パナソニックの配当金はいくら?配当時期や利回りについて解説

パナソニックのイメージ

本記事では、パナソニックホールディングス株式会社(6752)の配当金額や配当時期、配当性向、配当利回りについて解説します。

パナソニックは、家電や住宅設備、製造・物流現場の機器やシステムなど、幅広く事業を展開している国内メーカーです。

2025年3月期(2024年4月1日〜2025年3月31日)の配当金は、1株あたり年間48円でした。

パナソニックの株はNISAの成長投資枠でも購入できるので、非課税での運用も可能です。

パナソニックの配当金はいくら|1株あたり年間48円

配当金はいくらのイメージ

2025年3月期のパナソニックの配当金は、1株あたり年間48円でした。

100株あたり年間4,800円がもらえます。100株分の配当金を受け取るためには、261,200円※の投資額が必要です。(※2026年3月12日の終値2,612円で計算)

過去5年分の配当金の推移を、以下の表にまとめました。

(1株あたり)

← 表は横にスクロールできます →

事業年度中間配当期末配当年間合計額
2026年3月期20円20円(予想)40円(予想)
2025年3月期20円28円48円
2024年3月期17.5円17.5円35円
2023年3月期15円15円30円
 2022年3月期15円15円30円

参照元:パナソニック ホールディングス|配当金 – 株式・債券情報 – 投資家情報

配当金には20.315%の税金が発生するので、100株を持っている株主に支払われた金額は3,824円です。

【税引後に受け取れる配当金】48円×100株)×(1−20.315%)=3,824.88円

配当金の税金や節税方法については、こちらの「配当金に税金はかからない?節税のコツや新NISAで非課税で受け取る方法を解説」の記事を参考にしてみてください。

パナソニックの配当金はいつもらえる|6月初旬・12月初旬頃

配当金はいつもらえるかのイメージ

パナソニックの配当金は、中間と期末の合計2回にわけて支払われます。

配当金の支払い時期と株主確定日を、以下の表にまとめました。

項目中間配当期末配当
権利確定日(株主確定日)9月30日3月31日
権利付最終日(購入期限)9月26日頃3月27日頃
支払い時期12月初旬頃6月初旬頃

参照元:パナソニック|FAQ/お問い合わせ

パナソニックの配当金を受け取るには、株主名簿への登録が必要です。

反映に時間がかかるので、配当狙いでパナソニックに投資するときは基準日(株主確定日)の2営業日前までに株を買いましょう。

ただし、証券会社によって買付日が異なるケースがあるため、できるだけ早めに注文を完了させるのがおすすめです。

パナソニックの配当利回りと配当性向

配当利回りと配当性向のイメージ

2025年3月期において、パナソニックの配当利回りは3.36%、配当性向は30.6%でした。

直近5年分の推移については、以下の表をご覧ください。

事業年度配当利回り配当性向
2026年3月期1.96%(予想)未定
2025年3月期3.36%30.6%
2023年3月期2.61%26.4%
2022年3月期2.31%27.4%

参照元:みんかぶ|パナソニック(6752)パナソニック|決算短信

直近5年間において、パナソニックの配当利回りは約2〜3%で推移しており、日経平均やプライム市場の平均配当利回り(約2%)よりやや高い水準です。

配当性向の目安値が30%で、自社投資と利益還元のバランスを取りながらの配当継続を目指しています。

ただ、直近数年間では30%を下回る時期も多く、パナソニックは配当金での株主還元に慎重であると考えられます。

【注意】2026年3月期の配当予想と減配の背景

2026年3月期の配当金は1株あたり40円(予想)と、2025年3月期の48円から8円の減配が見込まれています。

配当利回りも3.36%から約1.96%へ低下する予定です。

競合他社との比較

2025年のパナソニックの配当利回りと配当性向を、競合他社と比較してみましょう。

(2025年3月期実績)

← 表は横にスクロールできます →

(2025年3月期)パナソニック (6752)ソニーグループ(6758)日立製作所(6501)
配当利回り 3.36%  0.68%  1.20%  
配当性向30.6%   10.59%  32.0%  
年間配当金  48円  95円  約50.7万円  
最低購入額(目安)  約20.8万円  約40.8万円  約50.7万円  

参照元:みんかぶ

2025年3月期のパナソニックの配当利回りは、競合他社を大きく上回っています。

配当性向は約30%で、日立製作所と同水準となりました。

配当性向と配当利回りは、企業を評価するときに使う指標です。

配当利回りとは?
購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けられるかを示す指標です。計算式は次のようになります。

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

配当性向とは?
税金を差し引いた企業の純粋な利益である当期純利益のうち、配当に回される額を表した割合です。計算式は次のようになります。

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

目安となる数値や詳しい計算方法については、こちらの記事で解説しています。

>>配当利回りと配当性向とは?違いや計算式、目安となる数値を解説

パナソニックの株主優待|なし

株主優待がないイメージ

パナソニックは、株主優待を実施していません。

それでも、業績に応じて配当を継続する方針であり、過去10年以上にわたって配当を継続しています。

今後も配当金による利益還元の方針が続くと考えられます。ただし、2026年3月期は減配が予定されており、業績動向によっては変動する可能性があります。

株主優待がもらえる銘柄のほうが興味がある方は「【お得な株主優待】初心者でも購入しやすい人気銘柄5選」を参考にしてみてください。

パナソニックの業績

業績のイメージ

2025年3月期(2024年4月1日〜2025年3月31日)を含む、過去5年分の業績を以下の表にまとめました。

(単位:百万円)

← 表は横にスクロールできます →
決算情報売上高営業利益経常利益純利益
2025年3月期 8,458,185426,490486,289366,205
2024年3月期 8,496,420360,962425,239443,994
2023年3月期8,378,942288,570316,409265,502
2022年3月期7,388,791357,526360,395255,334
2021年3月期6,698,794258,600260,820183,894

参照元:パナソニック|決算短信

直近5年間で見ると、パナソニックの業績は全体的に右肩上がりで推移しています。

販売数量の増加やコスト削減が進んだことで、2025年3月期の営業利益は4,265億円(前年度比18%増)、経常利益は4,863億円(前年度比14%増)まで増加しました。

ただし、2025年3月期の純利益は3,662億円(前年度比18%減)と減益になっています。

前年度にパナソニック液晶ディスプレイの清算に伴う税効果で一時的に利益が膨らんでいた反動によるものです。

それでも、実質的な収益力は改善しており、営業利益・経常利益は順調に増加しています。

パナソニックの事業内容

パナソニックの事業内容

パナソニックのおもな事業分野は、以下の5つです。

それぞれ紹介します。

くらし事業

くらし事業とは、生活を便利で快適にするために家電や関連サービスを提供している分野です。

おもな事業領域として、以下の4つが挙げられます。

  • 個人向け製品(家電)
  • 法人向け製品(業務用機器)
  • サービス事業(家電の体験価値提供)
  • リサイクル事業(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機のリサイクル)

2025年3月期における「くらし事業」の売上は3兆5,842億円と、前年より4%上昇しました。

オートモーティブ事業

オートモーティブ事業では、自動車向けのカーナビや車内電子機器、ミラー、車載電池などを開発しています。

移動中の快適さと安全性を高める製品に加え、環境に配慮した車向けの技術にも力を入れています。

2025年3月期オートモーティブ事業の売上は8,050億円と、前年より36%下落しました。[28] 

コネクト事業

物流や公共施設、エンタメ施設向けの機器やソフトを販売しているのがコネクト事業です。

設置・工事・運用サポート・保守までをまとめて提供し、現場でスムーズに動けるためのサポートを提供しています。

2025年3月期コネクト事業の売上は1兆3,332億円と、前年より11%上昇しました。[29] 

インダストリー事業

インダストリー事業では、家電や機械を動かすための電気・電子部品や制御機器などの材料を作って販売しています。

おもな重点領域は以下の3つです。

  • 車載CASE:電気自動車や自動運転に必要な部品や技術を提供する分野
  • 工場省人化:機械や自動化技術を使って、効率の良いモノづくりを提供する分野
  • 情報通信インフラ:インターネットや通信を速く、安定して使えるように支える技術分野

2025年3月期インダストリー事業の売上は1兆836億円と、前年より4%上昇しました。

エナジー事業

エナジー事業は、乾電池や電気自動車向けの電池などの開発・販売をしている分野です。おもな事業内容として、以下の3つが挙げられます。

  • モビリティエナジー事業:電気自動車向け電池を製造する
  • エナジーソリューション事業:電池や蓄電システムを提供する
  • エナジーデバイス事業:乾電池や充電式の電池を提供する(生活インフラ/災害時)

2025年3月期エナジー事業の売上は8,732億円と、前年より5%下落しました。

パナソニックと競合他社の業績比較

パナソニックと競合他社の業績比較のいめーじ

パナソニックと競合他社の業績を比較してみましょう。2025年3月期の業績を下表にまとめました。

(百万円)

← 表は横にスクロールできます →

会社名売上高営業利益経常利益純利益
パナソニック ホールディングス(6752)8,458,185426,490486,289 366,205
ソニーグループ(6758)12,957,0641,407,163       1,473,7261,141,600       
日立製作所(6501)9,783,370971,606962,733615,724

参照元:みんかぶ

上記3社で比較すると、パナソニックの売上高・純利益はどちらも3位でした。ただ、上記3社の強みはそれぞれ以下のように異なります。

  • パナソニック:家電や住宅、エネルギー、車載など複数分野での事業展開
  • ソニー:イメージセンサー(光を電気信号に変えて映像を作る部品)の世界シェアNo.1
  • 日立:ITと制御技術を組み合わせて、社会インフラや企業の課題をまとめて解決

なかでも、パナソニックは家電・住宅・電池・電池部品まで幅広い事業を展開しており、特定分野に依存しない安定した収益基盤を持っている点が強みです。

パナソニックの株価

パナソニックの株価

パナソニックの株価は、2,612円(2026年3月12日終値)です。以下のチャートでは、直近10年間の株価の推移を示しています。

パナソニックの株価10年の推移

出典:Yahoo!ファイナンス|パナソニック【6752】

2016年ごろ、パナソニックの株は1,000円前後で取引されていました。

2019年にかけて1,600〜1,700円程度まで上昇したものの、海外での売上減少(機器の販売減少や為替の影響)により2019年の株価は一時700円台まで下落しています。

以降、さまざまな経営改革によって株価は徐々に回復。

2023年のパナソニック液晶ディスプレイ解散により、一時的に税金負担が軽くなった(第1四半期純利益前年同期比310%増)ことで、株価は1,800円台まで上昇。

データセンター事業の伸びや人員削減などの構造改革が順調なため、2026年1月には2,000円台に到達しました。

藤村 哲也

パナソニックは中長期成長が期待されますが、配当面では利回りの低さが課題です。2026年3月期予想配当は40円と横ばいで、大幅な増配見込みは薄い状況ですので、今は配当よりキャピタルゲインの方が魅力的です。

パナソニックと競合他社の株の値動きについては、以下の表を参考にしてみてください。

(単位:円)

← 表は横にスクロールできます →

会社名現在の価格  年初来高値年初来安値
パナソニック(6752)2,612
(以下26/3/12終値)
2,194 (25/12/12)1,364 (25/4/7)
ソニーグループ(6758)3,4594,776 (25/11/13)  2,882 (25/4/7)
 日立製作所(6501)4,8585,555 (25/10/31)2,590 (25/4/7)

参照元:Yahoo!ファイナンス|日本株

パナソニックの自己株式取得|実施なし

パナソニックの自己株式取得

2025年3月期において、パナソニックは自己株式取得(企業が市場で自社の株を買い戻すこと。増配と並ぶ株主への利益還元の手段のひとつ)を実施していません。

株主還元については「連結業績に応じた利益配分を基本」とし、配当性向30%を目安に安定した配当を継続する方針です。

当面は配当金を中心とした株主還元が継続される見込みです。ただし配当水準は業績次第で変動します。

まとめ

パナソニックのイメージ

本記事では、パナソニックの配当金について解説しました。

2025年3月期において、パナソニックの配当金は1株あたり年間48円でした。

100株あたり年間4,800円が支払われますが、実際に振り込まれた金額は税引後の3,824円です。

また、2026年3月期の配当金は1株あたり年間40円が予定されており、前期より8円の減配が見込まれています。

直近5年間で、パナソニックの配当利回りは約2〜3%、配当性向は約20〜30%で推移。

2026年3月期は減配が予定されていますが、営業利益・経常利益は改善傾向にあり、中長期的な業績回復が続けば株主還元の拡充が期待されます。

銘柄選びの参考にしてみてください。


【ご注意事項】
本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
株式投資には元本割れのリスクがあります。
配当金は企業の業績によって減額・廃止になる場合があります。
投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
記載のデータは2026年3月12日時点のものです。
最新情報は各企業のIR資料等でご確認ください。

\ LINE会員限定セミナ― /

LINE友達追加-投資家タイプ診断

コメントComment

CAPTCHA


お客様の資産形成を強力にサポートします。
3万人を超える信頼のサポート実績!