座で積立をしていれば、楽天証券への乗り換えは来年まで待つ必要があります。

スムーズに乗り換えられるよう、楽天証券の口座を開設して準備しておきましょう。

関連記事
NISA口座変更の基本的な手順大公開!つみたてNISAは移管できる?

楽天証券で2,000円分のボーナスがもらえるキャンペーン

:楽天証券で2,000円分のボーナスがもらえるキャンペーンのイメージ

楽天証券の口座を新たに開設すると、取引に使える2,000円分のボーナスがもらえます。※2024年6月時点

もらったボーナスは、NISA口座でも利用可能です。

こちらのキャンペーンサイトでクイズに挑戦し、2,000円分のボーナスを受け取ってNISAを始めましょう。

ほかにも開催中のキャンペーンがあるので、こちらの公式サイトでチェックしてみてください。

まとめ

NISAの楽天証券口座を作ろう

2024年からつみたてNISAは「新NISA」に生まれ変わり、最大1,800万円を非課税で運用できる制度になりました。 

楽天証券は総合口座とNISA口座を同時に作れるので、まだ投資をしたことがない方でも、少ない手続きで資産運用を始められます。

さらに、ハッピープログラムなどのキャンペーンを活用すれば、貯まった楽天ポイントで趣味やちょっと豪華なランチなども楽しめるでしょう。

また楽天証券でのNISAデビューをきっかけに、少しずつお金について学んでいくと、より効率良く資産を増やせるようになります。

楽天証券のNISAをうまく活用し、老後に備えた資産運用にチャレンジしてみてください。

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