
本記事では、プリマハム株式会社(東証プライム:2281)の配当金額や配当時期、配当性向、配当利回りについて解説します。
プリマハムは、ハム・ソーセージや食肉を中心に、加工食品事業や食肉事業を展開している企業です。
2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の配当金は、1株あたり年間80円と予想されています。
プリマハムの株はNISAの成長投資枠でも購入できるので、非課税での運用も可能です。
目次
プリマハムの配当金はいくら|1株あたり年間80円の予想
2026年3月期の予想において、プリマハムの配当金は1株あたり年間80円です。100株あたり年間8,000円がもらえます。
100株分の配当金を受け取るためには、281,000円※の投資額が必要です。※2025年4月6日の終値(1株=2,810円)で計算
過去5年分の配当金の推移を、以下の表にまとめました。
(1株あたり)
| 事業年度 | 中間配当 | 期末配当 | 年間合計額 |
| 2026年3月期 | 40円 | 40円(予想) | 80円(予想) |
| 2025年3月期 | 40円 | 40円 | 80円 |
| 2024年3月期 | 20円 | 45円 | 65円 |
| 2023年3月期 | 20円 | 45円 | 65円 |
| 2022年3月期 | 20円 | 45円 | 65円 |
参照元:プリマハム|決算短信
配当金には20.315%の税金が発生するので、100株を持っている株主に支払われる金額は6,374円です。
【税引後に受け取れる配当金】(80円×100株)×(1−20.315%)=6,374.8円
配当金の税金や節税方法については、こちらの「%配当金に税金はかからない?節税のコツや新NISAで非課税で受け取る方法を解説」の記事を参考にしてみてください。
プリマハムの配当金はいつもらえる|12月上旬と翌6月下旬
プリマハムの配当金は、中間と期末の合計2回にわけて支払われます。配当金の支払い開始時期と権利確定日を、以下の表にまとめました。
| 項目 | 中間配当 | 期末配当 |
| 権利付最終日 | 2025年9月26日(金) | 2026年3月27日(金) |
| 権利確定日 | 2025年9月30日(火) | 2026年3月31日(火) |
| 配当支払予定日 | 2025年12月上旬 | 2026年6月上旬 |
プリマハムの配当金を受け取るには、株主名簿への登録が必要です。
反映に時間がかかるので、配当を受け取るためには、基準日の2営業日前までに株を買いましょう。
ただし、証券会社によって買付日が異なるケースがあるため、できるだけ早めに注文を完了させましょう。
プリマハムの配当利回りと配当性向

2026年3月期において、プリマハムの配当利回りは2.85%、配当性向は50.3%の予想です。
直近5年分の推移については、以下の表をご覧ください。
| 事業年度 | 配当利回り | 配当性向 |
| 2026年3月期(予想) | 2.85% | 50.3% |
| 2025年3月期 | 3.51% | 56.8% |
| 2024年3月期 | 2.82% | 43.6% |
| 2023年3月期 | 3.03% | 72.5% |
| 2022年3月期 | 2.32% | 33.6% |
参照元:みんかぶ|プリマハム株式会社(2281)、%プリマハム株式会社|決算短信
プリマハムの直近5年間の配当利回りは約2〜3%と、日経平均やプライム市場の平均配当利回り(約2%)より高い水準です。
プリマハムは安定的かつ継続的な配当を基本方針とし、配当性向40%以上を目標に掲げています。
直近の配当実績では、配当性向は30〜50%台を中心に推移しています。
自社への成長投資と配当での利益還元を実施するうえで、無理のない範囲だと言えるでしょう。
競合他社との比較
以下の表では、2025年度のプリマハムの配当利回りと配当性向を、競合他社と比較しました。
(2025年3月期の実績)
| 会社名 | 配当利回り | 配当性向 |
| プリマハム株式会社(2281) | 3.51% | 56.8% |
| 日本ハム株式会社(2282) | 2.69% | 51.3% |
| 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社(2296) | 3.65% | 62.8% |
| 丸大食品株式会社(2288) | 2.95% | 22.5% |
参照元:みんかぶ
プリマハムの配当利回りは、競合他社と同水準(2.5〜3.5%)です。
配当性向は56.8%と、丸大食品(22.5%)と比べると高めですが、日本ハムや伊藤ハム米久ホールディングスとは同水準です。
競合他社と同様に、利益とのバランスを取りながら株主還元を続けていることがわかります。
配当性向と配当利回りは、企業を評価するときに使う指標です。
配当利回り
購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けられるかを示す指標です。計算式は次のようになります。
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100
配当性向
税金を差し引いた企業の純粋な利益である当期純利益のうち、配当に回される額を表した割合です。計算式は次のようになります。
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100
目安となる数値や詳しい計算方法については、こちらの記事で解説しています。
関連記事
配当利回りと配当性向とは?違いや計算式、目安となる数値を解説
プリマハムの株主優待|3,000円相当の商品

プリマハムは株主優待を実施しています。優待の詳細を下表にまとめました。
| 優待内容 | 3,000円相当のプリマハム製品 |
| 対象者 | 9月30日時点で、200株以上保有している株主 |
| 発送時期 | 11月下旬予定 |
こちらの記事では、株主優待がもらえるおすすめ銘柄を紹介しているので「配当金生活をしたい」という方は参考にしてみてください。
関連記事
【お得な株主優待】初心者でも購入しやすい人気銘柄5選
プリマハムの業績

2025年3月期(2024年4月1日〜2025年3月31日)を含む、過去5年分の業績を以下の表にまとめました。
(単位:百万円)
| 決算情報 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
| 2025年3月期 | 458,354 | 8,948 | 10,502 | 7,076 |
| 2024年3月期 | 448,429 | 11,820 | 12,884 | 7,489 |
| 2023年3月期 | 430,740 | 9,725 | 10,510 | 4,505 |
| 2022年3月期 | 420,717 | 14,037 | 14,883 | 9,718 |
| 2021年3月期 | 433,572 | 21,475 | 22,411 | 14,165 |
参照元:プリマハム株式会社|決算短信
直近5年間で見ると、プリマハムの売上高は横ばいから緩やかな増収傾向である一方、純利益は下落傾向が続いています。
2024年4月にハム・ソーセージ・加工食品の値上げを実施した結果、2025年3月期の売上高は約4,583億円と前期比2.2%の増収を記録しました。
しかし、円安による原材料価格の上昇やコンビニ向け事業の採算悪化が響き、当期純利益は約70億円と前期比5.5%の減益となりました。
値上げによる収益改善の効果が出ている一方で、コスト上昇を完全にカバーするには至っていません。
原材料費の動向と収益改善の進捗が、今後の配当水準を左右するでしょう。
プリマハムの事業内容

プリマハムのおもな事業内容は、以下の2つです。
- 加工食品事業
- 食肉事業
それぞれ紹介します。
加工食品事業
加工食品事業では、長年培ってきた製造技術と品質管理を強みに、主力商品(ハム・ソーセージ・ハンバーグなど)の製造・販売をしています。
また、全国の製造拠点と物流網を活用し、量販店や業務用向けに安定供給できる体制を整えています。
プリマハムブランドの認知度をいかし、幅広い販路で売上を確保している点も、加工食品事業の強みです。
食肉事業
食肉事業では、国内外の調達ネットワークを活かし、豚肉・牛肉・鶏肉の調達、加工、販売を行っています。
産地との連携による安定調達に加え、国産豚肉の養豚事業を展開しているのが特徴です。
量販店や外食向けに高品質な食肉を継続して供給できる体制を持ち、プリマハムの収益基盤を支える事業となっています。
プリマハムと競合他社の業績比較

プリマハムと競合他社の業績を比較してみましょう。前年度(2025年3月期)の業績は、以下のとおりです。
(百万円)
| 会社名 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
| プリマハム株式会社(2281) | 458,354 | 8,948 | 10,502 | 7,076 |
| 日本ハム株式会社(2282) | 1,370,553 | – | 37,198 | 26,585 |
| 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社(2296) | 988,771 | 19,576 | 20,750 | 13,097 |
| 丸大食品株式会社(2288) | 234,970 | 5,469 | 6,056 | 5,488 |
参照元:%みんかぶ
上記4社の中で、プリマハムの売上・純利益はどちらも3位でした。各社の強みは、以下のとおりです。
- プリマハム:加工食品と食肉の2本柱で、安定した売上を支える事業構造
- 日本ハム:生産から販売まで一貫して手がけ、国内食肉市場で約20%を占める規模
- 伊藤ハム:ハム・ソーセージ部門で国内売上高トップクラス
- 丸大食品:「燻製屋」や「いつも新鮮ロースハム」などのロングセラー商品を所有
事業規模は日本ハムや伊藤ハム米久ホールディングスに劣るものの、プリマハムは加工食品と食肉の2つの事業で収益源が分散されており、特定分野への依存が少ないのが強みです。
収益を安定させたい投資家にとっては、検討しやすい銘柄といえるでしょう。
プリマハムの株価

プリマハムの株価は、2,810円(2026年4月6日終値)です。以下のチャートでは、直近10年間の株価の推移を示しています。

出典:Yahoo!ファイナンス|プリマハム株式会社【2281】
2016年ごろ、プリマハムの株は1,500円前後で取引されていました。
コスト削減やコンビニ向け事業の収益改善、原材料価格の安定を受けた業績予想の上方修正などにより、2017年に株価が4,000円台まで高騰。
しかし、2018年になると主力商品のソーセージやサラダチキンの単価が下落。
加えて、人件費の増加により減益となったことで、株価は2,000円前後まで下落しました。
それでも、2021年3月期には主力商品の販売量を増やし、生産稼働率が上がったことにより連結売上高が過去最高益を記録。
株価は一時3,500円付近まで上昇しました。
その後は下落傾向にあり、2026年4月現在は2,800円前後で取引されています。

初心者がプリマハムに投資する場合、株価の値上がり(キャピタルゲイン)よりも、安定した配当と優待(インカムゲイン)を重視するのが王道です。保有するなら優待がもらえる200株以上での検討がよいでしょう。
また、プリマハムと競合他社の株の値動きについては、以下の表を参考にしてみてください。
| 会社名 | 現在の価格 | 年初来高値 | 年初来安値 |
| プリマハム株式会社(2281) | 2,810円 (以下26/4/6終値) | 2,929円(26/1/20) | 2,610円(26/3/23) |
| 日本ハム株式会社(2282) | 7,323円 | 7,420円(26/4/3) | 6,520円(26/3/12) |
| 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社(2296) | 5,840円 | 6,480円(26/2/27) | 5,600円(26/1/5) |
| 丸大食品株式会社(2288) | 2,438円 | 2,451円(26/2/25) | 2,140円(26/3/9) |
参照元:Yahoo!ファイナンス|日本株
プリマハムの自己株式取得|実施なし

2025年3月期において、プリマハムは自己株式取得を実施していません。
一方で、プリマハムは安定した配当を重視しており、連結配当性向40%以上を目標としています。
今後も配当金を中心とした株主還元を続ける可能性が高いでしょう。
まとめ

本記事では、プリマハムの配当金について解説しました。
プリマハムの2026年3月期の配当金は、1株あたり年間80円が予定されています。
100株あたり年間8,000円が支払われますが、実際に振り込まれる金額は税引後の6,374円です。
プリマハムの配当利回りは約3.5%、配当性向は約56%で推移しています。
過去5年間の推移を見ると、プリマハムは売上高こそ安定しているものの、利益はやや下落傾向です。
今後も安定した配当が続くかどうかは、原材料費の上昇分をコスト削減や値上げでどこまでカバーできるかにかかっています。
利益が改善すれば増配の可能性もありますが、投資判断の前に最新の業績を確認しておきましょう。
銘柄選びの参考になれば幸いです。
【ご注意事項】
本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
株式投資には元本割れのリスクがあります。
配当金は企業の業績によって減額・廃止になる場合があります。
投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
記載のデータは2026年4月6日時点のものです。
最新情報は各企業のIR資料等でご確認ください。


コメントComment