
資産運用を始めたいと思っても、SNSなどで流れる「やめとけ」という言葉で不安を抱いている方も多くいるのではないでしょうか。
なぜ資産運用はやめとけといわれるのか。その理由や根拠を調べれば、本当に自分が資産運用をやめておいた方がいいのか判断できます。
むやみに資産運用を恐れるのではなく、失敗する理由や成功する人の特徴を踏まえて判断していきましょう。
目次
なぜ「資産運用をやめとけ」という意見が多いのか?
「資産運用なんてやめとけ」という声はSNSなどで数多く見られます。しかし、その多くは客観的な事実に基づかない感情的な意見である可能性が高いです。なぜそのような意見が広まっているのか、その背景と真実を探っていきましょう。
投資への批判は「失敗体験」から生まれている
投資に否定的な人の多くは、自身や身近な人の失敗体験をもとに意見を述べています。
特に、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックの暴落時期に投資を始めた人の中には、大きな損失を経験した人も少なくありません。
しかし、いずれの場合も焦って資産を売却せずに継続して投資を続けていれば資産は増えていた可能性が高いと考えられます。
一時的な損出を理由に投資を否定するのは根拠として弱いといえます。
「やめとけ」という助言の裏にある本当の理由
投資をやめるべきと主張する人の多くに共通するのは、投資に関する正しい知識や理解の不足です。
例えば、米国の主要株価指数であるS&P500は、短期的にマイナスになっても、継続して上昇しています。分散投資を行い、長期的な視点で資産運用を続けた場合、プラスのリターンを得られる確率は極めて高いといえます。
「やめとけ」と助言する人の中には、短期的な価格変動やニュースの見出しだけを見て、投資全般を危険視する傾向があります。
資産運用初心者が陥りやすい3つの思い込み
投資経験が少ない方は人の意見に左右されたり、自身の思い込みだったりで、客観的な判断ができない場合があります。投資初心者が陥りがちな思い込みについて紹介します。
「自分は損しない」という過度な自信が最大の落とし穴
投資初心者の多くは、自分は他の人より優れた判断ができると思い込む「過度な自信」を持っています。
例えば、株価が上がっているときは自分の判断が正しかったと考え、下がっているときは一時的な不運だと解釈してしまいます。投資経験が浅い人ほど損失を出しやすい傾向があり、その主な原因が「自分は大丈夫」という過信にあることが多く見られます。
成功例だけを見てしまい失敗例に目がいかない
投資を始めようとする人は、成功事例ばかりに目を向ける傾向があります。SNSや投資セミナーで語られる華々しい成功体験に惹かれ、失敗事例や注意点を軽視してしまいます。
投資初心者がいきなり資産を大きく伸ばすのは非常に難しく、経験を積む中で適正な判断ができるようになります。成功事例だけでなく失敗事例にも目を向けるのが重要です。
失敗を過度に恐れ非効率な行動をしてしまう
人は一般的に、利益を得る喜びよりも損失を被る痛みを約2倍強く感じるといわれています。
この心理は「損失回避性」と呼ばれる現象で、同じ金額の利益と損出を比較した際、損出の方がより大きな心理的影響を受けるのです。
投資初心者は必要以上に損失を恐れ、むしろリスクの高い投資行動を取ってしまう傾向にあります。例えば、株価が下がった銘柄を損切りせずに保有し続けたり、逆に利益が出ている銘柄を早々に売却したりする行動が、この考えによって引き起こされています。
投資に向いている人と向いていない人の違い
「投資に向いている・向いていない」という言葉をよく耳にしますが、どのようなタイプの人が投資に向いている、または向いていないのでしょうか。
投資に向いている人、向いていない人それぞれの特徴を紹介します。
投資に向いている人の特徴
投資に向いている人の特徴は以下の3点です。
- 情報収集するのが好きな人
- 長期的な計画を立てられる人
- 目先の利益に一喜一憂しない人
投資を成功させるには、情報収集が欠かせません。投資先の企業の情報を得るだけだなく、NISAやiDeCoなどの仕組みを理解でき、取り扱う証券会社によって手数料が異なるなど投資に有利な情報が得られます。
また、資産運用は長期的な計画が重要です。目先の利益に一喜一憂すると、これからさらに株価が上がる局面で売却してしまったり、高値で買い付けしてしまったりと非効率な投資をしてしまいます。
投資に向いてない人の特徴
逆に投資に向いていない人の特徴は以下の3点です。
- 楽して稼ぎたい人
- 資産運用する資金の余裕がない人
- 絶対に損したくない人
投資で利益を上げるのは簡単ではありません。楽して稼ぎたいと考えていると、簡単に儲かるといった投資詐欺に遭ったり、リスクの高い投資をしたりして最終的に損失を被る可能性が高くなります。
また、現在生活に余裕がなく、投資に回す余剰資金がない場合も投資をするべきではありません。価格の変動がある資産運用はあくまで余剰資金で行うべきです。
絶対に損をしたくないという人も投資には向きません。投資している資産が目減りした際、不安になり焦って売却してしまうなどの非効率な行動をとる可能性があります。
資産運用をやめとけといわれても投資するメリット
資産運用をやめとけという意見にはあまり根拠がないことや、投資をすべきでない人の特徴が理解できたかと思います。ここからは、投資するメリットを紹介します。
将来に備えた資産を準備できる
長期にわたって資産運用すれば、将来のための資産を準備できます。
資産運用は、時間を味方につけることが大切です。長期の運用は複利の恩恵を受けられ、資産を減らすリスクを抑えられます。
老後の資金を自分で用意するためにも投資をして資産を増やす必要があるでしょう。
税制優遇を受けられる
現在は政府も資産運用を後押ししているため、さまざまな税制優遇を用意しています。
NISAは、投資で得られた利益に対して本来かかる約20%の税金が非課税になる制度です。また、iDeCoは60歳まで引き出せない条件はありますが、非課税にプラスして毎月の掛け金が所得控除の対象となります。
資産運用は、運用していない人よりも税制優遇が受けられるメリットがあります。
不労所得を得られる
資産運用をすることで、金融商品によっては配当所得が得られます。また、市場動向によっては大きなリターンを得られる場合もあります。
運用資産が増えれば一定の配当や売却による不労不労所得が得られます。老後仕事を引退した後に、これらの収入があれば日々の不安の多くが解消するはずです
投資の不安を解消!安定した資産運用の始め方
資産運用をやめとけという言葉を聞いて不安になっている投資初心者でも、きちんと投資の基礎知識を理解して始めれば、安定した資産運用が可能です。
投資初心者でも安心してスタートを切れる方法を紹介します。
少額投資から始める
初心者は少額投資からはじめてみましょう。実際に運用してみてからわかることも多いため、勉強しながら少額で良いので運用します。
徐々に金額を増やしていき、損失額が出た場合は、いくら以上の損出であれば許容できるか見極めます。
人それぞれ損出に対しての許容範囲が異なります。投資を続けていれば減ることもあれば増えることもあるため、経験を積めば許容範囲が拡大します。
価格が気になって落ち着かない場合は、自身の許容範囲を超えた投資をしている可能性が高いため、金額の見直しが必要です。
「分散」と「長期投資」でリスクを最小化する
投資先を分散することで、一部が下がっても上がる銘柄もあるため、損出を減らせます。投資先は、国内株式だけでなく海外株式、債券を組み合わせるなど分散させるのが重要です。
また、長期間運用すれば、一時的に下がっても長期的には価格が上がる可能性が高くなります。「分散」と長期投資」でリスクを減らしていきましょう。
迷ったらプロに相談する
資産運用は奥が深いため、わからないことがあればプロに相談するのも選択肢の1つです。
自分で調べてもわからない場合や、投資先の判断に迷った場合は、投資のプロに相談してみましょう。
専門的な知識と長期の経験で適適切なアドバイスがもらえる、ライフスタイルに合わせた提案など幅広い相談ができるメリットがあります。
法律にも精通しているため、自分では気づけなかった提案がされる可能性もあります。
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まとめ
資産運用や投資にはリスクがあるため、やめとけという意見があります。ただし確認してみると客観的な根拠がなく、やめておく理由としては不確かなものも多いのがわかります。
資産運用はしっかり学んで基本に忠実に行えば、資産を減らすリスクを抑えられ、将来の資産を形成できるでしょう。
資産形成をしていきたいがどうしても不安というかたは、自分一人で判断せずにプロに相談することもおすすめします。
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