マツダの2026年配当金は未定?気になる配当金と配当時期を解説

マツダ(7261 東証プライム)のイメージ

マツダ(7261  東証プライム)は、2025年3月期に過去最高益を出した中堅の自動車メーカーです。

本記事では、マツダの配当金額や配当時期・配当性向・配当利回りについて解説します。マツダの本社は広島県にあり資本金は2,840億円でトヨタ自動車とも資本提携しており、海外への輸出割合が高いのが特徴です。

マツダの配当金はいくら

企業業績アップのイメージ

2025年マツダの配当は、1株当たり年間で55円で減配となりました。内訳は、中間配当が25円と期末配当は35円となっています。そのため、100株(単元株)で、年間5,500円となります。ちなみに、この配当をもらうために必要な投資額は87,900円(2025年5月9日終値で計算)となります。

2024年は特別配当がでて増配だったので、2025年も増配と期待されましたが、結果は減配。そして、2026年3月期の配当予想は、未定となっています。 

配当金の推移は次のとおりです。

(単位:円)

事業年度中間配当期末配当合計
2026年3月期未定未定未定
2025年3月期253055
2024年3月期253560
2023年3月期202545
2022年3月期02020
2021年3月期000

マツダの配当時期は、中間配当と期末配当の年2回です。配当金を正式に決定する機関は、3月に開催される株主総会で、毎年6月末と12月末の株主名簿に記録された株主に配当金が支払われます。

なお、マツダが2022年に発表した中期経営計画(2026年3月期を最終年度とする)では、配当性向を安定的に30%以上達成すると目標設定されているのが特徴です。詳しくは後述しますが、2024年3月期の配当性向は18.2%なので、さらなる配当が計画されていることが分かります。

配当金にかかる税金

配当金にかかる税金のイメージ

配当金には税金んがかかります。マツダの1株当たりの配当金、税引後で4,383円が支払金額となります。

 (55円×100株)×(1-20.315%)= 4,383円

配当金には所得税と住民税などが課税されます。税率は20.315%です。内訳は所得税と復興特別所得税が15.315%、住民税が5%となっています。

なお、NISA(少額非課税制度)で非課税の扱いを受けている場合には、税金が差し引かれないので5,500円が受取額です。なお、非課税となるのは国内の株式や投資信託に限られます。米国株や米国ETFは非課税とならない点に注意しましょう。

マツダの配当金はいつもらえる

配当金はいつもらえるかのイメージ

マツダの期末配当金は3月31日を基準日として6月下旬頃、中間配当金は9月30日を基準日として12月上旬頃にそれぞれ入金されます。配当金を受け取るには、権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までに買い注文を約定(注文を成立)させておくことが必要です。2026年の配当に関しては未定となっています。

中間配当期末配当
権利付最終日9月3月
権利確定日9月3月
支払開始予定日 12月6月

2026年の配当に関しては未定となっています。マツダの事業年度は毎年4月1日から翌年3月31日までで、定時株主総会は毎年6月に開催されます。定時株主総会では、基準日である毎年3月31日に保有している株主に対する期末配当が決定されます。

 

マツダの配当利回りと配当性向は

配当利回りと配当性向のイメージ

2025年3月期のマツダの配当利回りは2%、配当性向は30.4%です。マツダのこれまでの配当性向と配当利回りは次のとおりです。

配当性向配当利回り
2025年3月期30.4%2%
2024年3月期18.2%2.4%
2023年3月期19.84%4.16%
2022年3月期15.44%2.10%
2021年3月期0.00%0.00%%

企業が1年間で得た利益からどれだけを配当金として株主に還元しているかは、配当性向や配当利回りを見ると分かります。配当金額から企業を評価する指標として活用可能です。

配当性向と配当利回りは、企業を評価するときに使う指標です。考え方については『配当利回りと配当性向とは?違いや計算式、目安となる数値を解説』をご覧ください。

マツダの株主優待

株主優待のイメージ

マツダでは株主優待を実施しておらず、株主への配当に重点を置いています。2026年3月期を最終年度とする中期経営計画で、安定的に配当性向を30%以上にすることを目標に設定している点は、前述のとおりです。

マツダの業績

業績がアップしているイメージ

2024年3月期は前年と比較して増収増益で、売上高・営業利益・当期純利益は過去最高を達成しています。これまでの推移は次のとおりです。

(単位:百万円)

決算期売上高営業利益経常利益純利益
2025年4月期5,018,893186,125188,996114,079
2024年3月期4,827,662250,503320,120207,696
2023年3月期3,826,752141,969185,936142,814
2022年3月期3,120,349104,227123,52581,557
2021年3月期 2,882,0668,820 28,251-31,651

マツダの決算資料では、グローバル販売台数は対前年比で5%増加し、130万3千台となり、北米市場が過去最高の販売を達成。売上高は過去最高の5兆189億円しましたが、経常利益は前の期比41.0%減の1889億円に落ちこみました。

そして、2026年3月期の業績見通しについては、グループを取り巻く事業環境は先行き不透明な状況が続くと見込まれ、現時点で合理的な業績予想を算定することが困難であるとのことから未定となっています。

 

マツダの事業内容

事業内容のイメージ

マツダの事業は、乗用車の製造、乗用車・トラックの販売などです。事業内容は、生産・販売の管理体制を基礎とした日本、北米、欧州、その他の地域の4つの地域別セグメントから構成されています。全世界での販売国・地域数は130以上です。2023年3月31日時点でのグローバル販売台数の内訳は次のとおりとなります。

国・地域(セグメント)割合販売台数
日本15%164,511台
北米37%406,719台
欧州14%160,297台
その他(うち、中国)34%(8%)378,492台(84,282台)
合計100%1,110,019台

マツダの決算短信によれば、当期のグローバル販売は、北米での販売が好調に推移し、新規導入した「CX-90」等のラージ商品群や米国で製造した「MAZDA CX-50」により販売台数が増加しました。

マツダの昨年の販売実績では約85%を海外が占めており、近年は収益性の高い北米での販売が堅調に推移しています。

セグメント別では、国内は日本のマツダが、北米地域の事業はマツダモーターオブアメリカ, Inc.及びマツダ、欧州地域はマツダ モーターヨーロッパGmbH及びマツダが管理しています。

なお、日本、北米、欧州以外の地域が含まれるのは、その他の地域のセグメントです(中国など)。

参考:2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

マツダの競合他社との業績比較

競合他社との業績比較

マツダは中堅自動車メーカーです。同分類のスズキ(7269)やスバル(7270)・三菱自動車(7211)と業績を比較すると、次のとおりとなります。

(単位:百万円)

銘柄(証券コード)時価総額売上高営業利益純利益
マツダ(7261)552,1975,018,893186,125114,079
スズキ (7269)3,536,2565,825,161642,851416,050
スバル(7270) 2,003,4463,536,343369,150317,402
三菱自(7211)606,0982,788,232 138,82640,987

マツダはスズキやスバルに比べると時価総額は比較的小さいですが、売上高や純利益は他社と遜色ないことが分かります。

マツダの株価

株価の動きのイメージ

マツダの株価は、過去2年で緩やかに上昇しています。

株価(円)日時
現在8792025/5/12日終値
年初来高値1,1152025/03/25
年初来安値7232025/04/07

株価は2024年5月2日の終値で879円となっています。年初来高値は1,115円、年初来安値723円です。昨年より大幅に下がっています。

マツダの株価について詳しく知りたい場合は、こちらをご覧ください。

マツダの自己株式取得

自己株式取得のイメージ

マツダでは、近年大規模な自己株式の取得は行われていません。

なお、マツダの株式状況は次のとおりです。

  • 発行可能株式総数:1,200,000,000株
  • 発行済株式総数:631,803,979株
  • 株主数:125,131名
  • 自己株式 :1,720,742株

また、5%以上を持つ大株主は次の3社となっています。(2023年9月30日現在)

株主名持株数(千株)持株比率(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)96,63015.3%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)42,4316.7%
トヨタ自動車株式会社 31,9285.1%

持株比率は、自己株式を控除して計算。4位以下は、持株比率が1%台の株主が続いています。

マツダの株式の詳細を知りたい場合は、公式サイトをご覧ください。

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まとめ

まとめ

マツダ株で2024年に受け取れる配当は、1株当たり年間で60円です。内訳は、中間配当は25円、期末配当は45円(うち特別配当は5円)となっています。なお、2025年3月期の中間配当は25円を予想しています。期末配当は未定です。

また、配当時期は9月の中間配当と3月の期末配当です(実際の支払時期は12月と6月)。

マツダに株主優待はありませんが、2025年4月期も好調な決算が予想されています。四半期ごとの決算短信にも注目しながら、あなたの銘柄選びの参考としてください。

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