初心者でもできる!米国株の基礎知識や具体的な買い方を徹底解説

米国株投資は、世界最大のアメリカの株式市場に上場している株式への投資を指します。 米国株市場は近年魅力的な投資先として認知が高まっており、世界中の投資家にとって重要な存在です。 この記事では、初心者の方に向けて、米国株の基礎知識や購入方法について丁寧に解説していきます。米国株投資への第一歩を踏み出すための参考にしてください。

1.そもそも米国株とは

そもそも米国株とはを説明したイメージ

まず、米国株はどのようなものかを説明します。米国株とは、アメリカ合衆国の株式市場に上場している企業の株式のことです。米国株市場には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)などが代表的な取引所があります。

ニューヨーク証券取引所は時価総額が世界最大の市場であり、コカ・コーラ(KO)やビザ(V)といった有名企業が上場しています。ナスダックは、ハイテク企業やIT企業といった新興企業が上場しており、マイクロソフト(MSFT)やアップル(AAPL)などが上場しています。

両市場ともに世界有数の大企業が上場しており、今後も企業成長が期待できる企業に投資できる市場となっています。、米国株はどのようなものかを説明します。

2.米国株投資のメリットとデメリット

米国株投資のメリットとデメリットを説明した画像

米国株への投資には、メリット・デメリット両方あります。投資での成功を目指すなら、利点と欠点をよく理解してから投資を始めましょう。

2-1.米国株投資のメリット

・成長性の高い企業への投資機会が豊富
すでに紹介した通り、ナスダックには今後も成長が期待できるIT企業等が上場しています。例えば、時価総額1位のマイクロソフト(MSFT)は、2005年からの10年間で8倍以上の株価上昇を経験しています。

・グローバルな企業へ投資できる
アメリカ市場には、世界中に拠点を持つ多国籍企業が上場しています。アマゾン(AMZN)やグーグル(GOOGL)といった世界中にサービスを提供する企業に投資できるのは米国株投資の大きな魅力といえるでしょう。

・分散投資としての一つの手段
投資の世界には、「タマゴは一つのカゴに盛るな」という格言があります。一つの地域や企業に集中的に投資をすると、高いリターンを得る可能性があります。しかし、同時にリスクも大きくなり、大きな損失が抱える可能性も高まります。そこで、大きな損失を回避するために、複数の株式等に投資することでリスクを分散する必要があります。

アメリカ市場には、さまざまなセクターに複数の企業が存在するため、分散投資がしやすく、結果としてリターンの上昇率を高めることができます。

2-2.米国株投資のデメリット

①為替リスクが大きくなる
米国株投資には、為替リスクがつきものです。アメリカの株式は米ドル建で購入するので、為替の状況で資産に変動があります。円安であれば、ドルの価値が高くなりますが、円高であれば資産が目減りします。

②米国市場の情報収集や分析の難しさ
今は、証券会社などの金融機関からの情報発信などが増えてきましたが、日本にいながら米国市場の一次情報を知るのは難しいものです。個別銘柄の情報は個人投資家がアクセスできるものですが、基本的に英語です。分析を含めて初心者にはハードルが高いといえるでしょう。

③高い手数料や税金の負担
米国株投資には、さまざまな手数料がかかります。まず日本株式を売買する時と同様、売買手数料がかかります。購入時にドルを保有する時には円→ドルへの為替手数料も必要です。

また、米国株式の売却時には、少額ではありますが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に支払われる現地取引費用のSXC Feeもかかります。手数料以外に、米国株式に関わる税金は、日本とアメリカ両方からかかるので注意が必要です。

例えば、米国株から配当を受け取る場合、配当所得に対してアメリカで10%の源泉徴収がなされます。差し引かれた金額に対して、20.315%の税金がかかります。日本株式が国内で課税されるだけなのに対し、米国株式からの利益は日米両方から税金を徴収される点は覚えておきましょう。

これらのメリット・デメリットを理解し、米国株式への投資を検討してみてください。

3.米国株投資の前に準備しておきたいこと

米国株投資を始める場合、事前に決めておくと良いことがあります。何も決めずに始めてしまうと、リスクが顕在化した時に動揺してしまったり、投資が継続できなくなってしまうので、初心者は事前準備をきちんと行いましょう。

3-1.投資目的とリスク許容度の明確化

米国株投資を始める前に、自身の投資目的とリスク許容度を明確にすることが重要です。投資目的は、子どもの教育費の準備や老後資金の準備など投資家によって様々です。また、自分がどれほどのリスクを受け入れられるかも事前にシミュレーションしておきましょう。

リスク許容度によって、投資スタイルの選択やポートフォリオの構築が異なってきます。最初は、自分が投資する金額に対し、どの程度なら目減りしても精神的に平気かを考えてみてください。余剰資金でやることも重要ですが、損失への耐性は人それぞれなので、投資を始める前に資産の下落を想定しておきましょう。

3-2.投資目的に沿った投資スタイルの検討

投資目的が、結婚費用や子どもの教育費用等の場合、必要となる時期が定まっています。目標金額に対して、どの程度のリターンを期待するかも算出しやすいので、どれだけの資産を投資に回すか、金融商品の選定もしやすいでしょう。

米国株投資の平均リターンは、米国株式の指数S &P500への投資で、過去20年間の平均年率は10.17%です。年率10%ということは、7.2年で投資資金を2倍にできます。例えば、0歳の子どもがいるとして、子どもの高校入学のために500万円ほど用意したいと考えます。単純に手持ちが250万円、高校入学は15歳ですので、15年後にまとまった金額が必要とします。

すると年率は平均5%程度で良いので、米国株式だけでなく、債券や日本株式など他の金融商品を組み入れて、リターンは下がりますがリスクを下げる投資も検討できます。米国株式への投資は高リターンで知られていますが、同時にリスクも大きいものです。リスクを下げるためには、分散投資を行うことが推奨されます。

1つの銘柄やセクターに偏らず、複数の企業や業種に投資することでリスクを分散させることができます。また、リスクを下げるためには、できるだけ長期的に投資するのがおすすめです。短期的な値動きや市場の一時的な変動に左右されず、計画的に投資成果を追求することが大切です。

4.米国株の具体的な買い方

最近は、米国株の情報も増えてきました。個人投資家が米国株式を購入しやすくなっています。ここからは、米国株式の具体的な買い方について説明します。

4-1.証券口座の開設

米国株を購入するためには、まず証券口座の開設が必要です。ネット証券を利用する場合、ネット完結で口座を開設できます。まず、利用したい証券会社の口座開設ページにアクセスします。

氏名や住所、メールアドレスといった基本情報を登録し、本人確認書類をアップロードします。口座開設には必ず本人確認書類が必要となるので、運転免許証など証券会社が指定する本人確認書類を事前に用意しておきましょう。

アップロードする際、スマホで撮影したものでかまいませんが、写真がブレていたりすると判読できずに審査が差し戻されることがあるので注意が必要です。

必要書類を提出すると、証券会社側での審査に入ります。無事に審査に通過すると口座開設が完了し、マイページから取引できるようになります。

4-2.入金や購入銘柄の選定

取引できるようになったら、投資資金を自分の口座に入金します。入金も指定の既存銀行やネット銀行からリアルタイムで入金が完了します。あとは、すでに述べた通り、自分の投資目的やリスク許容度に合った米国株の銘柄を選びましょう。

銘柄選びのポイントとしては、企業の業績や財務状況、競争力などを評価することが重要です。財務諸表や業績報告書は公開されているので、それらの資料を元に企業の成長性や市場の動向を分析しましょう。

4-3.取引の実行と注文方法

購入したい銘柄を選んだら、取引を実行するために注文を出します。注文画面で欲しい株式の数量や金額などを入力します。注文方法には種類があり、主に以下のようなものがあります。

注文方法内容
成行注文現在の市場価格で即座に取引が成立する注文方法です。現在価格に納得しており、すぐに購入したいときにおすすめです。ただし、注文は先着順で確定するので、必ずしも注文が通るわけではありません。
指値注文

特定の価格で取引を行う注文方法です。指定した株価にならないと約定しないため、「指定した価格で買う」にした方がよいです。同様に「指定した価格以下で売る」も「指定した価格で売る」の方がよいです。価格を重視する場合に利用しますが、買いの場合は成行注文が優先されるため、買い時を逃すといった可能性もあります。

逆指値注文指値注文とは逆の注文方法です。「指定した価格以上になったら買う」または「指定した価格以下になったら売る」注文です。銘柄の価格の上下動に応じて、利益確定や損失制限を設ける場合に利用されることが多いです。注文の方法や手数料などは、証券会社やネット証券によって異なる場合があります。取引を開始する前にしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

米国株投資を始める際には、基礎知識や具体的な手順をしっかり押さえた方が始めやすいです。米国株投資のメリット・デメリットを理解しておけば、米国株式を保有することのリスクをある程度コントロールすることができるでしょう。

昨今は、ネット証券などが台頭してきて個人でも気軽に外国株を取引するための口座開設がしやすくなりました。基本的に手続きも完結するので、手間暇はさほどかからなくなってきています。 ただ、口座開設する証券会社によっては、書類提出が必要だったりするので、時間的な余裕をもって口座開設するのがおすすめです。

また、米国株投資特有のリスクについても紹介しました。為替リスクへの対応や分散投資によるリスク管理などを怠らないようにしましょう。リアルタイムの情報を活用しながら、自身のポートフォリオを適切に構築していくことが重要です。

投資はすべて自己責任です。自分の投資目標やリスク許容度に合わせた戦略を慎重に立て、具体的な行動に移していってください。

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