
100万円投資するなら?
今もっとも比較されるのが個人向け国債と投資信託の2択です。「安全に置いておきたいなら国債、増やしたいなら投資信託」とよく言われますが、2026年は金利が大幅に上昇し、国債の魅力が再評価されています。この記事では2026年6月の最新金利データをもとに、どちらが自分に合うかをわかりやすく解説します。
目次
国債 vs 投資信託|2026年最新比較表

まず2つの商品の特徴を一覧で確認しましょう。
| 項目 | 個人向け国債(変動10年) | 投資信託(インデックス型) |
| 元本保証 | あり(国が保証) | なし(価格変動あり) |
| 2026年6月の利回り目安 | 年1.74%(税引前) | 年3〜7%(過去実績の目安) |
| リスク | 極めて低い | 中〜高(商品により異なる) |
| 運用期間 | 1年以上で換金可 | いつでも換金可(日数はかかる) |
| 税制優遇 | なし | 新NISA口座なら非課税 |
| 最低購入額 | 1万円から | 100円から(証券会社による) |
| こんな人に向く | 元本を守りたい・運用が不安 | 長期で増やしたい・NISAを活用したい |
国債の基本を知りたい方は「元本割れしない?国債の基礎知識とメリット・デメリットとは」、投資信託の基本については知りたい方は「初心者向け!投資信託の始め方ガイド【2026年版】」をご覧ください。
参考:楽天証券(個人向け国債)
個人向け国債の最新金利と安全性(2026年6月)

2026年6月の最新金利
日銀の利上げを背景に、個人向け国債の金利は2023年と比べて大幅に上昇しました。
| 種類 | 2023年10月 | 2026年6月 |
|---|---|---|
| 固定3年 | 0.09% | 1.51% |
| 固定5年 | 0.33% | 1.86% |
| 変動10年 | 0.51% | 1.74% |
(出典: 財務省現在募集中の個人向け国債・新窓販国債:2026年6月24日現在)
たとえば100万円を固定5年(年1.86%)で運用した場合、5年間の税引前利子は約9.3万円(年約1.86万円)となります。以前は「国債より定期預金のほうがまし」という時代もありましたが、現在は逆転しています。
個人向け国債の安全性
個人向け国債は日本政府が元本と利子を保証しています。どれほど金利が下がっても年0.05%の下限金利が設定されているため、預けた元本が目減りすることはありません。
購入は証券会社・銀行・信用金庫など幅広い金融機関で可能です。購入後1年が経過すれば、1万円単位で中途換金できます(直前2回分の利子の約80%相当が差し引かれます)。
個人向け国債が向いている人
- 元本を絶対に減らしたくない
- 老後資金や教育資金など「使う時期が決まっているお金」を運用したい
- 投資の知識や経験がなく、まず安全な商品から始めたい
投資信託で100万円を運用すると?シミュレーション

長期運用の試算(年利3%・5%・7%)
投資信託の運用結果は商品や市場環境によって異なります。参考として、複利運用した場合の試算を示します。
| 運用期間 | 年利3%(保守的) | 年利5%(中程度) | 年利7%(積極的) |
| 5年後 | 約116万円 | 約128万円 | 約140万円 |
| 10年後 | 約134万円 | 約163万円 | 約197万円 |
| 20年後 | 約181万円 | 約265万円 | 約387万円 |
※あくまで試算です。投資信託の運用成績は保証されるものではなく、元本を下回る可能性があります。
長期になるほど複利の効果が大きくなるため、投資信託は「すぐには使わない資金」に向いています。
新NISA口座で投資信託を活用するメリット
投資信託は通常、利益(分配金・売却益)に約20.315%の税金がかかります。しかし新NISA口座を利用すれば、この税金が非課税になります。
| 通常口座 | 新NISA口座 | |
| 年間投資枠 | 制限なし | 360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円) |
| 非課税期間 | なし | 無期限 |
| 100万円運用の税メリット | 利益に約20%課税 | 利益がすべて手取りになる |
100万円を成長投資枠で一括投資することも可能です。長期保有を前提とするなら、新NISA口座を使わない理由はほとんどありません。
投資信託が向いている人
- 10年以上の長期で資産を増やしたい
- 新NISA口座をすでに持っている、または開設予定
- 元本割れのリスクを理解した上で、より高いリターンを狙いたい
国債と投資信託、どちらを選ぶ?チェックリスト

次のチェックリストで、自分に合う選択肢を確認してみてください。
→ 個人向け国債が向いている場合
- ☑ 「元本を守ること」が最優先
- ☑ 5年以内に使う予定のお金で運用したい
- ☑ 投資の値動きが気になって眠れない
- ☑ 投資経験がなく、まず安全な商品から始めたい
→ 投資信託が向いている場合
- ☑ 10年以上使わないお金を運用したい
- ☑ 新NISA口座を活用して税メリットを得たい
- ☑ 年1〜2%程度の利回りより高いリターンを目指したい
- ☑ 多少の値下がりはあっても長期で回復を待てる
どちらにも当てはまる場合は、次のセクションで紹介する「組み合わせ」を検討してみてください。
100万円を国債と投資信託に分ける考え方

「どちらか一方」ではなく、100万円を分けて運用するのも有効な選択肢です。
たとえば以下のような組み合わせが考えられます。
| パターン | 国債 | 投資信託 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 安全重視型 | 70万円 | 30万円 | 投資初心者・老後資金が近い人 |
| バランス型 | 50万円 | 50万円 | リスクと利回りの両立を図りたい人 |
| 成長重視型 | 20万円 | 80万円 | 長期運用を前提に利回りを重視する人 |
国債の部分は「安全なお金の置き場」として機能し、投資信託の部分で長期的な成長を狙うという考え方です。
その他の投資先も知っておこう
100万円の運用先は国債・投資信託以外にも選択肢があります。
株式投資
企業の株を直接購入する方法。配当金(インカムゲイン)や値上がり益(キャピタルゲイン)を期待できますが、個別銘柄の調査が必要です。最低購入額は銘柄によって数万円〜数十万円と幅があります。弊社としてはまずは少額から始めることをおすすめしています。
外貨預金
米ドル・豪ドルなど外貨建ての預金。円建てより高い金利設定が多いですが、為替変動の影響で円建ての元本が保証されません。たとえば年利5%の米ドル預金でも、円高が進めば円換算で元本割れする可能性があります。
保険商品(学資・養老保険)
貯蓄性のある保険は「万一の保障」と「資産形成」を兼ねられる点が特徴です。ただし、中途解約すると元本を下回ることが多いため、短期的な運用には向いていません。生命保険料控除として所得税・住民税の節税効果がある点は他の金融商品にはない利点です。
まとめ|100万円の運用先を決めるための3つの問い

迷ったときは次の3つを自問してください。
- 元本を守ることが最優先か? → Yes なら個人向け国債
- 10年以上使わない余裕資金か? → Yes なら新NISA×投資信託
- どちらともいえない? → 国債と投資信託に分けて運用
投資で大切なのは「正解を選ぶこと」より「自分の目的・リスク許容度に合った商品を選ぶこと」です。今回ご紹介した比較表・チェックリストを参考に、自分に合う運用方法を見つけてみてください。
【ご注意事項】 本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。配当金・分配金は運用状況によって減額・廃止になる場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載のデータは2026年6月時点のものです。最新情報は財務省・各金融機関のIR資料等でご確認ください。



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