新NISAで税務署審査に通らない5つの理由!スムーズに通過できる開設手順を紹介

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新NISAを始めたいけれど「税務署の審査で落ちたらどうしよう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

多くの方がスムーズにNISA口座を開設している一方で、ちょっとした入力ミスや書類不備で申請が通らない場合もあります。とくに初めての申し込みでは、何に気をつけて申請すべきかが気になるところです。

本記事では、新NISAの税務署審査に落ちる理由を解説し、スムーズに通過するコツを紹介します。できるだけ早く資産運用を始めてたい方は、最後までご覧ください。

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新NISAで税務署審査に通らない5つの理由

NISAで資産をマイナスにさせないための対策のイメージ

新NISAで税務署審査に通らない5つの理由は、以下のとおりです。

審査落ちの原因を知ると対策できるので、NISA口座での資産運用をすぐに始められます。

ほかの証券会社でNISA口座を開設している

NISA口座の開設は、1人につき1口座のみです。すでにNISA口座を持っている場合、ほかの金融機関での口座開設はできません。

NISA口座を新たな証券会社に移したいときは、登録済みの口座を廃止する手続きが必要です。

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金融機関変更の書類を提出していない

別の金融機関にNISA口座を移したいときは、所定の書類を提出する必要があります。

申請者が以前のNISA口座を適切に閉鎖しているかどうか、税務署が確認するためです。必要書類の「勘定廃止通知書」や「非課税口座廃止通知書」は、郵送やマイページ経由などで取り寄せられます。

スムーズに口座を移すためにも、書類の取得方法と提出方法を各金融機関の公式サイトで確認しましょう。

情報の入力ミスや不備がある

情報の入力ミスや記入漏れがあると、NISA口座を開設できません。よくあるミスとして、以下が挙げられます。

  • 必須項目の記入漏れ
  • マイナンバーの入力ミス
  • 住所の表記ミス(番地やマンション名の省略など)
  • 氏名と本人確認書類の表記不一致(結婚後の旧姓使用など)

1回目の申請で口座開設を完了させたいときは、申請前に入力情報を丁寧にチェックすべきです。

年齢が満18歳に達していない

 

NISA口座の対象年齢は、満18歳以上です。ただし、年齢の判定基準は「利用する年の1月1日時点の年齢」となります。

年の途中で18歳の誕生日を迎える方でも、1月1日時点でまだ17歳であれば、年内はNISA口座を開設できません。

海外に住んでいる

NISAは「日本居住者」を対象とした制度です。たとえ海外在住の日本人であっても、NISA口座の開設はできません。

実際に楽天証券やSBI証券でも、非居住者となった時点でNISA口座が使えなくなります。

一時的な海外赴任の場合はNISA口座を維持できる特例措置もありますが、基本的に海外に住んでいるとNISA口座を作れないことを理解しておきましょう。

参照元:楽天証券|出国することになりました。何か手続きが必要ですか?、SBI証券|NISA

新NISAの税務署審査をスムーズに通過する4つのコツ

:新NISAの税務署審査をスムーズに通過するコツのイメージ

新NISAの税務署審査をスムーズに通過する4つのコツを紹介します。

再申請といったムダを省けるよう、上記を意識しながら金融機関でNISA口座を申し込みましょう。

必要書類を早めに準備する

NISA口座をスムーズに開設するには、必要書類を早めに準備しましょう。口座開設に必要な書類として、以下が挙げられます。

  • マイナンバーカード/通知カード
  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
  • 勘定廃止通知書/非課税口座廃止通知書(ほかの金融機関から変更する場合のみ)

とくに、NISA口座の変更手続きで必要な書類は発行までに1〜2週間程度かかるため、早めに申請しておくのが無難です。

住民票の住所と現住所を一致させる

 

NISA口座を申し込む際は、住民票などの申請書類に記載された住所と現住所を一致させておきましょう。本人確認情報が一致しないと、申請が却下される可能性があるからです。

たとえば、引っ越し後に住民票の変更を忘れている場合、書類と申込情報が一致しないため審査に落ちやすくなります。

NISA口座の開設を検討しているときは、引っ越し後に市役所などで本人確認書類の住所を変更しておきましょう。

他社でNISA口座を開設していないか確認する

新NISAを申し込む前に、ほかの証券会社でNISA口座を開設していないか確認しましょう。他社で口座を開設・申請していると、新たな申し込みが却下されるからです。

NISA口座の開設有無がわからない場合、思い当たる証券会社のマイページにログインして確認するか、カスタマーサポートに直接問い合わせてみてください。

審査結果が出るまでは他社での申し込みを控える

NISA口座の開設申請をした後は、審査結果が出るまで他社への申し込みを控えましょう。

同時に複数の金融機関に申し込んでも、税務署から認められるNISA口座は1つだけです。

審査には通常1〜2週間ほどかかるため、なかには「なかなか開設されない…」と不安に感じる方がいるかもしれません。

しかし、焦って他社にも申し込んでしまうと、本来使いたかった第一希望の証券会社で口座を作れなくなる可能性があります。

希望の証券会社でNISA口座を開設するためにも、審査結果が出るまでの1〜2週間程度は気長に待ちましょう。

新NISA口座の開設手順|5ステップ

新NISA口座の開設手順|5ステップ

新NISA口座の開設手順の5ステップを紹介します。

  1. 金融機関で口座開設を申し込む
  2. 本人確認書類を提出する
  3. 税務署審査が実施される|約1〜2週間
  4. 開設完了の通知が届く
  5. 初期設定をしてNISAを始める

NISAでの資産運用をスムーズに始めるための参考にしてみてください。

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1.金融機関で口座開設を申し込む

まずは、利用したい金融機関の公式サイトからNISA口座の開設手続きを行いましょう。

一般的な申請手順は、以下のとおりです。

  1. 証券会社の公式サイトにアクセスする
  2. 口座開設に進む(「総合口座」と「NISA口座」を同時に申請)
  3. 氏名や住所、マイナンバーなどを入力する

続いて、税務署による審査が行われるので、スムーズに通過するためのポイントを確認しておきましょう。

2.本人確認書類を提出する

続いて、本人確認書類を提出します。本人確認として利用できるおもな書類は、以下のとおりです。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 住民票の写し
  • マイナンバーカード

ネット証券の多くはスマートフォンで上記の書類を撮影し、アップロードするだけで提出が完了します。

郵送よりスピーディーに口座開設が完了するので、ネット上での提出がおすすめです。

3.税務署審査が実施される|約1〜2週間

NISA口座の申し込み後、税務署審査が実施されます。結果が出るまでの期間は、約1〜2週間です。

なかなか口座開設の連絡が来ないときは、申請状況を証券会社に問い合わせてみてください。

4.開設完了の通知が届く

口座開設が完了すると、登録したメールアドレス宛に「開設完了」の通知が届きます。なかには、証券会社のマイページ内にある「お知らせ」に通知が届いている場合があります。

通知を確認したら、さっそく投資の準備を進めましょう。

5.初期設定をしてNISAを始める

 

NISA口座を開設できたら、最低限の必要な初期設定を行います。まずは、投資資金を入金する方法を以下から選びましょう。

  • 即時入金:ネットバンキングで即時反映・手数料無料
  • 自動入金:毎月決まった額を口座から自動引き落とし
  • 振込入金:ATMや窓口から手動で振込

続いて、配当金を非課税で受け取れるように、受け取り方法を「株式数比例配分方式」に設定します。

初期設定が完了すれば、非課税制度をフル活用しながら簡単に投資を始められます。

新NISAの税務署審査に関するよくある質問

新NISAの税務署審査に関するよくある質問

新NISAの税務署審査に関するよくある質問に回答します。

それぞれみていきましょう。

新NISAの税務署審査では何を調べている?

 

新NISAの税務署調査では、口座の重複や申請内容の不備がないかを確認しています。審査でチェックされるのは、おもに以下の項目です。

  • 日本国内在住であるか
  • 反社会勢力ではないか
  • 本人からの申し込みであるか
  • 提出書類に不備や不一致がないか

上記に該当すると審査に通らないので、こちらで紹介した「税務署調査をスムーズに通過するコツ」を参考にしながら申請してみてください。

新NISAの税務署審査にかかる日数はどれくらい?

 

新NISAの税務署審査には、通常1〜2週間程度かかります。ただし、以下のようなケースでは審査が遅れることがあります。

  • 必要書類に不備がある
  • 金融機関変更の手続きが未完了である
  • 氏名やマイナンバーなどの入力ミスがある

「なかなか口座が開設されない…」というときは、証券会社のマイページで進捗状況を確認するか、電話やメールで問い合わせましょう。

新NISAの税務署審査に落ちたときはどうすればいい?

 

新NISAの税務署調査に落ちたときは、以下のように対応しましょう。

  • 提出書類と入力情報に不一致がないか確認する
  • 他社でNISA口座を開設していないかチェックする
  • すでに保有しているNISA口座を解約する(移管手続き)

審査に落ちた理由をはっきりさせると、再申請でNISA口座を開設しやすくなります。不安なときは、金融機関のサポート窓口で相談してみてください。

NISA口座をどこで作ったかわからないときはどうする?

 

過去に開設したNISA口座の情報を確認する方法は、以下の2つです。

<e-Taxのマイページで確認する手順>

  1. e-Taxにマイナンバーカード等でログイン
  2. 「マイページ」で「NISA」の項目を選択
  3. 「営業所名称(金融機関名)」や「開設状況」などが表示される

<税務署で照会する手順>

  1. 税務署の窓口で「非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書」をもらう
  2. 必要事項を記入して、印鑑を押す
  3. 書類と本人確認書類を提出する

なお、金融庁に問い合わせてもNISA口座の開設状況を確認できません。

過去に口座を開設したか不明な場合は、e-Taxまたは税務署のいずれかで確認しましょう。

NISA口座の廃止通知書があるのに審査で落ちるのはなぜ?

 

金融機関変更の情報が税務署に反映されていないと、廃止通知書を提出しても審査に落ちる可能性があります。

入力ミスや書類不備も審査落ちの原因となるため、こちらで紹介した「税務署審査に落ちる理由」を参考にしてみてください。

まとめ

新NISAで税務署審査に通らない5つの理由まとめのイメージ

これからNISAを始めようと考えている方は、税務署調査の審査落ちに不安を感じるかもしれません。しかし、審査に通らない理由の多くは、手続き上の不備や制度への理解不足によるものです。

NISA口座をスムーズに開設するためにも、以下の4つを意識して申請しましょう。

  • 必要書類を早めに準備する
  • 住民票の住所と現住所を一致させる
  • 他社でNISA口座を開設していないか確認する
  • 審査結果が出るまでは他社での申し込みを控える

それでも不安なときは金融機関に問い合わせることで、より確実に口座開設ができるようになるはずです。

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