
投資経験や投資方針は人により異なるため、株式投資と言っても知りたい内容や必要な情報は人それぞれです。
株式投資をこれから始める方も、現在継続中の方も、今の自分にピッタリな投資本を選ぶのは難しいかもしれません。
今回は、方向性の異なる株式投資の本を5冊ご紹介します。今のあなたの「知りたい」の解決に役立ててください。
目次
おすすめ本1. 7日でマスター 株がおもしろいくらいわかる本
本の内容
①株式投資とは?
②証券口座の開設方法
③株の種類
④テクニカル分析&チャートの読み方
⑤売買サインの勉強
⑥チャートを使った買いパターン&売りパターン
⑦ファンダメンタル分析の重要性
⑧節税効果のありのiDeCo&NISA
の8つのパートから構成。
株式投資の始め方、買い方、売り方まで一通り網羅されています。
この本のおすすめポイント
会話形式の説明で取っ付きやすく、図や表で確認しつつ解説を読み進めることができる構成です。
導入部分の会話形式、図表の挿入、解説文の三者のバランスがよく、ストレスなく読み進めることができます。
0日目~7日目までの8パートで構成されているため、1日1パートずつ読み進めれば知識ゼロから約1週間で株式投資の大枠を理解できるでしょう。
この本が向いている方
この1冊で株式投資の基本がざっくりと理解できるため、これから株式投資を始めようとしている方や株式投資の初心者に最適です。
また、テクニカル分析に多くのページを割いているため、株式投資の経験者にとっても、実践的な売買パターンの知識を深められそうです。
この本のおしいところ
2024年開始の新しいNISAに対応していないため注意してください。(執筆が2022年7月であるため)
出版社 | ソーテック社 |
著者 | 梶田洋平 |
発売日 | 2022/8/2 |
価格 | 1,628円 |
ページ数 | A5・224ページ・オールカラー |
詳細はこちら | 公式サイト |
おすすめ本.2 バクでも稼げる 高配当・増配株投資
本の内容
①高配当投資のメリット、デメリット
②投資指標の入門編
③高配当銘柄を見抜く秘伝の法則
④儲かる人、儲からない人の違い
⑤墓場まで持って行きたい銘柄10選
の5章から構成。これを読めば高配当銘柄の見分け方がわかります。
この本のおすすめポイント
高配当を得るための銘柄選び、優良企業の見分け方がわかります。
高配当投資とは、インカムゲイン狙いの投資です。高配当の銘柄は一般的に成熟した企業です。業績が安定していて将来にわたり配当金を出してくれそうな底堅い企業を選ぶことが銘柄選びのポイントになることが理解できます。
この本が向いている方
将来、FIREを目指したいと思っている方は是非目を通しておきたい1冊です。
また、FIREとまでは考えていなくても高配当株が気になっている方にとっても役立つ内容です。配当金狙いの投資は、新NISAの非課税期間無期限化は追い風となります。
NISAで株式投資をしたい方や、すでにNISAで株式投資をしている方にも気付きのある1冊になりそうです。
この本のおしいところ
高配当投資の手法にフォーカスしているため、株式投資の始め方やNISAのレクチャーはないので、初心者には少しハードルが高いかもしれません。株式投資の基礎をクリアした後の1冊です。
出版社 | ぱる出版 |
著者 | 投資家バク |
発売日 | 2023年5月29日 |
価格 | 1,650円 |
ページ数 | A5・176ページ |
詳細はこちら | 公式サイト |
おすすめ本.3 米国株 お宝 銘柄投資
本の内容
米国株式への投資の基本がわかる。FIREの考え方、米国株式にかかる税金のこと、日本株との違いを解説。
米国個別株40選、米国ETF22選を紹介。
この本のおすすめポイント
米国個別株を選ぶときに著者が重要視しているポイントがわかります。
著者が米国株を選ぶ際に重要視しているのは、ファンダメンタルズ分析、損益計算書(PL)とキャッシュフロー表(CF)からわかる、営業利益率、営業CF、EPSであることを簡潔に説明しています。
ページ数の大半を占めているのは個別株とETFの銘柄の特徴紹介です。
この本が向いている方
米国株式投資に挑戦したい方に向いています。日本株へは投資をしているけど、米国株はこれからという方にも良いキッカケになる1冊でしょう。
この本のおしいところ
証券口座の選び方や、口座開設方法など基礎的な説明はないため、まったくの初心者は別途、基礎編を学ぶ必要がありそうです。
出版社 | きずな出版 |
著者 | たぱぞう |
発売日 | 2022年7月1日 |
価格 | 1,650円 |
ページ数 | 単行本 200ページ |
詳細はこちら | 公式サイト |
おすすめ本.4 1日5分の分析から月13万円を稼ぐ Excel株投資
本の内容
著者が投資歴10年で築き上げた、「Excel株投資」の方法を紹介。
その方法は、「Excel分析シート」に①決算数値をコピペして成長株をスクリーニング ②銘柄をとことん分析 ③ チャートを見て売買タイミングを計る、の3ステップ。
ここまでの事前準備を行えば、あとは1日5分で月13万円稼げるという内容。
この本のおすすめポイント
「会社四季報」からウォッチ銘柄をピックアップして、必要な数値をExcel分析シートにインプットすれば、超効率的にファンダメンタルズ分析ができて、投資すべき銘柄が見つけられるということです。
何となく銘柄を選ぶのではなく、その銘柄に投資する根拠を得られるという点では自信を持って投資ができそうです。
また、同時に様々な株価指標(PER、ROEなど)の活用法も身に付きます。
この本が向いている方
とことん分析して納得して株式投資をしたい方に向いています。
また、今まで株式投資が上手くいかなかった方も銘柄を徹底分析することで違う視点から投資先が見つけられそうです。
この本のおしいところ
そもそもExcelに不慣れな方や、細かい数値の分析が苦手な方にはハードル高めの内容かもしれません。
出版社 | KADOKAWA |
著者 | 森口 亮 |
発売日 | 2022年4月30日 |
価格 | 1,650円 |
ページ数 | A5判・208ページ |
詳細はこちら | 公式サイト |
おすすめ本.5 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい
本の内容
株式投資を始める前におさえておきたい「会社四季報」の活用方法、見方、読み方を解説。
なぜ、「会社四季報」は年4回発行されるのか?など、「へぇーそうだったのか?」という気付きがたくさん盛り込まれている。
この本のおすすめポイント
株式投資の経験者であっても、ネットから情報を得ることが多くなった今、「会社四季報」を読んだことがない方も多いはず。
そもそも本が分厚く、細かい字でどこを見ればいいのかわからないことも「会社四季報」を敬遠する一因かもしれません。
しかし、この本に目を通すことで「会社四季報」の見るべきポイントが分かります。そして、「会社四季報」が株式投資の宝箱であることに気が付くでしょう。
この本が向いている方
株式投資には、まず「会社四季報」の解読から!と考える方や、「会社四季報」の活用法を知りたい方に向いています。
ネットが苦手でも年4回発行の「会社四季報」を読むことで投資したい銘柄が見つかります。
この本のおしいところ
ピンポイントで知りたい情報だけを抜き出すタイプの本ではなく、1冊読み通すことで身になる本です。時間のない方やすぐに株式投資を始めたい方は途中で離脱してしまう可能性もありそうです。
出版社 | 東洋経済新報社 |
著者 | 山本 隆行 |
発売日 | 2022年6月3日 |
価格 | 1,760円 |
ページ数 | 単行本・304ページ |
詳細はこちら | 公式サイト |
まとめ
今回、全く異なる内容の株式投資の本を5冊紹介しました。今回ご紹介したのは
おすすめ本1 7日でマスター 株がおもしろいくらいわかる本
おすすめ本2 バクでも稼げる 高配当・増配株投資
おすすめ本3 米国株 お宝 銘柄投資
おすすめ本4 1日5分の分析から月13万円を稼ぐ Excel株投資
おすすめ本5 会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい
株式投資の経験や投資方針の違いにより読んで役に立つ本は異なります。
巷には投資本があふれているため何を読んだらいいか迷うことがあるでしょう。
この記事を参考に今、自分に必要な本をピックアップして頂けるとうれしいです。
コメントComment