
2024年から始まった新NISAはこれまでのNISAとは異なり、最大1,800万円を非課税で運用できる制度です。
NISA制度をうまく利用すれば、投資初心者でも資産形成がしやすいというメリットがあります。
特にSBI証券のつみたてNISAは、スマホひとつで簡単に始められ、月額100円の少額から投資を始められるのが魅力です。
しかし、投資をしたことがない方は「何から始めればいいのか」や「自分でもできるだろうか」という不安を感じやすいでしょう。
この記事では、SBI証券で新NISAを始める方法をわかりやすく解説します。
お得に資産を運用する設定方法も紹介するので、この記事を読めばSBI証券を活用して効率的に資産を増やせます。
老後のお金の不安を減らしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SBI証券でつみたてNISAの口座を開設する方法
SBI証券でNISAを始めるには、以下の手順で証券口座を作る必要があります。
- 本人確認書類とスマホを用意する
- メールアドレスを登録する
- 基本情報を入力して「新NISA」を申し込む
- 本人確認書類を提出する
それぞれ解説します。
1.本人確認書類とスマホを用意する
SBI証券の口座開設には、以下の2つが必要です。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- スマホ
本人確認が必要で、書類をスマホで撮影してアップロードします。
マイナンバーカードのみで手続きができますが、持っていない方は「通知カード」と「運転免許証などの書類」の2つが必要です。
2.メールアドレスを登録する
こちらからSBI証券の公式サイトにアクセスし、メールアドレスを登録しましょう。
SBI証券からメールが届くので、記載されている認証コードを入力して次に進んでください。
3.基本情報を入力して「新NISA」を申し込む
名前や住所など、基本情報を入力します。
口座種別の選択では、利益にかかる税金をSBI証券が自動で収めてくれる「特定口座 源泉徴収あり」を選ぶと納税の手間がかかりません。
続いて、新NISAの申し込みを行います。
「NISAに申し込む(無料)」と「新規で開設する」を選択しましょう。
ほかの会社でNISA口座を持っているときは「他社から乗り換える」を選び、こちらの章を参考にしてSBI証券に乗り換えてください。
各種サービスへの申し込みを選択したら、次に進みます。
4.本人確認書類を提出する
最後に、本人確認を行いましょう。手続き方法は「ネット」と「郵送」の2つから選べます。
早くNISAを始められるように、最短2営業日で手続きが完了する「ネット」での手続きがおすすめです。
ネットでの口座開設を選ぶとログイン情報が表示されるので、こちらからSBI証券にログインし、本人確認の手続きを行ってください。
マイナンバーカードで本人確認を行う場合、スマホで書類を撮影してアップロードします。
続いて、スマホのカメラで自分の顔を認証します。画面の指示に従って、スマホで顔認証を完了させましょう。
(SBI証券公式YouTubeチャンネル『「スマホで撮影!かんたん登録!」での口座開設方法のご紹介(セルフィー+マイナンバーカード)』)
マイナンバーカードを持っていないときは、通知カードや運転免許証など、SBI証券が指定するほかの書類でも本人確認ができます。
以上で、SBI証券の口座開設は完了です。
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つみたてNISAは本当に利益が出てお得なのか?NISAについての基礎から解説
SBI証券のつみたてNISAの始め方|PC・ブラウザ
SBI証券の口座開設が完了したら、以下の手順でNISAの積立設定を行いましょう。
- 買う銘柄を選択する
- 入金方法を設定する
- 積立プランを設定する
NISAには厳選された投資信託が買える「つみたて投資枠」と、個別の株式が買える「成長投資枠」の2種類があります。
本章では、より低リスクで資産運用ができる「つみたて投資枠」を使って解説します。
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新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違いは?投資顧問がおすすめの銘柄を紹介
1.買う銘柄を選択する
NISAで買う銘柄を選びます。
SBI証券にログイン後、画面右上の「NISA」をクリックしましょう。
画面を下に移動して、NISAで買える銘柄からつみたて投資枠の「投資信託」をクリックしてください。
買う銘柄が決まっていれば、画面上部の検索窓に名称を入力して探します。
今回は、多くの投資家に選ばれている銘柄「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選びます。
商品の詳細画面で「積立買付」をクリックしましょう。
2.入金方法を設定する
自動で積み立てる入金方法を設定します。
銀行入金も設定できますが、特にポイントが貯まるクレジットカード積立がおすすめです。
積立の決済方法から「クレジットカード登録はこちら」をクリックしましょう。
続いて「カードを登録する」に進みます。
規定を確認後、取引パスワードを入力して「カード会員認証へ」をクリックしてください。取引パスワードには、ログインパスワードを入力しないようにしましょう。
クレジットカードの登録は、VpassかSMBCにログインして設定を行います。一度設定しておけば、毎月入金の手間がかかりません。
ポイントも貯まってお得なので、画面の指示に従ってクレジットカードを登録しましょう。
3.積立プランを設定する
積立プランを設定します。
預り区分を「NISA(つみたて投資枠)」に設定し、画面に積立内容を入力して次に進みましょう。
商品内容が書かれた「目論見書」を確認し、画面下部の「確認画面へ」をクリックします。
積立内容を確認し、画面下部に取引パスワードを入力してください。
受付完了の画面が表示されたら、クレジットカードでNISAを始める設定は完了です。
SBI証券のつみたてNISAの始め方|スマホアプリ
SBI証券はスマホアプリでもNISAを始められます。手順は以下のとおりです。
- 「SBI証券 かんたん積立アプリ」を起動してログイン
- 入金方法を設定する
- 買う銘柄を選択する
- 積立プランを設定する
順番に解説します。
1.「SBI証券 かんたん積立アプリ」を起動してログイン
スマホで「SBI証券 かんたん積立アプリ」をダウンロードしましょう。iOSとAndroidに対応しているので、こちらからダウンロードしてください。
アプリを起動したらいくつか簡単な質問に答え、ホーム画面に情報を入力してログインしましょう。
2.入金方法を設定する
自動で積み立てる入金方法を設定します。銀行入金も設定できますが、特にポイントが貯まるクレジットカード積立がおすすめです。
クレジットカードの設定は、画面右下の「三本線マーク」をタップして「クレジットカード登録・変更」に進みます。
管理画面に移動したら、クレジットカードを登録します。
登録方法はPCと同じ手順なので、こちらの章を参考にしてみてください。
3.買う銘柄を選択する
入金方法を設定したら、NISAで買う銘柄を選びます。
画面右下の「三本線マーク」をタップして「ファンド検索」に進みましょう。
買う銘柄が決まっていれば、画面左上の「条件を絞る」から名称を入力して探します。
今回は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選びます。
4.積立プランを設定する
積立プランを設定します。
銘柄の詳細画面で「積立買付」をタップしてください。
商品内容が書かれた「目論見書」を確認後、同意にチェックを入れてから次に進みます。
決済方法は「クレジットカード」を選択し、預かり区分は「NISA(つみたて)」を選びましょう。
積立のタイミングや金額を決め、入力できたら取引パスワードを入力します。
取引パスワードには、ログインパスワードを入力しないようにしてください。
内容を確認し、入力ミスがなければ「設定」をタップします。
受付完了の画面が表示されたら、スマホアプリでのNISAの積立設定は完了です。
SBI証券のつみたてNISAをお得に活用する3つの設定
SBI証券のつみたてNISAをお得に活用するために、以下の3つを設定しましょう。
- 貯めたいポイントを設定する
- クレカ積立でポイントを貯める
- 配当金が非課税になる「株式数比例配分方式」を選ぶ
一度設定しておけば、ほったらかしでも効率よく資産運用ができます。
貯めたいポイントを設定する
SBI証券のNISAは、貯めたいポイントを「メインポイント」に設定できます。
ポイントサービス「投信マイレージ」では、NISAなどで買った投資信託の保有金額に応じて、月々ポイントがもらえます。
SBI証券が定めるポイント付与率は、以下のとおりです。
月間保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
通常銘柄 | 0.1% | 0.2% |
SBIプレミアムセレクト銘柄 | 0.15% | 0.25% |
その他の指定銘柄 | ファンドごとに異なる |
参考:SBI証券のポイントサービス
またSBI証券では、貯めたいポイントを以下の5つから選べます。
- Vポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- JALマイル
- PayPayポイント
貯めたポイントは買い物や旅行でも使えるので、メインポイントを設定すれば、資産運用と普段の生活を両立させられるでしょう。
口座開設のときにメインポイントを設定する方法
メインポイントは口座開設と同時に設定できます。
ポイントサービスに申し込み、貯めたいポイントを選べば設定完了です。
口座開設後にメインポイントを設定する方法
メインポイントは口座開設後でも設定できます。
「口座管理」の「お客さま情報 設定・変更」から「ポイント・外部ID連携」を選択して「ポイントサービス詳細はこちら」をクリックしましょう。
最後に「メインポイント設定」で貯めるポイントを登録すれば完了です。
クレカ積立でポイントを貯める
クレジットカードで積立設定をすると、引き落としのタイミングでポイントが貯まります。
特におすすめのカードは、ポイントが貯まりやすい「三井住友カード」です。
買った金額の0.5%〜5.0%のVポイントがもらえるので、毎月3万円の積立で年間最大18,000円分のポイントが貯まります。
クレジットカード積立の設定は、SBI証券の公式サイトやアプリから簡単に行えます。
こちらの章を参考にクレジットカードを設定すれば、ポイントを貯めながら効率よく資産運用ができるでしょう。
配当金が非課税になる「株式数比例配分方式」を選ぶ
NISA口座で株式を買うときは、配当金を非課税で受け取れる「株式数比例配分方式」に設定してください。
受け取り方法は合計3種類あり、ほかの受け取り方法を選択すると、NISA口座でも配当金に税金がかかります。
利益を減らさないために、非課税で配当金を受け取れる設定にしましょう。
受け取り方法は、以下の手順で設定できます。
「口座管理」の「お客様情報 設定・変更」から「お取引関連・口座情報」を選択して「配当金受領サービス」に進みます。
配当金受領サービスで「変更」をクリックし、画面のように「株式数比例配分方式」に変更すれば完了です。
ほかの会社でつみたてNISAをしていたらSBI証券を使えない
NISA口座は、1人につき1口座しか作れません。
ほかの証券会社でNISA口座を持っていれば、SBI証券でNISAを申し込んでも無効になります。
しかし、乗り換え手続きをすれば、SBI証券でNISAを始められます。
たとえば楽天証券からSBI証券に乗り換える手順は、以下のとおりです。
- SBI証券の口座を開設して「非課税口座開設届出書」を受け取る
- 楽天証券でNISA口座の変更手続きをして「勘定廃止通知書」を受け取る
- 上記2点と本人確認書類(マイナンバーカードなど)をSBI証券に郵送する
注意点として、今年に入ってNISA口座で一度でも積立をしていた場合、SBI証券に乗り換えられるのは来年からです。
また乗り換え手続きは「10月から翌年の9月末まで」の期間に行えます。
SBI証券の豊富な商品ラインナップなら新NISAを最大限に活用できるので、スムーズに乗り換えられるようにSBI証券の口座を作って準備しておきましょう。
SBI証券のつみたてNISAに関するキャンペーン
SBI証券では新たにNISAを始める方向けに、キャンペーンを実施することがあります。
実際にSBI証券が過去に実施していた以下のキャンペーンでは、条件達成でポイントや現金がもらえました。
- 最大2,000円がもらえるキャンペーン
- 最大23,500円がもらえるキャンペーン
友達紹介や通貨取引などのキャンペーンを開催することもあるので、こちらから公式サイトを確認してみてください。
つみたてNISAを始める準備はできたけれど、どの株を買っていいか迷って一歩が踏み出せない方が意外と多いのです。「どの銘柄を購入すれば良いか全くわからない」という方には、投資顧問の利用をおすすめします。当サイトを運営するライジングブル投資顧問は、株の「売買サポート」を行っております。ライジングブルの売買サポートサービスは、3ヶ月9,000円で買い推奨だけではなく、売却、銘柄入替するところまで、リスク管理をしながらサポートします。
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18年の歴史と延べ3万人以上サポートしてきた実績で、少額資金ではじめても成功できるよう株の売買をサポートします。
まとめ
2024年につみたてNISAが新しくなり、資産運用を始める方が増えてきています。
新NISAでは最大1,800万円を運用できるほか、非課税期間が無期限になったことで、老後資金を作りやすい制度となりました。
SBI証券は口座開設と同時にNISA口座も作れるので、手間なく資産運用を始められます。
スマホアプリを使えば空き時間に運用状況をチェックできるので、仕事や家庭が忙しい方でも投資の判断がしやすいです。
また配当金を非課税にする設定やポイントを活用すれば、SBI証券で効率良く資産を増やせるでしょう。
資産運用は早く始めるほど有利です。
老後のお金の不安を減らせるよう、SBI証券の新NISAを活用して少しずつお金の知識を身につけていきましょう。
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