たわらノーロード 先進国株式とは?NISAで運用するメリットも解説!

投資信託のイメージ

「たわらノーロード先進国株式」は、アセットマネジメントOneが運用している「たわらノーロード」シリーズの投資信託の一つです。

たわらノーロード先進国株式は2024年スタートの新NISAにも対応しているファンドです。

今回は、たわらノーロード先進国株式はどのようなファンドなのか?

そして、たわらノーロード先進国株式をNISAで運用するメリットをお伝えします。

たわらノーロード先進国株式とは

株式銘柄の説明のイメージ

「たわらノーロード先進国株式」はどのような投資信託なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

【たわらノーロード先進国株式】

為替ヘッジなし    
単位型・追加型  追加型 追加型
対象地域グローバル(除く日本)グローバル(除く日本)
投資対象資産株式 株式
分類  インデックス型インデックス型
対象インデックスMSCIコクサイ・インデックス、円換算ベース
(配当込み、為替ヘッジなし
MSCIコクサイ・インデックス、円換算ベース
(配当込み、為替ヘッジあり
償還日無期限無期限
決算頻度年1回年1回
信託報酬(運用管理費用)0.0989%0.22%
基準価額(2023.11.22 現在)26,765円18,060円
NISA対応成長投資枠・積立投資枠両方可能両方可能

たわらノーロード先進国株式は、為替ヘッジあり、なしの2種類のファンドがあります。ヘッジ以外の相違点は、基準価額と信託報酬です。

たわらノーロード先進国株式の特徴、利回りなど確認してみましょう。

たわらノーロード先進国株式の4つの特徴

たわらノーロード先進国株式の特徴を4つご紹介します。

1.ノーロード

ノーロードとは、投資信託の販売手数料がゼロであることを意味しています。投資信託の中には、購入時に手数料がかかるものがありますが、たわらノーロード先進国株式は購入時の手数料は0円です。

2.投資対象は先進国の株式

たわらノーロード先進国株式の投資対象は、アメリカ、イギリス、フランス、カナダなど先進国の株式です。投資対象に日本は含まれていません。

3.分散投資

投資対象の業種は様々で、コンピュータソフトウェア、半導体、大規模小売などに分散しています。

4.少額から積立投資が可能

たわらノーロード先進国株式はNISAのつみたて投資枠、成長投資枠の両方で投資が可能です。まとまった資金がなくても、毎月定額で少額から投資ができるため、投資初心者にも取り組みやすいファンドです。

たわらノーロード先進国株式はインデックスファンド

たわらノーロード先進国株式はインデックスファンドです。

投資信託(ファンド)はその運用方針の違いからインデックスファンドとアクティブファンドに分けられます。

インデックスファンドは、市場の動きを示す特定の指数に連動して運用され、アクティブファンドは、特定の指数以上の収益を目指して運用されます。

言い換えると、インデックスファンドは市場の動きと同様の利益が期待でき、アクティブファンドの利益は運用マネージャーの手腕次第ということになります。

また、手数料は指数に連動して自動的に運用されるインデックスファンドより、いわゆる手動で運用するアクティブファンドの方が高くなるのが一般的です。

たわらノーロード先進国株式は、MSCIコクサイ・インデックスに連動したファンドです。

「MSCIコクサイ・インデックス」は、MSCI Inc.が開発した株価指数で、日本を除く世界の主要先進国の 株価指数を、各国の株式時価総額をベースに合成したものです。

(出所:アセットマネジメントOne 交付目論見書

たわらノードロード先進国株式の組み入れ上位銘柄

上位10位の銘柄は下記の通りです。上位10位で全体の18.38%の割合です。

【業種別最新組み入れ銘柄】

英語表記セクタ―組入比率
APPLEテクノロジー・ハードウェアおよび機器5.33%
MICROSOFTソフトウェア・サービス3.54%
AMAZON小売2.0%
TESLA自動車・自動車部品1.28%
ALPHABET  Aメディア・娯楽1.22%
ALPHABET  Cメディア・娯楽1.15%
UNITEDHEALTHヘルスケア機器・サービス1.09%
EXXON MOBILエネルギー0.99%
JOHNSON & JOHNSON医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス0.97%
BERKSHIRE HATHAWAY各種金融0.81%

バンガード社VYMより引用 (2023年10月31日現在)

たわらノーロード先進国株式の手数料

投資信託の手数料は次の3つです。

①販売手数料・・・・ファンドの購入の際に必要な費用
②信託報酬・・・・・ファンドの保有中、継続してかかる費用
③信託財産留保額・・ファンドを売却する時にかかる費用

①販売手数料と③信託財産留保額は売買の際に1回のみかかる費用ですが、②信託報酬はファンドを保有している期間中毎日、投資残高に応じて発生する費用です。そのため、信託報酬が低いファンドを選ぶことが効率的な資産形成には重要なポイントになります。

たわらノーロード先進国株式の信託報酬は比較的低めの設定と言えますが、為替ヘッジ「あり」と「なし」では異なる設定です。その理由は次に説明します。

なお、たわらノーロード先進国株式は、①販売手数料と③信託財産留保額は無料であるため、かかる手数料は②信託報酬だけとなっています。

為替ヘッジの「あり・なし」で信託報酬が違う理由

「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の違いは、投資信託の運用益が円安や円高の為替変動の影響を受けるか、受けないかの違いです。

たわらノーロード先進国株式の場合、投資先はグローバル株式(日本を除く)であるため、円をドルやユーロ、その他の外貨に変換して投資運用しています。

「為替ヘッジなし」を選択すると、為替の変動がそのまま収益に影響します。

ファンドを購入した時よりも売却した時が円安であると、ファンドそのものの運用益にプラスして為替差益を得ることができます。

逆に売却時が円高であったなら、ファンド自体に運用益が出ていても、円転したときに為替差損が生じます。これが為替ヘッジなしの特色です。

一方、「為替ヘッジあり」は、投資信託の運用益は購入時と売却時の為替変動の影響を受けません。純粋に投資信託の運用益だけを追及することになるため、為替ヘッジを行うためのコストが必要です。これを、ヘッジコストとして信託報酬に含めるため、ヘッジありのファンドのほうが、ヘッジなしより信託報酬が高い設定となります。

そうなると、ヘッジなしのほうが有利なのではと思えるかもしれませんが、ヘッジありにメリットがないわけではありません。「あり・なし」の選択は自身の投資戦略により判断することが大切です。

長期間の保有が前提であれば、基本、為替ヘッジなしが前提となりますが、比較的短期間の運用を考えている場合や、今後、円高になることを予想するなら、為替ヘッジありが選択肢となります。

たわらノーロード先進国株式の利回りはどれくらい?

たわらノーロード先進国株式の為替ヘッジのあり、なしの実際の、利回りはどれくらいでしょうか。

下表は、たわらノーロード先進国株式の過去5年のリターン(年率)の平均値です。(2023.11.24現在)                              

リターン %(年率)6ヶ月1年3年5年
為替ヘッジあり10.97.005.349.01
為替ヘッジなし35.0521.9021.2217.47

過去のデータでは、ヘッジなしのほうが有利なようです。

ただ、過去のデータがこの先も有効である保証はありません。先のことは誰にもわからないからです。データを参考にしつつも自分で選択することが大切です。

たわらノーロード先進国株式でつみたて投資のシミュレーション

リターンの平均値を確認したところで、仮に月3万円を年率5%と10%で20年間運用した場合の運用結果の計算をしてみましょう。

利率(平均)投資元本運用収益運用結果収益率
5%720万円513万円1,233万円+71.2%
10%720万円1,558万円2,278万円+216%

*金融庁 資産運用シミュレーション使用 <手数料、税金は考慮していない>

720万の投資元本に対し、年率平均5%で運用した場合、20年後には1233万円、10%では2278万円となる計算です。

ただし、投資信託の運用益は、預貯金とは違い毎年同じ比率で資産が増えていくわけではないことに注意してください。時期によりアップダウンがあった中で投資を20年続け運用した場合の平均利率として計算した数値です。

つみたて投資をはじめるならNISA口座で

積み立てNISAのイメージ

NISAの活用で税金分が手元に残る

先の結果から20年間、積立投資を行った場合、大きな収益が得られる可能性があることがわかりました。

ただし、ここで注意したいのは、投資の収益には約20%の税金がかかることです。

上記の投資を課税口座で行った場合、運用収益の全額が手元に残るわけではありません。

税引き後の運用結果は以下の通りです。当然、収益率も下がります。

利率投資元本運用収益税率20%(税引後)運用結果収益率
5%720万円513万円102.6万円1130.4万円+57%
10%720万円1558万円311.6万円1966.4万円+173%

たわらノーロード先進国株式の運用はNISA口座の利用がおすすめ

投資をこれから始める方、まだNISA口座を持っていない方は、まずはNISA口座を開設しましょう。

NISAであれば、投資から得られる運用益に税金がかかりません。運用収益の全額が手元に残せます。

最初にシミュレーションした税引き前の運用結果がそのまま手元に残ることになります。

2024年1月スタートのNISAでは、非課税での投資可能額が大幅に拡充されます。

年間360万円、累計1,800万円までの投資から得られる利益は非課税となります。

積立投資のみに特化すれば、年間360万円の積立が可能となり、そこから得られる利益に税金がかからないということです。

NISA口座を開設するならネット証券がおすすめ

ISA口座を開設するならネット証券がおすすめのイメージ

ネット証券のおすすめポイント

NISAで投資信託への投資を始めるためには、まずはNISA口座を開設しなければなりません。NISA口座の開設はネット証券会社をおすすめします。

店舗を有する総合証券会社とネット証券会社の大きな違いは手数料です。総合証券会社は担当者に直接相談できるなどのメリットがありますが、諸々経費が必要なため、手数料の高い商品をすすめられるケースがあります。

その点、ネット証券は手数料が安いことが大きなメリットで、NISA対応の投資信託の取り扱い本数が多いことも特徴です。また、ワンコイン投資、ポイント投資が可能など、若い世代や投資初心者でも始めやすい仕組みであることも人気です。

おすすめネット証券 その1 楽天証券

楽天カードをお持ちの方や、楽天銀行に口座がある方は、楽天証券がおすすめです。

【楽天証券の主な特徴】

クレジットカード楽天カードで利用可能
楽天証券x楽天銀行
【マネーブリッジ】
1.優遇金利
普通預金300万円まで金利0.1%
300万円超の分は金利0.04%(いずれも税込み)
2.自動入出金
自動入出金(スイープ)の設定をすると、証券口座で株式、投資信託の売買する際に、楽天銀行にログイン不要でスムーズに入出金が可能。入出金時の手数料も無料。また、証券口座にある資金は毎営業日夜間に楽天銀行に自動送金され、自動的に楽天銀行の優遇金利が適用される。
3.ハッピープログラム
取引に応じて楽天ポイントやレベルが付与。貯まったポイントは、楽天市場でショッピング、ATM手数料無料回数アップ、投資商品の購入代金に充当できる。
ポイント付与1.楽天カードクレジット決済で積立額の0.5%~1%進呈
2.楽天キャッシュ決済で積立額の0.5%のポイント進呈1と2の併用可能 
その他の特徴かぶミニ® 1株から購入可能
かぶツミ® 国内株式を1株から積立可能

おすすめネット証券 その2 SBI証券

メインカードが三井住友カードである場合や、T-POINTやPontaポイントを貯めている方には、SBI証券がおすすめです。

【SBI証券の主な特徴】

クレジットカード三井住友カードで利用可能
ハイブリッド預金住信SBIネット銀行とSBI証券口座を連携すると、優遇金利が受けられる。住信SBIネット銀行の預金残高をSBI証券口座の投資資金に振替可能
ポイント付与積立投資に三井住友カードを利用すると、Vポイントが貯まる。たとえば、毎月1回&5万円の積立でVポイント0.5%付与。また、投資信託の保有額やその他の取引に応じてT-POINT、Ponta、d POINT、JALマイルが貯まる。貯めたポイントはショッピングに使ってもいいし、株式や投資信託の購入代金に充当も可能。 
その他の特徴1株から国内株式購入可能
100円から投資信託購入可能
投資信託の取扱い本数、IPOの取扱い銘柄数NO.1、米国株式・米国ETFのラインナップも充実しているなど、商品の取り扱い本数が多い。

たわらノーロードシリーズの他のファンド

アセットマネジメントOneが運用する「たわらノーロード」シリーズには他に下記のファンドがあります。

たわらノーロード日経225
日経225指数に連動した式とするインデックス型の投資信託です。

たわらノーロード全世界株式
追加型投信で投資先資産を国内外の株式とするインデックス型の投資信託です。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)に連動する投資成果を目指しています。

たわらノーロード NYダウ
追加型投信でNYダウ指数に連動する投資成果を目指しています。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)
国内外の株式、債券、不動産に均等に投資しているバランス型ファンド

たわらノーロードTOPIX
TOPIX(東証株価指数)に連動した運用成果を目指しています。

まとめ

たわらノーロード先進国株式は、先進国株式に投資をするインデックスファンドです。

「ノーロード」と言うだけに、購入時手数料は無料、また、売却時の手数料もかかりません。信託報酬は必要ですが、為替ヘッジ「なし・あり」でその手数料は異なります。

投資から得られる運用益には通常、20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば運用益に税金がかかりません。

たわらノーロード先進国株式は、つみたて投資枠と成長投資枠の両方の投資枠の対象商品です。投資経験のある方や、ある程度の余裕資金がある方はスポット投資も出来ますし、まとまった資金を用意しなくても、毎月少額から積立投資も出来るため、投資初心者にも向いているファンドです。

また、これからNISA口座を開設するのであれば、手数料が安く、投資信託の取扱い本数の多いネット証券がおすすめです。

普段の生活で利用しているクレジットカードや口座と連携すれば、ポイント付与などを受けられます。

新NISAスタートを機に投資をスタートさせたい方は、たわらノーロード先進国株式も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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