株初心者必見!「資産形成のスタートラインはいくらから?」を徹底解説

資産形成のスタートラインのイメージ

最近は、女性誌などでもNISAやiDeCoといった税制優遇制度の特集ページが組まれるようになりました。将来が不透明で、社会保険料の値上げや物価上昇などがニュースになっています。今まで以上に資産形成や株式投資を実践する必要があるといえる時代です。

特に女性はライフスタイルの変化によって、働き方や給与水準も変動しやすく、平均寿命も男性より長いため、豊かな生活を送るためには、より資産形成が重要になってきます。以前に比べて、株式投資を行う女性投資家は増えています。

しかし、「実際にどうやって投資を始めたのか?」「何を参考にしていいか?」、「いくらから始めればいいのか?」といった質問に答えてくれる情報は少ないものです。お金の話となると、身近な人に相談するのは難しいもの。そんな悩みから結局資産形成の第一歩が踏み出せない人は多いものです。

今回の記事では、そうした悩みから投資を始められない人向けに、具体的に株初心者が用意すべき資金額などについて解説していきます。

株初心者が用意すべき投資金額の最適な範囲とは?

株初心者が用意すべき投資金額の最適な範囲のイメージ

まず、投資を始めようと考えている株初心者にとって最適な範囲について考えてみましょう。株初心者として、最低どの程度用意すれば良いのか、どの程度用意しておけば安心なのかについて以下詳しく解説します。

1-1.株式投資を始める際の最低投資金額の考え方

結論からいうと、株式投資における最低投資金額は、個人の貯蓄状況や投資目的によって異なります。また、今はネット証券を経由して100円から投資信託を購入できる時代です。数千円あれば、スマホ1台で国内外の株式を購入できるので、大きな資金を用意せずとも投資を始めることができます。

従って、巷では「少額投資から始めましょう」という声が一般的ですが、少額投資にはデメリットがあります。

例えば、株式の売買手数料といった取引コストが投資金額の内訳の中で比率が大きくなってしまいます。スマホ証券は、スマホ1台で簡単に口座開設して1株から株式を購入できるのが魅力です。しかし、LINE 証券で取引する場合、売買手数料が1株でも100株でも5万円未満なら55円かかります。

大和コネクト証券も、5万円未満なら、株数に関わりなく約定代金の0.033%が売買手数料となります。取引コストが株式投資の値上がり益や売却益を圧迫してしまう可能性があるため、注意が必要です。

取引コストを抑えるには、株式はネット証券で単元株分購入すること等で抑えられます。日本株は、基本的に各企業ともに100株が単元株です。単元株を保有すると、株主として株主名簿に載り、その企業の議決権行使ができます。

日本を代表する企業225社の株価平均を日経平均株価(日経225)といいます。現在、日経平均株価は約32,388円(2023年7月7日終値)なので、100株を購入するためには、目安として30万円強が平均として必要です。

まず、株式を購入するハードルは低いが少額投資にはデメリットがあること、一般的な株式の購入金額の目安は把握しておいて損はありません。

1-2.具体的な株初心者が用意すべき投資金額の目安

前提を知った上で、株初心者はいくらから投資を始めれば良いのかを具体的に考えていきましょう。考え方の一つとして、まずは自身の経済状況や将来の目標に合わせて、どのくらいの資金を投資に充てることができるのかを検討してみます。

20代〜30代であれば、いくらくらい余剰資金として目減りしても大丈夫か?といったリスク許容度も考慮できるとなお良いです。具体的な事例として、20代後半で年収400万円の女性のケースを例に紹介します。考え方の基本として、自分で把握できる金額にまで落とし込むことが重要です。

例えば、年収400万円=月収30万円ほどです。

無理のない範囲は人によりけりですが、目安として収入の20%を投資などに回せると生活防衛費用としてまとまった金額になります。収入の20%は、年収400万円であれば月々6万円ほどです。すべてを投資に回す必要はなく、1万円は貯金に回したりすることを考えれば、毎月最大で5万円を投資に充てる、年間60万円の投資が可能であることが分かります。

年間60万円あれば、月々の金額で投資信託を積立購入するもよし、自分が購入したいと思う銘柄を数社購入してみるといった投資の選択肢も出てきます。もし、貯蓄が少ないので毎月の投資額より貯蓄額を抑えたい場合、自分と同じ世代がどの程度貯蓄しているのか?から考えてみる方法があります。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によれば、20代の単身世帯の貯蓄額は平均値が186万円となっています。およそ200万円の貯蓄があれば、いざというときの備えにもなりますね。貯蓄ができるまでは、余剰資金のうち貯蓄に年収の15%、投資に5%を回すとするなら、投資金額は年間で20万円、月々1.6万円ほどになります。

このように具体的に考えることで、自身の状況に合わせたスタート金額を設定できます。ただし、これらの金額は一般的な目安でしかありません。投資にはリスクが伴うので、期待するリターンが得られないこともあります。投資は自己責任なので、自分が許容できる範囲を守ることが投資金額の決定でも重要といえるでしょう。

2.最初の投資金額を決める前に考慮すべきポイント

最初の投資金額を決める前に考慮すべきポイントのイメージ

すでに述べた通り、投資金額を決定するためには、いくつか考慮すべきポイントがあります。個々人によって収入状況やライフステージは異なるので、最初の投資金額は異なって当たり前です。ただ、株初心者が外してはいけない重要なポイントについて詳しく説明します。

2-1. 貯蓄状況とリスク許容度の確認

株初心者に気をつけてもらいたいのは以下のポイントです。

・生活に困らないだけの貯蓄額があるかどうか
・リスク許容度を超える金額を投資していないかどうか

投資をする前に、自分の家計管理ができているかどうかは何よりも重要です。貯蓄もないままに、投資を始めると資産が目減りした時に怖くて続けられずにやめてしまうケースも少なくありません。

投資で利益を出すためには、長期的に資産形成を行う必要があり、途中でやめることがないように計画的に行う必要があります。したがって、投資に充てることができる余裕資金を把握しましょう。

貯蓄額の金額も人それぞれですが、突然仕事を失っても半年間くらい生活ができる蓄えがあれば精神的にも安定して投資を始めることができます。病気になって入院した場合も、保険などが適応されるのは治療後になるので当座必要となる費用は貯蓄で賄えると安心です。また、リスク許容度も重要なポイントです。

投資には大きなリターンを得られる反面、リスクも存在していて資産が目減りする可能性があります。自分の投資スタイルや将来の目標に合わせて、どれだけのリスクを受け入れることができるのかを考え、それに応じた投資金額を決めることが大切です。

主な金融商品の平均リターン・リスクは国内債券<先進国債券<国内株式≦先進国株式といわれています。債券よりも株式の方がハイリスク・ハイリターンであり、国内外の債券や株式を組みわせた投資信託はどのような金融商品を組み合わせているかによってリスク・リターンが変わってきます。

リスク許容度のシンプルな考え方としては、10万円を投資するとした場合、いくらまで減ったら耐えられないと思うかを考えてみることです。例えば70万円までなら耐えられるなら、リスクが−30%までは耐えられるということです。リスクの観点からいえば、−30%のリスクの金融商品を投資対象と考えられることになります。

2-2. 目標や将来の予定に合わせた投資金額の設定

そして、投資金額を設定する際は、自身の目標や将来の予定に合わせて考えることが重要です。

例えば、20代であれば、結婚や不動産購入、子どもの養育費など将来のライフイベントがこれから起きる世代です。それらに必要な資金を確保しながら投資をする必要があります。従って、人生のかかるお金を先に知っておき、逆算して最初の投資金額を決める方法があります。

ライフプランの中で必要となってくる費用は主に以下の通りです。

内容概算費用
結婚費用約356万円
子どもの教育費約784万円(幼稚園〜大学まですべて公立)
マイホーム購入費3,495万円(マンションの場合)
自動車購入214万円

(参考:野村アセットマネジメント お金を育てる研究所)

まだ起こってもいないことのためにお金を貯めるのは難しいかもしれませんが、今後結婚を希望しているなら、まずは結婚費用を貯めることを優先し、残った金額を投資に回すのも良いでしょう。

3.必要な投資金額を用意するための3つの方法

新NISAのつみたて投資枠との相性が良いイメージ

ある程度投資金額を見積もった上で、必要な投資金額が足りない場合に以下のような方法で投資資金を作ることができます。

3-1. 家計の見直しで捻出する

まずは、現在の生活費の中から無駄な出費をしていないかを確認します。大規模な節約をしなくても、食費や趣味にかける費用を見直すだけで支出を削減し、投資に回せる余剰資金が出てくる可能性があります。

3-2. ポイ活や副業で稼ぐ

最近はスマホ1つで簡単にポイントを稼いだり、本業以外の収入を得ることも難しくなくなりました。SNS運用や写真撮影など、自分の趣味や特技を活かした副業で、投資資金を稼ぐことは可能です。

3-3. 少額投資サービスを活用して殖やす

投資を始めようと考えているなら、少額投資を始めて必要な資金をつくる方法もあります。売買手数料などが多くかかるデメリットはありますが、まとまった金額になってから自分の理想とする投資にトライするのもアリです。少額投資はスマホで気軽にできる上、投資に慣れることもできる利点があります。

4.まとめ

以上、株初心者が投資を始める際、いくらから始めるべきかについて解説してきました。株初心者にとっていくらから投資を始めるかは確かに重要です。しかし、重要なのは少しでも早く始めて複利の力を味方につけ、資産形成を継続していくかにあります。

20代〜30代は今後のライフプランによって投資以外にもいろんなものにお金がかかります。まずはそうした必要な金額を理解し、いくらを貯蓄や投資に回せるかを具体的な数字に落とし込んでいく作業が必要です。投資を始める際の必要金額は個人によって異なるので、必要があれば余剰資金を作ることを検討する必要があるかもしれません。

自分のリスク許容度などを考慮し、投資に必要な金額の最適解を見つけましょう。

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