コマツ(小松製作所)の2026年配当金はいくら?|年間190円・3期連続を解説

コマツ製作所

本記事では、株式会社小松製作所(東証プライム:6301。以下、コマツ)の配当金額や配当時期、配当性向、配当利回りについて解説します。コマツはショベルカーやブルドーザーなどの建設機械を製造・販売する国内大手のメーカーです。

2026年3月期は前期から減益となりましたが、配当金は1株あたり年間190円と現状維持を発表。2027年3月期も同額の190円が予想されており、3期連続での維持が見込まれています。コマツ株はNISAの成長投資枠でも購入できるため、非課税での運用も可能です。

コマツ(小松製作所)の配当金はいくら|3期連続で年間190円の予想

コマツ(小松製作所)の配当金はいくら

2027年3月期の予想において、コマツ(小松製作所)の配当金は1株あたり年間190円の予想です。100株あたり年間19,000円がもらえます。100株分の配当金を受け取るためには、649,200円※の投資額が必要です。※2026年6月19日の終値で計算

過去5年分の配当金の推移を、以下の表にまとめました。

(1株あたり)

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事業年度中間配当期末配当年間合計額
2027年3月期(予想)95円95円190円
2026年3月期95円95円190円
2025年3月期83円107円190円
2024年3月期72円95円167円
2023年3月期64円75円139円

参照元:コマツ企業サイト|決算短信

予想どおり190円であれば、3期連続で同額を維持することになります。配当金には20.315%の税金が発生するので、100株を持っている株主が実際に受け取れる金額は15,140円です。

【税引後に受け取れる配当金】(190円×100株)×(1−20.315%)=15,140.15円

配当金の税金や節税方法については、こちらの「配当金に税金はかからない?節税のコツや新NISAで非課税で受け取る方法を解説」の記事を参考にしてみてください。

コマツ(小松製作所)の配当金はいつもらえる|12月上旬と翌6月下旬の年2回

コマツ(小松製作所)の配当金はいつもらえる|12月上旬と翌6月下旬の年2回

コマツ(小松製作所)の配当金は、中間と期末の合計2回にわけて支払われます。配当金の支払い開始時期と権利確定日を、以下の表にまとめました。

項目中間配当期末配当
権利付最終日2026年9月28日(月)2026年3月29日(月)
権利確定日2026年9月30日(水)2026年3月31日(水)
配当支払予定日2025年12月頃2026年6月頃

参照元:コマツ企業サイト|よくあるご質問コマツ企業サイト|決算短信

コマツの配当金を受け取るには、株主名簿への登録が必要です。反映に時間がかかるので、配当金を受け取るためには基準日の2営業日前までに余裕をもって注文を済ませましょう。

コマツ(小松製作所)の配当利回りと配当性向

指標とあわせて参考にするもののイメージ

2027年3月期の予想において、コマツ(小松製作所)の配当利回りは2.93%、配当性向は53.8%です。直近5年分の推移については、以下の表をご覧ください。

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事業年度配当利回り配当性向
2027年3月期(予想)2.93%53.8%
2026年3月期3.63%45.9%
2025年3月期4.37%40.13%
2024年3月期4.33%40.14%
2023年3月期4.59%40.26%

参照元:みんかぶ|コマツ(6301)コマツ企業サイト|決算短信

2026年3月期に配当利回りが低下している背景には、減益局面でも配当を維持したことへの市場評価があります。通常、減益が続くと株価は下落しやすくなります。

しかし、コマツは減配しない姿勢を示したことで株主が株を売らず、株価が維持された結果、配当利回りが下がる形となりました。

 

 藤村哲也 ライジングブル投資顧問アナリスト

この株価の下支えは配当継続姿勢への信頼を反映していると分析しています。

 

 

2027年3月期も減益が予想されていますが、配当維持の方針が続く場合、株価の大きな下落は限定的だとみられています。配当利回りだけを判断材料にせず、業績の推移と配当方針をあわせて確認した上で投資判断をしましょう。

競合他社との比較

以下の表では、2026年3月期のコマツの配当利回りと配当性向を、競合他社と比較しました。

(2026年3月期実績)

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会社名配当利回り配当性向
コマツ(6301)3.63%45.90%
住友重機械工業(6302)3.72%48.55%
日立建機(6305)3.65%50.86%
クボタ(6326)2.71%30.59%

参照元:みんかぶ

住友重機械工業とクボタは2025年12月期決算の実績値競合3社と比べると、コマツの配当利回りは同水準です。配当性向はクボタに次いで低く、利益に対して無理のない範囲で配当を出していることがわかります。減益局面でも配当を維持できている背景には、この余裕ある配当性向が下支えしています。配当性向と配当利回りは、企業を評価するときに使う指標です。

配当利回り
購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けられるかを示す指標です。計算式は次のようになります。

  • 配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

配当性向
税金を差し引いた企業の純粋な利益である当期純利益のうち、配当に回される額を表した割合です。計算式は次のようになります。

  • 配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

目安となる数値や詳しい計算方法については、こちらの『配当利回りと配当性向とは?違いや計算式、目安となる数値を解説』記事で解説しています。

コマツ(小松製作所)の株主優待|ミニチュアレプリカの進呈

コマツ(小松製作所)の株主優待

コマツ(小松製作所)は、株主優待としてオリジナルミニチュアを進呈しています。

進呈するミニチュアレプリカはシリーズ化されており、ブルドーザーやフォークリフトなど、自社製品のミニチュアを毎年1機種リリースしています。進呈の対象は、毎年3月31日時点で株式を300株以上、3年以上保有している株主です。

コマツ(小松製作所)の業績

コマツ(小松製作所)の業績のイメージ

コマツ(小松製作所)の過去5年分の業績を以下の表にまとめました。

(単位:百万円)

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決算情報売上高営業利益経常利益純利益
2026年3月期4,132,751567,323537,258376,391
2025年3月期4,104,385657,125604,838439,614
2024年3月期3,865,122607,194575,663393,426
2023年3月期3,543,475490,685476,434326,398
2022年3月期2,802,323317,015324,568224,927

参照元:コマツ企業サイト|決算短信

2022年3月期からは新型コロナウイルスの影響が縮小し、中国以外の地域で建機需要が回復。円安の追い風も重なり、2025年3月期には売上が4兆円を超えました。2026年3月期は価格改善により増収を確保したものの、販売量の減少とコスト増加を吸収しきれず、5年ぶりの減益となっています。

コマツ(小松製作所)の事業内容

コマツ(小松製作所)の業績 コマツ(小松製作所)は、おもに下記の3部門にわかれて事業を展開しています。

  • 建設機械・車両部門
  • リテールファイナンス部門
  • 産業機械他部門

それぞれ紹介します。

建設機械・車両部門

建設機械・車両部門は、コマツの主要部門です。

掘削や運搬に使用する林業・鉱山用の機械を中心に、建設用機械の製造・販売を実施しています。近年は遠隔操作や無人運行システムなどの電子化や部品の再生事業に注力し、業界の課題である人手不足や作業効率化の解決に貢献しています。

リテールファイナンス部門

リテールファイナンス部門では、自社製品の販売を支える販売金融を提案しています。コマツが取り扱う商品は専門性が高く、用途が特殊な機械のため価格が高額になりがちです。そのため、現場やプロジェクトごとに販売・リース・レンタルなどの金融プランを提案し、使い方からメンテナンスまで幅広くサポートしています。

産業機械他部門

産業機械他部門では、ものづくりの現場で用いられるプレス機や工作機械を製造・販売しています。とくに、自動車製造向けのプレス・板金機械に強みを持ち、世界中の自動車メーカーから高い評価を受けています。防衛省向けに弾薬の生産や装甲車の保守整備も実施しており、コマツは日本全体を支える「縁の下の力持ち」的な存在となりました。

コマツ(小松製作所)と競合他社の業績比較

コマツ(小松製作所)と競合他社の業績比較のイメージ コマツ(小松製作所)と競合他社の業績を比較してみましょう。前年度(2026年3月期)の業績は、以下のとおりです。

(百万円)

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会社名売上高営業利益経常利益純利益
コマツ(6301)4,132,751567,323537,258376,391
住友重機械工業(6302)※1,066,88151,48247,31130,937
日立建機(6305)1,045,493132,951124,22673,193
クボタ(6326)※3,018,891265,470282,140186,687

参照元:みんかぶ

※住友重機械工業とクボタは2025年12月期における実績値

コマツは他社と比べて売上、利益ともに規模が大きいのがわかります。また、金額だけでなく営業利益率と純利益率も他社と比べて高水準です。営業利益と純利益の間に大きなギャップがない点から、収益の質が安定していることがわかります。

コマツ(小松製作所)の株価

コマツ(小松製作所)と競合他社の業績比較のイメージ

コマツ(小松製作所)の株価は、6,492円(2026年6月19日終値)です。以下のチャートでは、直近10年間の株価の推移を示しています。

Yahoo!ファイナンス|コマツ(6301)10年のチャーチ推移 

出典:Yahoo!ファイナンス|コマツ(6301)

2016年ごろ、コマツの株価は1株あたり2,000円前後で取引されていました。その後、2018年には4,000円台まで上昇したものの、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響で業績が落ち込み、株価も下落しました。

約1年で回復した後、2023年ごろからは建設機械の販売価格改善と円安による業績向上を背景に株価が再び上昇。2026年3月期は減益となりましたが、配当維持の方針を発表したことで株価は高水準を保っています。

 藤村哲也 ライジングブル投資顧問アナリスト

小松製作所(6301)

小松製作所は、建設機械・鉱山機械で世界的な競争力を持つ一方、景気循環や資源開発需要の影響を受けやすい銘柄です。2027年3月期は年間190円配当を維持する予想ですが、会社側は減収減益を見込んでおり、配当性向も53.8%まで上昇する見通しです。
配当そのものは一定の魅力がありますが、利益が減る局面での配当維持である点には注意が必要です。見るべきポイントは、配当利回りの高さだけでなく、建機需要、鉱山機械需要、米国関税政策によるコスト増を販売価格改善でどこまで吸収できるかです。配当目的で検討する場合も、次回決算で利益水準と配当余力を確認したい銘柄です。

また、コマツと競合他社の株の値動きについては、以下の表を参考にしてみてください。

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会社名現在の価格年初来高値年初来安値
コマツ(6301)6,492円
(以下2026/6/19終値)
7,840円
(2026/2/13)
5,062円
(2026/1/5)
住友重機械工業(6302)5,559円6,362円
(2026/3/3)
4,201円
(2026/1/5)
日立建機(6305)5,408円7,255円
(2026/2/27)
4,653円
(2026/1/5)
クボタ(6326)2,846.5円3,268円
(2026/2/13)
2,220円
(2026/1/5)

参照元:Yahoo!ファイナンス|日本株

コマツ(小松製作所)の自己株式取得|実施あり

コマツ(小松製作所)の自己株式取得|実施ありのイメージ

2027年3月期において、コマツ(小松製作所)は自己株式取得を実施しています。直近で実施された自己株式取得の情報は、以下のとおりです。

  • 取得した株式の種類:普通株式
  • 取得した株式の総数:6,541,800株
  • 取得価額の総額:41,807,625,000円
  • 取得期間:2026年5月1日~2026年5月31日(約定ベース)
  • 取得方法:東京証券取引所における市場買付

※参照元:コマツ企業サイト|自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ

コマツは自己株式取得と並行して、定期的に自己株式を消却しています。自己株式の取得と消却で1株あたりの価値を引き上げ、配当金とあわせた株主還元を目指す方針です。

 よくある質問

Q. コマツの2026年の配当金はいくらですか?

A.2026年3月期の年間配当金は1株あたり190円(中間95円+期末95円)です。2027年3月期も同額の190円が予想されており、3期連続での維持が見込まれています。

Q. コマツの配当金はいつもらえますか?

A.コマツ(小松製作所)の自己株式取得|実施ありコマツは中間・期末の年2回、配当を実施しています。中間配当は12月上旬、期末配当は翌6月下旬に支払いが開始されます。配当を受け取るには、権利確定日(9月30日・3月31日)の2営業日前までに株式を保有している必要があります。

Q. NISAの成長投資枠でコマツ株は購入できますか?

A.はい、コマツ(6301)はNISAの成長投資枠で購入できます。NISAを活用することで、配当金と値上がり益を非課税で受け取ることが可能です。

Q. コマツの株主優待を受け取るには何株必要ですか?

A.毎年3月31日時点で300株以上かつ3年以上継続保有している株主が対象です。条件を満たすと、コマツのオリジナルミニチュアレプリカが進呈されます。

Q. コマツの配当は今後も維持されますか?

A.コマツは2027年3月期も190円の配当を予想しており、現時点では維持方針を示しています。ただし、業績の悪化が続いた場合には配当性向が上昇し、減配リスクが高まる可能性があります。最新の配当方針は決算発表時のIR資料でご確認ください。

まとめ

小松製作所

本記事では、コマツ(小松製作所)の配当金について解説しました。2027年3月期の配当金は1株あたり年間190円が予想されており、100株あたり税引後15,140円が受け取れます。直近の業績は5年ぶりの減益となっていますが、配当は3期連続で190円を維持する見通しです。

減益局面でも配当を維持する姿勢が株主からの信頼を集め、株価が下支えされている点がコマツの特徴といえます。ただし、減益が続けば配当性向がさらに上昇するため、今後の業績と配当方針はあわせて確認しておきましょう。

銘柄選びの参考になれば幸いです。


【ご注意事項】

本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。配当金は企業の業績によって減額・廃止になる場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載のデータは2026年6月19日時点のものです。最新情報は各企業のIR資料等でご確認ください。

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