
株式投資は多くの初心者にとって、大きな夢と希望を抱かせるものの、実際には思わぬ落とし穴に陥ってしまう危険性もあります。
本記事では、株アドバイザーが株式投資で失敗を避け、確実に資産形成できるための心構えと具体的なポイントをお伝えします。
<p”>きちんとした運用方針と自己規律があれば、株式投資は魅力的な投資手段になり得るはずです。本記事を読むことで、株式投資の本質を理解し、賢明な投資家への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
投資初心者は株式投資とショッピングを同じように考えてしまう
株式投資において最も大切なのは、それが一般の買い物とは全く異なる「商品」だという認識です。株は日々価格が変動し、いつでも売買できる市場が存在します。
例えば、朝9時に1株株価1,000円だった銘柄が、昼になると800円に下落すると、保有していた1,000株の価値が100万→80万になるといったケースが普通に起こります。
一方、衣服や家電製品、不動産などの一般商品は比較的価格が安定していて、昨日と今日で大きく価格が変わることはありません。また、購入後は長期間所有し続けることが前提となっています。
このように、株は売買を前提とした”金融商品”なのです。ところが、株式投資の初心者にはこの点が理解されていないケースが多く見受けられます。「慎重に選んで購入し、その後は放置」といった”普通の買い物”と同じ発想で株を保有し続けてしまうのです。
しかし、そうした考え方で株を扱うと、いずれ大きな損失を被るリスクにさらされてしまいます。為替の影響や企業業績の変化など様々な要因で、株価は刻々と変動を続けています。下落して含み損が膨らんだ銘柄を、いつまでも売却できずに抱え続けてしまう「塩漬け状態」に陥ってしまうのです。
投資歴の長い方には当たり前の話かもしれませんが、初心者がこうした落とし穴に陥らないためには、株の売買を前提とした発想が重要不可欠なのです。いつでも売却できる市場があり、価格は常に変動するという株式投資の基本的な特性を理解することが肝心なのです。
株式投資で本当に勝ち抜くには、”普通の買い物”とは切り離した発想が必要不可欠なのです。売買の判断を適切に行い、機を逸することなく投資収益を確保していく力が問われます。このためにも、基礎からしっかりと学ぶ姿勢が何より大切といえるでしょう。
【初心者向け】株式投資とは?株式投資の基本的な知識についてわかりやすく解説
株式投資初心者が株式で失敗しないための心得
株式投資を始める時に、決めておくべきことが「運用方針」です。これをはっきりさせておかないと、わずかな下落で一喜一憂してしまったり、引くタイミングを間違えて、損をしてしまう可能性があります。
自分の中で目標、方針を立て、株式投資に臨むようにしましょう。
確かな運用方針を立てる
株式投資を始める際は、「運用方針」を決めることが不可欠です。目的によって運用方法が変わります。
老後の資産づくりが目的なら、安定した配当銘柄を選ぶ
老後の資産づくりなど、長期的な目的の場合は、業績が安定していて配当や株主優待が充実している会社の株を選ぶとよいでしょう。業績が安定している業種は、銀行・電力・ガスなどがよく挙げられます。安定した株を保有しながら配当金や株主優待をうけて、タイミングを見計らって売却します。長期的に資産を作るというスタンスで投資するとよいでしょう。
短期的な利益獲得が目的なら、値動きの大きい成長銘柄を選ぶ
株で儲けたい、株でお金を増やしたい場合は、短期的な取引をおすすめします。近い将来大きくなりそうな会社や話題の商品を扱っている会社など、値動きの大きい成長銘柄を選びましょう。その代わりハイリスク・ハイリターンなので、しっかりと銘柄を見極める必要があります。利益が出たらすぐに売却するとよいでしょう。
株の運用で決めておくこと
株式投資を行う上で、もう一つ自分で決めておくべきことがあります。それは、使用可能な資金の範囲と許容リスクを事前に決めておくこと。「いくらまで資金を使うのか」「いくらまでの損が出たらやめるのか」です。
株で失敗する人は「大きく儲けよう」と意気込んで、持っている資金を全て使ってしまいます。また、株式投資を始めると、感覚が狂ってしまい必要なお金もつぎ込んでしまう場合があるようです。
株式投資は「余裕資金で行う」と決めることが大切です。使う予定のあるお金や預貯金を株式投資に使ってはいけません。必ず生活に必要なお金は残し、余裕資金の何%を株式投資に充てるのかを決めましょう。
株式投資は会社の業績を確認したり、将来性と景気の動向を分析する必要があります。
また、投資は分散して行いましょう。ハイリスク・ハイリターンで流動性のない株式だけに投資することは避けた方が無難といえます。
株価が下落して反転が望めない時は潔く売却を
株式投資を行っていると、株価が下落しても「まだ大丈夫」「いつかきっと」と値上がりを期待してしまい、気づいた時には相当な額の損失を出していることがあります。
人間は希望している結果に合わせて物事を解釈するため、株価が下落しても「明日上がるかもしれない」となかなか売却することができないのです。
値上がりを待っているうちに会社が倒産してしまった。そんなことにならないように「ここまで値が下がったら売却する」具体的な売却ラインを設けておきましょう。そして、売却したら諦め次の優良な株を探しましょう。
一番避けたいのは、株券がただの紙切れになってしまうことです。買い手がつくうちに潔く売却しましょう。
関連記事
【脱投資初心者!】株の損切りすべき理由や損切りラインのポイント解説
株の売買は思っていたよりも難しい、とくに売る時に迷ってしまって売れないことが多いという方が多くいらっしゃいます。利益を確保するのは大事ですが時には損切も必要になり、これができないと株で資産形成は難しくなります。しかし自分ではできないという方には、投資顧問の利用をおすすめします。当サイトを運営するライジングブル投資顧問は、株の「売買サポート」を行っております。ライジングブルの売買サポートサービスは、3ヶ月9,000円で買い推奨だけではなく、売却、銘柄入替するところまで、リスク管理をしながらサポートします。
個人の方には難しい売り推奨のアドバイス実績も豊富にあり、
・これから株をはじめる方
・株をやっているが資産が一向に増えない方
・損切ができず株を塩漬けにしがちの方
・損切ができない方
には、ライジングブルの売買サポートをおすすめします。
18年の歴史と3万人以上サポートしてきた実績で、少額資金ではじめても成功できるよう株の売買をサポートします
まとめ
株式投資は、賢明な運用方針と自己規律があれば、魅力的な投資手段となり得ます。株の本質を理解し、適切なタイミングで売買できる力を身につけることが何より大切です。
株式投資をして借金だけが残ってしまったということがないように、目的を持ち、リスクと隣り合わせであると心得て、株式投資を行いましょう。基礎からしっかりと学び、丁寧に投資を行っていけば、確実に資産形成につながるはずです。
コメントComment