
「株主優待の穴場」と聞くと、誰も知らないマイナーな企業を想像していませんか。
実は、誰もが知る有名企業のなかにも「意外に知られていない高還元な優待」や「条件次第で利回りが跳ね上がる穴場銘柄」が存在します。
一方で、知名度の低さや数字上の利回りだけで選ぶと、優待廃止や株価下落の罠にハマりかねません。
本記事では、価値のある穴場銘柄の選び方を解説したうえで、おすすめの穴場銘柄12選とジャンル別の穴場銘柄を紹介します。
最後まで読めば、あなたの生活スタイルに合った「本当に買ってよかったと思える銘柄」が見つかるはずです。
目次
株主優待の穴場銘柄とは

株主優待の「穴場銘柄」は、無名企業だけを指す言葉ではありません。本記事では、おもに以下のような条件を満たす銘柄を指します。
- 投資額に対して利回りが高い
- 実用的な自社製品やサービスがもらえる
- 長期保有特典が充実している
有名企業でも、こうした条件を満たす優待は見落とされがちです。穴場銘柄を選ぶ際は、自身の生活スタイルのなかで実質どれだけお得かどうかで探すのがポイントです。
株主優待の穴場銘柄を選ぶ際に重要な3つのポイント

株主優待の穴場銘柄を選ぶ際は、以下の3点を確認しましょう。
それぞれ順に解説します。
優待内容が実際に使いやすいか確認する
株主優待は、自身の生活スタイルで実際に活用できるかどうかで価値が大きく変わります。
フィットネスジムの割引や教育プログラムの受講料割引などは、対象店舗やサービスを利用しない限り、せっかくの特典も無駄になってしまいます。
銘柄を選ぶ際は「自分の生活圏や習慣のなかで無理なく使い切れるか」を事前にチェックしましょう。
優待利回りと配当利回りをあわせて見る
穴場の優待銘柄を選ぶ際は、優待利回りだけでなく配当利回りもあわせて確認しましょう。
優待利回りだけで判断すると、無配当の銘柄を過大評価したり、配当を含めた総合的なお得度を見落としたりするリスクがあります。
両者の計算式は、以下のとおりです。
優待利回り(%)=株主優待の金銭的価値 ÷ 購入金額 × 100
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額 ÷ 1株の購入価格 × 100
この優待利回りに配当利回りを合算した数値を「総合利回り」と呼びます。投資額に対し、どれだけのリターンが期待できるかを把握できます。
業績や優待廃止リスクを確認する
株主優待は企業が任意で実施している制度のため、業績悪化を理由に廃止・縮小されるリスクがあります。
直近では、ジーネクスト(4179)は、株主還元を保有株式数に応じた現金配当への一本化により株主優待制度を廃止することになりました(2026年3月末分を最後に「廃止」)。
優待は権利確定後でも取り消される場合があります。購入前には、直近の決算状況や適時開示(企業が投資判断に影響する情報を公表する制度)を確認しましょう。
買ってよかったと思えるおすすめの株主優待穴場銘柄|12選【一覧】

前述のポイントを踏まえ、買ってよかったと思える株主優待の穴場銘柄を12銘柄紹介します。
- 物語コーポレーション(3097)
- RIZAPグループ(2928)
- Aoba-BBT(2464)
- 昭文社HD(9475)
- レダックス(7602)
- フィスコ(3807)
- NISSOホールディングス(9332)
- コメダHD(3543)
- カルビー(2229)
- NTT(9432)
- イオン(8267)
- セブン&アイHD(3382)
それぞれの優待内容を見ていきましょう。
なお、本記事の優待内容・還元条件・利用回数制限等は変更される場合があります。投資判断の前に必ず最新情報を公式サイトでご確認ください。
物語コーポレーション(東証プライム) 3097
物語コーポレーションは「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」などを展開する外食企業です。優待内容は以下のとおりです。
| 項目 | 優待内容 |
| 株主優待券3,500円相当(年間7,000円分)※1 | 100株※2 |
※1)国内の同社グループ各店舗での利用に限る/有効期限は、発行日から1年間
※2)毎年6月30日時点、および12月31日時点の株主名簿に半年以上(連続2回)同一株主番号で記載される必要あり
総合利回りは約2.2%です※3。優待は直営・FC店舗で使える食事券のため、外食機会で活用しやすい点が特徴です。
※3)参照元:みんかぶ|物語コーポレーション(3097) (2026年7月14日終値)
参考元:物語コーポレーション|株主優待
参考元:物語コーポレーション
RIZAPグループ(株)(札証アンビシャス)2928
RIZAPグループは、パーソナルトレーニングジム「RIZAP」やフィットネスジム「chocoZAP」を展開する企業です。
ジムの乗り換えや新規契約を検討している人には、会費負担を大きく抑えられるでしょう。具体的な優待内容は以下のとおりです。
| 内容 | 必要最低株数 |
| chocoZAP月会費半額(6ヵ月分) | 100株 |
| chocoZAP月会費半額(1年分) | 200株 |
| ・chocoZAP月会費半額(1年・2名) ・ポイント優待10,000pt ・デジタルギフト券5,000円分 | 400株 |
800株以上はchocoZAP優待が最大4名分に拡大し、ギフト券(10,000円分)固定のうえポイントが段階的に増える設計です。総合利回りは約48.0%です※。ただし、この高利回りはchocoZAPの月会費割引を適用した場合の数字です。
ジムを利用しない場合、100株保有では優待の還元効果が発生しない点に注意してください。
参考元:RIZAPグループ(株)
Aoba-BBT(東証スタンダード市場)2464
Aoba-BBTは、社会人向けにオンラインでビジネス・英語教育プログラムを提供する企業です。優待の内容は以下のとおりです。
| 内容 | 必要最低株数 |
| 教育プログラム受講料 30,000円割引※1 | 100株 |
| 教育プログラム受講料 45,000円割引※1 | 1,000株 |
| エグゼクティブ研修施設「ATAMIせかいえ」平日宿泊(スーペリア)優待価格61,600円 | 1,000株 |
| 「ATAMIせかいえ」平日宿泊(スーペリア)無料 | 50,000株 |
| 「ATAMIせかいえ」平日宿泊(プレミアム)無料 | 100,000株 |
※1)教育プログラムの割引は、株主一人につき一回限り
総合利回りは約97.4%※2と、数字上は高い水準です。この利回りは、オンライン講座を受講する場合の数字です。もともと対象講座の受講を検討していた人にとっては、手持ち資金を大幅に抑えられる価値の高い優待でしょう。
参考元:Aoba-BBT
昭文社HD(東証スタンダード) 9475
昭文社ホールディングスとは「マップル」「ことりっぷ」などの地図・旅行ガイドブック出版で知られる企業です。優待の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 必要最低株数 |
| 「昭文社オンラインストア」で使える3,000円分 | 100株 |
総合利回りは約6.93%です※。優待品は地図・ガイドブックなどがあり、旅行やドライブが好きな人にはうれしい特典でしょう。なお、2027年3月末を基準日とする優待からは、1年以上の継続保有が条件に加わります(2026年3月末基準までは条件なし)。
参考元<:昭文社HD
レダックス( 東証スタンダード)7602
レダックス(旧カーチスホールディングス)は、中古車買取・販売の「カーチス」を中核事業とする持株会社です。公式サイトでは大きく告知されていない、いわゆる隠れ優待に近い株主優待を実施しています。
| 項目 | 必要最低株数 |
| レダックスで利用可能な株主優待券30,000円相当 | 100株 |
総合利回りは約188.7%と、本記事の12銘柄のなかでも突出した水準です※1。
中古車の購入や売却を予定している人であれば、費用負担を大幅に軽減できるでしょう。ただし、優待の適用条件に関する詳細は公表されていないため、同社への直接確認をおすすめします。
参考元:株式会社レダックス
フィスコ(東証グロース)3807
フィスコは、金融情報の配信やIRコンサルティングを手がける企業です。かつては暗号資産「フィスココイン」も優待として配布していましたが、2023年9月末で終了しています。現在の優待は以下のとおりです。
| 項目 | 必要最低株数 |
| クラブフィスコ「IPOナビ(リミテッド)」1ヵ月無料クーポン(6,600円相当) | 100株 |
| 同3ヵ月無料クーポン(19,800円相当) | 2,500株 |
| 同6ヵ月無料クーポン(39,600円相当) | 5,000株 |
参考元:フィスコ
NISSOホールディングス(東証プライム)9332
NISSOホールディングスは、製造派遣や設備保全システムの開発など、人材関連サービスを幅広く手がける企業です。優待ポイントは、食品・家電・デジタルギフトなど5,000種類以上の商品と交換できます。
| 項目 | 必要最低株数 |
| 優待ポイント3,000pt | 300株 |
| 同6,000pt | 500株 |
| 同10,000pt | 700株 |
| 同15,000pt | 900株 |
| 同20,000pt | 1,000株 |
| 同50,000pt | 2,000株 |
総合利回りは約5.63%です※。優待単体の還元率は控えめですが、高い配当利回りが魅力の銘柄といえます。なお、優待ポイントは条件を満たせば、1回に限り翌年へ繰り越せます。
参考元:NISSOホールディングス(株)
コメダホールディングス(東証プライム)3543
全国に「コメダ珈琲店」を展開する喫茶店チェーンの持株会社です。電子マネー「KOMECA」での優待が受けられます。
| 項目 | 必要最低株数 |
| プリペイドカード「KOMECA」に年2回・1,000円ずつチャージ | 100株 |
| 上記に加え、3年以上継続保有で2月チャージ分に1,000円上乗せ | 300株 |
総合利回りは約2.85%です※。優待自体の還元率は控えめですが、日常的にコメダ珈琲店を利用する人には、使い切りやすい優待でしょう。
参考元:コメダホールディングス|株主優待
カルビー(東証プライム)2229
「ポテトチップス」「じゃがりこ」「フルグラ」などで知られる大手菓子・食品メーカーです。2026年3月期を初回に、新たに株主優待制度を導入しました。
| 項目 | 必要最低株数 |
| 自社グループ製品詰め合わせ1,500円相当(ポテトチップス、じゃがりこ、フルグラなど) | 100株 |
| 自社グループ製品詰め合わせ5,000円相当(じゃがポックルやじゃがほっこりなどを追加) | 500株 |
※1)6ヵ月以上の継続保有が条件
総合利回りは約2.81%です※2。対象は自社の人気菓子が中心となっており、日常的に同社製品を購入する世帯にとって利用しやすい内容です。
参考元:カルビー|株主優待
NTT(旧NTTドコモ/東証プライム)9432
国内最大手の通信事業者で、NTTドコモを含む通信・データ事業を統括する持株会社です。「ドコモ」は2020年にNTTの完全子会社となり上場廃止しているため、単独の株式としては購入できません。
以下の優待を受けたい場合は、親会社であるNTTの株式を保有する形になります。
| 項目 | 必要最低株数・条件 |
| dポイント1,500pt進呈 | 100株以上を2年以上3年未満保有 |
| 同3,000pt進呈 | 100株以上を5年以上6年未満保有 |
dポイントは通信料金や店舗、ネットショッピングなど幅広い場面で使えます。
優待は毎年もらえるものではありませんが、高い配当利回り(約3.60%※1)とあわせて長期保有に向いた銘柄です。
イオン(東証プライム)8267
イオンは、スーパーマーケットをはじめ金融や不動産などを幅広く展開する国内最大級の小売グループです。優待内容は以下のとおりです。
| 項目 | 必要最低株数・条件 |
| ・買い物金額(半年100万円まで)の1%を還元 ・お客さま感謝デー(毎月20日・30日)での5%割引 | 100株 |
| イオンシネマ、メガスポーツ、イオンペットなどでの割引・優待料金(還元特典との併用不可) | 100株 |
| イオンギフトカード1,000円〜10,000円進呈(保有株数に応じて5段階) | 1,500株を3年以上継続保有 |
還元率は保有株数に応じて段階的に上昇し、9,000株以上で最大7%になります。優待利回りは利用金額によって変動しますが、配当利回りは約1.09%※です。
イオンやマックスバリュを日常的に利用する世帯であれば、使えば使うほど還元効果が高まる実用的な銘柄でしょう。
参考元:イオン|株主優待制度
セブン&アイ・ホールディングス(東証プライム)3382
セブン&アイ・ホールディングスは、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどを傘下に持つ、国内最大級の流通グループです。
2024年に株主優待制度を新設した、比較的新しい優待銘柄です。以下のように、共通商品券または同額の寄付が選べます。
| 項目 | 必要最低株数・条件 |
| 共通商品券2,000円分(3年未満保有)/2,500円分(3年以上保有) | 100株 |
| 同2,500円分(3年未満保有)/3,000円分(3年以上保有) | 400株 |
| 同3,000円分(3年未満保有)/3,500円分(3年以上保有) | 700株 |
総合利回りは約4.05%です※。商品券はセブン-イレブンをはじめとするグループ店舗で幅広く利用できるため、日常的に消費しやすい利便性の高さが魅力です。
参考元:セブン&アイ・ホールディングス|セブン&アイ・ホールディングスの株主になりませんか
ジャンル別に見る株主優待の穴場
株主優待は、ジャンルによって使い勝手や適した利用者が異なります。以下の7ジャンル別に、穴場銘柄を紹介します。
食事券がもらえる株主優待
食事券系の優待は、外食を頻繁にする人ほど恩恵を実感しやすいジャンルです。
たとえば、クリエイト・レストランツHD(3387)は「磯丸水産」や「しゃぶしゃぶ温野菜」などグループ店舗で使える食事券を贈呈しています。
| 内容 | 必要最低株数 |
| グループ店舗(磯丸水産、しゃぶしゃぶ温野菜等)で使える優待券1,500円分(年2回) | 100株 |
優待券は保有株数に応じて100株から18,000株まで10段階で優待額(最大年間60,000円分)が上がる設計です。800株以上を1年以上(継続3回以上)保有すると、株数に応じて年間4,000円〜16,000円分が追加贈呈されます。
なお、前章で紹介した「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」などで使える食事券がもらえる物語コーポレーションもおすすめです。
参照元:クリエイト・レストランツホールディングス|株主優待制度のご案内
日用品がもらえる株主優待
日用品系の優待は、日常的に使うものが届くため実用性が高く、家計の助けになりやすいジャンルです。日本製紙(3863)であれば、所有株式数に関わらず日用品の詰め合わせを一律1セットもらえます。
| 内容 | 必要最低株数 |
| 家庭用品詰め合わせ(ティッシュ・キッチンタオル・ウェットティッシュなど)一律1セット | 100株 |
毎日使う紙製品が中心となっており、生活費を実質的に抑えられる実用的な優待です
参照元:日本製紙|株主優待制度について
QUOカード・ギフト券がもらえる株主優待
QUOカードやギフト券系の優待は、使い道を選ばず現金に近い感覚で使える点が魅力です。
なかでもリズム(7769)は、複数の電子ギフトから選べる自由度の高さでおすすめです。車載・精密部品事業のほか、時計や加湿器などの生活用品事業を展開しています。
| 内容 | 必要最低株数 |
| 電子ギフト「あっとギフト」15,000円相当(QUOカードPay、Amazonギフト、nanacoギフト等から選択) | 100株 |
自身の利用環境にあわせて受け取るギフトを選択できるため、無駄なく使い切れます。
参照元:リズム|株主還元
カタログギフトがもらえる株主優待
カタログギフト系の優待は、食品や雑貨から好きな商品を選べるため、ライフスタイルにあわせて使いやすいジャンルです。このジャンルで代表的なのが、リコーリース(8566)です。長期保有するほど選べる商品の幅が広がる魅力があります。
同社はリコーグループのリース会社として、OA機器や産業機械などのリース・割賦販売を手がけています。
| 内容 | 必要最低株数 |
| カタログギフト2,000円相当 | 100株(保有1年未満) |
| 同4,000円相当 | 100株(保有1〜3年未満) |
| 同5,000円相当 | 100株(保有3年以上)または300株(保有1年未満) |
| 同8,000円相当 | 300株(保有1〜3年未満) |
| 同10,000円相当 | 300株(保有3年以上) |
参照元:リコーリース|株主優待のご案内
旅行・レジャーで使える株主優待
旅行・レジャー系の優待は、宿泊費や体験の費用を抑えられる実用性の高いジャンルです。
なかでもエニグモ(3665)は、2025年に優待が新設されたばかりで注目の銘柄です。海外ブランド品を購入できるファッションフリマアプリ「BUYMA」を運営しています。
| 内容 | 必要最低株数 |
| 「BUYMA」「BUYMA TRAVEL」で使える株主優待クーポン2,000円分 | 200株 |
| 同5,000円分 | 500株 |
| 同10,000円分 | 1,000株 |
2回目以降は、200株以上を1月末・7月末で2回連続保有する条件が加わります。
なお、静岡・熱海での宿泊を検討している場合は、温泉旅館「ATAMI せかいえ」の優待券がもらえるAoba-BBT(2464)も併せてチェックするとよいでしょう。
美容・健康サービスが使える株主優待
美容・健康系の優待は、日常のスキンケアやフィットネスに直結するため、実生活での満足度が高いジャンルです。
なかでも注目したいのが、ポーラ・オルビスホールディングス(4927)でしょう。「ポーラ」や「オルビス」などの人気コスメブランドを展開しており、複数の商品から好みのアイテムを選べる点が魅力です。
| 内容(保有3年未満/3年以上) | 必要最低株数 |
| ポーラ・オルビス等のコスメと交換優待ポイント15pt/35pt | 100株 |
| 同60pt/80pt | 400株 |
| 同80pt/100pt | 1,200株 |
| 同100pt/120pt | 2,000株 |
優待ポイントは、ポーラ・オルビス・THREEなど複数ブランドのコスメと交換できます。翌年への繰り越しも可能で、スキンケアにこだわりたい人に向いています。
なお、健康サービス分野では、フィットネスクラブ「chocoZAP」の割引・無料特典があるRIZAPグループも併せて参考にしてください。
学習・教育サービスが使える株主優待
書籍の購入費や学習サービスの利用料を抑えられるため、子育て世帯や自己啓発に取り組む人に適したジャンルです。
この分野で候補に挙がるのが、学研ホールディングス(9470)でしょう。
出版・教育事業を中核に、学習塾やオンライン学習サービスも展開する企業です。塾やオンライン学習の割引クーポンなど、複数の使い道から選べる優待が受けられます。
| 内容 | 必要最低株数(1年以上継続保有) |
| 優待ポイント1,000pt(学研グループの割引クーポン、商品セット、寄付から選択) | 100株 |
| 同5,000pt | 500株 |
| 同10,000pt | 1,000株 |
また、500株以上・1,000株以上の継続保有では、長期優待ポイント1,000〜2,000ptが上乗せされます。
穴場の株主優待を探す際の注意点

株主優待を目的として、株式を購入する際に注意すべき点は次の4つです。
1.株価の推移を確認する
2.信用取引は株主優待を受けられない
3.単元株数が条件でない場合がある
4.本人以外は利用できない場合がある
5.株主優待は廃止になる可能性もある
順番に解説します。
1. 株価の推移を確認する
株主優待がいくら充実した内容でも、株価が下落して回復の見込みがなければ含み損となってしまうため、優待だけを目当てに株を購入するのにはリスクがあります。
例えば、一般の株式投資であれば給与所得など他の所得と損益通算できますが、NISAを利用する場合は損益通算ができません。
また、実際に株式を購入する場合は、企業の業績や今後の株価の見通しを確認する必要があります。配当利回りと優待利回りのみに着目して購入するのはおすすめしません。業績が悪くても配当だけを無理をして出し続けるような企業もあるかもしれません。
利回り計算で選んだ企業であっても、株価自体が下がってしまえば、利回り計算も低下する点にも注意しましょう。
関連記事
NISAで株主優待はもらえる?おすすめ銘柄の選定方法解説
2. 信用取引は株主優待を受けられない
信用取引で行う株式は、投資家のものではなくあくまでも証券会社のものなので、株主優待が受けられません。信用取引には、証券会社などの審査を受けて行う信用買いや信用売りがあります。
投資家の保有する現金で行う現物取引に慣れると、信用で行う取引を行うと取引量が増えるので便利ですが、株主優待を受けられない点に注意しましょう。
3.単元株数が条件でない場合がある
株主優待を受けられる株数は、単元株とは限りません。優待の対象となる株数は企業ごとに決められているので必ず確認しましょう。
単元株は通常100株であることが多いですが、優待のための対象株式数が別途制限されている場合があります。
単元株数以上や未満株でも受けられる場合があります。また、保有する株式数が多ければ、段階的に受けられる内容も異なる場合があるので確認が必要です。
4. 本人以外は利用できない場合がある
株主優待の中身によっては、名義人本人しか利用できない場合があります。例えば、金券や取り寄せカタログは本人以外でも利用できる場合がありますが、店頭で本人確認が必要なものもあります。優待内容を他人に譲渡したい場合は、必ず利用条件を確認しましょう。
5.株主優待は廃止になる可能性もある
株主優待は未来永劫に続く制度ではありません。そのため、業績が悪くなれば優待価格が減額されたり、廃止になることもあります。そうなれば、株価は大幅に下落する可能性が高くなります。
株主優待ねらいで個別株を検討するなら、買う前だけでなく保有中の判断も重要です。
配当利回りだけで銘柄を選ぶと、株価の下落や減配によって、思ったように資産形成が進まないこともあります。
そのため、個別株で資産形成を考える場合は、配当だけでなく、業績の見通しや分散、保有継続の判断まで含めて考えることが大切です。
一方で、
「どの銘柄を選べばいいかわからない」
「買った後にいつまで持つべきか判断できない」
と感じる方も少なくありません。
そのような方に向けて、ライジングブルでは売買判断をサポートするサービスを案内しています。
個別株の運用に不安がある方は、サービス内容をご確認ください。
→ 売買サポートサービスを見る
株主優待の穴場に関するよくある質問
最後に、株主優待の穴場銘柄についてよくある質問を紹介します。
10万円以下で買えるおすすめ株主優待は?
エニグモ(3665)やNTT(9432)などは、10万円以下で購入できる株主優待銘柄として人気です。
- エニグモ(3665):最低条件の200株を約8.1万円※で購入でき、海外ファッション通販サイト「BUYMA」等で使える優待クーポンがもらえる
- NTT(9432):約1.7万円(※2026年9月24日現在)から購入可能で、一定期間以上の継続保有によってdポイントが付与される
株主優待目当てで株を買いまくった結果どうなりますか?
優待内容のみを理由に多数の銘柄を購入すると、思わぬ損失につながるリスクがあります。
おもな失敗パターンは以下の3点です。
- 業績不振の銘柄で株価が下落するケース
- 優待だけを重視して配当利回りを見逃すケース
- 優待券を使わないまま失効させるケース
失敗を防ぐために「株価が20%下落したら売る」「優待廃止や減配で保有を見直す」など、明確な損切り・撤退ルールをあらかじめ決めておきましょう。
4978の隠れ優待は?
証券コード4978はリプロセル(再生医療関連の研究開発企業)です。同社の公式FAQでは、株主優待制度について「現在、設けておりません」と明記されています。
シャトレーゼの株主優待は?
シャトレーゼは非上場企業のため、株式を購入できず株主優待制度も存在しません。知名度の高さから優待があると思われがちですが、上場企業ではない点に注意しましょう。
似た食品系の優待を探すなら、コメダホールディングス(3543)やカルビー(2229)など、本記事で紹介している銘柄がおすすめです。
まとめ:穴場銘柄は「生活のなかで無理なく使えるか」を基準に選ぼう

あらためて、株主優待の穴場銘柄を選ぶ際は、以下の3つのポイントが重要です。
- 使いやすさ:生活スタイルに合い、無理なく消費できる内容か
- 総合利回り:優待利回りと配当利回りを合わせた還元率は十分か
- リスク管理:業績不振や優待廃止・減配のリスクが極力低いか
本記事で紹介したおすすめ12銘柄やジャンル別の穴場銘柄を参考に、自分に合った銘柄を探してみてください。
ただし、株式投資には価格変動リスクもあるため、余剰資金の範囲で無理なく優待生活を楽しみましょう。
【ご注意事項】
本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。配当金は企業の業績によって減額・廃止になる場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載のデータは2026年9月24日時点のものです。最新情報は各企業のIR資料等でご確認ください。



コメントComment