アサヒビールの配当金はいくら?2025年予想52円・累進配当の魅力

アサヒビールの配当金のイメージ

本記事では、アサヒグループホールディングス株式会社(東証プライム:2502 以下「アサヒビール」)の配当金額や配当時期、配当性向、配当利回りについて解説します。

アサヒグループホールディングス株式会社は、ビールを主力としながら、酒類・飲料・食品分野で幅広い商品を世界に展開している企業です。

2024年12月期(2024年1月1日~2024年12月31日)の配当金は1株あたり年間49円でした。

アサヒビールの株はNISAの成長投資枠でも購入できるので、非課税での運用も可能です。

※2025年9月29日に発生したサイバー攻撃によるシステム障害の影響で、予定していた通期決算の発表を延期しているため、本記事では2024年12月期を最新といたします。

アサヒビールの配当金はいくら|1株あたり52円の予想

アサヒビールの配当のイメージ2025年12月期の予想において、アサヒビールの配当金は1株あたり年間52円です。 100株あたり年間5,200円がもらえます。

100株分の配当金を受け取るためには、166,750円※の投資額が必要です。 ※2026年3月3日の終値1,667.5円で計算

過去5年分の配当金の推移を、以下の表にまとめました。

(1株あたり)

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事業年度中間配当期末配当年間合計額 (調整前)年間合計額 (調整後)※
2025年12月期26円26円(予想)52円(予想)
2024年12月期66円27円93円49円
2023年12月期56円65円121円40.33円
2022年12月期55円58円113円37.66円
2021年12月期54円55円109円36.33円

参照元:アサヒグループホールディングス株式会社|決算短信

※2024年10月1日付で実施された株式分割(普通株式1株につき3株)の影響を考慮した数値

配当金には20.315%の税金が発生するので、100株を持っている株主に支払われる金額は4,143円です。

【税引後に受け取れる配当金】 (52円×100株)×(1−20.315%)=4,143.62円

配当金の税金や節税方法については、こちらの「 配当金に税金はかからない?節税のコツや新NISAで非課税で受け取る方法を解説 」の記事を参考にしてみてください。

アサヒビールの配当金はいつもらえる|8〜9月・3月下旬

配当金はいつもらえるのイメージ

アサヒビールの配当金は、中間と期末の合計2回にわけて支払われます。権利確定日 と配当の支払い開始時期を、以下の表にまとめました。

← 表は横にスクロールできます →

項目中間配当期末配当
権利付最終日(購入期限)2026年6月26日2026年12月28日
権利確定日(株主確定日)2026年6月30日2026年12月30日
支払い開始時期8月下旬〜9月上旬頃定時株主総会の翌営業日 (3月下旬頃)

参照元: アサヒグループホールディングス株式会社|配当政策

アサヒビールの配当金を受け取るには、株主名簿への登録が必要です。

反映に時間がかかるので、期末配当を受け取るために、基準日の2営業日前までに株を買いましょう。ただし、証券会社によって買付日が異なるケースがあるため、できるだけ早めに注文を完了させましょう。

アサヒビールの配当利回りと配当性向

配当利回りと配当性向のイメージ

2025年12月期において、アサヒビールの配当利回りは3.05%、配当性向は44.0%の予想です。直近5年分の推移については、以下の表をご覧ください。

事業年度配当利回り配当性向
2025年12月期3.05%(予想)44.0%(予想)
2024年12月期2.70%38.7%
2023年12月期2.31%37.4%
2022年12月期2.50%37.8%
2021年12月期2.22%36.0%

参照元: みんかぶ|アサヒグループホールディングス(2502) アサヒグループホールディングス|決算短信

直近5年間で見ると、アサヒビールの配当利回りは、日経平均やプライム市場の平均配当利回り(約2%) をやや上回る水準です。

DOE(自己資本に対する配当の割合を示す指標)4%以上を目指しており、前年と同額以上の配当を支払う方針(累進配当)で株主還元を実施しています。

直近の配当性向は30〜40%程度で、将来の成長に向けた投資資金を確保しながら株主への配当を継続しています。

競合他社との比較

以下の表では、2024年のアサヒビールの配当利回りと配当性向を、競合他社と比較しました。

(2024年12月期実績)

会社名配当利回り配当性向
アサヒグループホールディングス(2502)2.70%38.7%
キリンホールディングス(2503)3.30%98.8%
サッポロホールディングス(2501)0.76%52.5%

参照元: みんかぶ

配当利回りは競合と比べて特別に高いわけではありませんが、利益を着実に活かした安定した株主還元を行っています。

配当性向は30%台で推移しており、競合他社より配当を継続しやすい形で株主に利益を還元しています。

配当性向と配当利回りは、企業を評価するときに使う指標です。

配当利回りは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けられるかを示す指標です。計算式は次のようになります。

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

配当性向は、税金を差し引いた企業の純粋な利益である当期純利益のうち、配当に回される額を表した割合です。計算式は次のようになります。

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

目安となる数値や詳しい計算方法については、こちらの記事で解説しています。

>>配当利回りと配当性向とは?違いや計算式、目安となる数値を解説

アサヒビールの株主優待|2024年に廃止

株主優待

アサヒビールは、株主優待を実施していません。

かつては、アサヒグループの商品の詰め合わせなどの贈呈がありました。

しかし、2024年に株主への還元を配当に一本化する方針へ切り替えたことで、2026年3月現在において株主優待は廃止されています。

累進配当を掲げているため、今後も配当を通じて株主に利益を還元していく可能性が高いです。

株主優待銘柄に興味がある方は【お得な株主優待】初心者でも購入しやすい人気銘柄5選
こちらをご覧ください。

アサヒビールの業績

企業の業績のイメージ 2024年12月期(2024年1月1日〜2024年12月31日)を含む、過去5年分の業績を以下の表にまとめました。

(単位:百万円)

← 表は横にスクロールできます →

決算情報売上高営業利益経常利益純利益
2024年12月期2,939,422285,121269,052192,080
2023年12月期2,769,091263,680244,999164,073
2022年12月期2,511,108243,817217,048151,555
2021年12月期2,236,076217,940211,900153,500
2020年12月期2,027,762167,823135,16792,826

参照元: アサヒグループホールディングス|決算短信

直近5年間で見ると、アサヒビールの業績は、売上・利益ともに全体的に右肩上がりで推移しています。

2024年12月期に主力商品のアサヒスーパードライが販売を拡大したことで、売上高は前期比10%増を達成。

さらに、価格の見直しで1商品あたりの販売価格が上昇した結果、前期比6.1%増の売上アップとなりました。

純利益については、日本や欧州での利益が増加。

加えて、コスト見直で効率を高めた結果、前期比17.1%増の大幅な成長を記録しました。

アサヒビールの事業内容

アサヒビールの事業内容のイメージ

アサヒビールはさまざまな事業を展開しており、おもに3つの地域で事業を行っています。

それぞれ紹介します。

日本・東アジア事業

日本・東アジア事業では、国内を中心に酒類・飲料の販売を行っています。

消費者の変化に合わせて商品構成を見直し、体調や場面に合わせて楽しむスマートドリンキングを中心に、安定した販売基盤の維持を図っています。

国内市場でのブランド力を活かした、グループ全体の土台となる事業です。

欧州事業

欧州事業では、おもに「世界で展開する主要ブランド」と「各国で親しまれている地域ブランド」を活かした高価格帯商品の販売に力を入れています。

ノンアルコールビールやクラフトビール、RTD(缶チューハイ・缶カクテルなど)といった商品を拡充し、収益性を高めているのが特徴です。

海外収益を支える中心的な事業として、グループ全体の業績をけん引しています。

アジアパシフィック事業

アジアパシフィック事業では、酒類と飲料の強みを活かし、成長市場での事業拡大を進めています。

BAC(ビール以外のアルコール飲料)を中心とした成長分野や、健康やウェルビーイング(心と体が健康な状態)を意識した商品を強化。

また、環境に配慮した新しい容器や包装の導入に加え、物流や供給体制の見直しを進め、持続可能な成長を目指しています。

アサヒビールと競合他社の業績比較

競合との比較のイメージアサヒビールと競合他社の業績を比較してみましょう。 前年度(2024年12月期)の業績は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

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会社名売上高営業利益経常利益純利益
アサヒグループホールディングス(2502)2,939,422269,052266,990192,080
キリンホールディングス(2503)2,338,385125,340139,72158,214
サッポロホールディングス(2501)512,4345,6457,217     7,714

参照元: みんかぶ

上記3社で比較すると、アサヒビールは売上・純利益ともにトップです。

海外事業の比率が高く、欧州・オセアニアを中心としたグローバル展開が、安定した収益につながっている点が特徴です。

また、上記3社の強みは、それぞれ以下のように異なります。

  • アサヒビール:海外比率の高さと酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開
  • キリンビール:酒類・飲料に加え、医薬・健康分野を展開する多角化モデル
  • サッポロビール:酒類ブランド力に加え、不動産事業による安定収益の確保

アサヒビールは海外での事業規模が大きく、付加価値の高い商品を強みにしているため、長期を見据えた投資先としても期待できるでしょう。

アサヒビールの株価

アサヒビールの株価のイメージ

アサヒビールの株価は、1,667.5円(2026年3月3日終値)です。 以下のチャートでは、直近10年間の株価の推移を示しています。

 出典: Yahoo!ファイナンス|アサヒグループホールディングス(株)【2502】:株価・株式情報

2017年ごろ、アサヒビールの株は1,300円前後で取引されていました。

2020年12月期に自己資本利益率が3期連続で落ち込み、前期半分の6%になった影響で株価が1,000円台まで下落。

しかし、2023年1~9月期で、各国での主力ブランド強化と価格改定の効果により純利益16.2%増を達成。その影響もあって、株価が1,900円台に上昇しました。

2026年3月現在では、1,700円前後で取引されています。

藤村 哲也

アサヒグループHDは配当投資の“主力候補”にはなれるのですが、“超高配当狙い”の銘柄ではないという評価です。今の見どころは、52円配当の継続性と、2025年に弱含んだ利益がその後持ち直すかどうかです。累進配当方針があるぶん安心感はありますが、今後の決算では利益の回復テンポ、サイバー攻撃影響の収束、コスト上昇への対応を確認する必要があります。

また、アサヒビールと競合他社の株の値動きについては、以下の表を参考にしてみてください。

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会社名現在の価格年初来高値年初来安値
アサヒグループホールディングス(2502)1,667.5円
(以下 2026/3 /3終値)
2,047円
(2025/4 /21)
1,562円
(2026/1 /8)
キリンホールディングス(2503)2,692円2,742円
(2026 /3 /2)
1,902円
(2025/1/17)
サッポロホールディングス(2501)1,746.5円1,908円
(2026/2/16)
1,317円
(2025/1/16)

参照元: Yahoo!ファイナンス|日本株

アサヒビールの自己株式取得|実施あり

自己株式取得のイメージ2025年12月期において、アサヒビールは自己株式取得を実施しています。

直近の実施状況は、以下のとおりです。

  • 対象:普通株式
  • 取得総数:4,500万株(上限)
  • 取得価額の総額:700億円(上限)
  • 取得期間:2025年10月1日~2025年12月23日

参照元: アサヒグループホールディングス株式会社|自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ

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まとめ |アサヒビールの配当金と投資ポイント

本記事では、アサヒビールの配当金について解説しました。

アサヒビールの2025年12月期の配当金は、1株あたり年間52円が予定されています。100株あたり年間5,200円が支払われますが、実際に振り込まれる金額は税引後の4,143円です。

2025年12月期予想で約3.1%、配当性向は2025年予想で44.0%です。

過去5年の売上・利益はどちらも右肩上がりなので、アサヒビールは今後も配当金で株主還元を継続する可能性が高いでしょう。

銘柄選びの参考になれば幸いです。


【ご注意事項】

本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
株式投資には元本割れのリスクがあります。
配当金は企業の業績によって減額・廃止になる場合があります。
投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
記載のデータは2026年3月3日時点のものです。
最新情報は各企業のIR資料等でご確認ください。

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