売り情報の重要性
株式情報の中で購入を薦める情報は多いのですが、それら購入した株を売却する情報はほとんどないことが投資家が育たない大きな理由です。株は購入した以上、いつかは売却するということを前提として考えておくことが重要です。
売却と一言で言っても、5％や10％の利益でさっさと売却するこ ﾆもあれば、2倍3倍になって売却することもありますし、10％の損失で見切りをつけることもありましょう。5倍、10倍になっても保有を続けることもあるのです。
売却と一言で言っても様々なケースがありましょう。
上昇し続ける株はありえませんので、購入した以上は「いつどの程度で売却するのか？」の心構えはしておくことが重要です。
購入は「良いと思ったから購入する」ので、前向きな気持ちですが、売却は「悪いと思うから売却する」という後ろ向きな考えになりがちです。
売却の絶大な効果
1.損失も利益も確定する
売却して初めて利益は確定します。当然いくら利益が出て行っても利益を確定するまでは絵に描いた餅に過ぎません。この利益をいつ確定するのか？はパフォーマンスを大きく左右する技術です。10％の利益で確定する場合もあれば、2倍3倍になって確定することもあれば、5倍、10倍まで保有を続けるケースもあり、千差万別です。相場の環境や経済状況、需給関係、世界情勢など様々な要因を考慮して決めなければなりません。
100％上昇する銘柄を提供できれば良いのですがそれは不可能です。中には将来的に買値から大きく下落してしまう可能性が出てしまう銘柄も出てきましょう。これは株をやる以上は避けられない問題です。その場合は損失を拡大させないことが絶対的に重要です。損失を確定し後に引きずらないことです。ロスカット（損切り）が非常に重要となります。半分になって、損切りをするのではなく、早めの段階で見切ることが重要です。
弊社では各種売買シミュレーション（ポートフォリオ）（日本株は売買シミュレーション（厳選ポートフォリオ）、中国株は10万円〜200万円売買シミュレーション（ポートフォリオ））で戦略銘柄の購入をシミュレーションしてお伝えし、その後は全て売却までサポートしております。今後も是非参考にしてください。
2.売却によって新たな投資資金が出来る。
購入は資金を拘束することにつながりますが、売却は資金を開放し、自由にできるようになります。新たに良い投資対象があればそちらに振り向ければよいわけですし、売却した銘柄の下がるところを待ってより安い値段で購入することも考えられます。売却し資金が捻出できたら、そこで取り返していく気持ちがわいてくるのです。一番つらいのが、保有銘柄がどんどん値下がりをしていくのを指をくわえてみているだけになってしまうケースです。精神的にもつらく、見るたびに落ち込んでしまいます。良いと思って勇気を出して購入したものだけにいつまでも期待を持ってしまうのです。これを避けるには機械的にロスカットルールに従うことです。誰しも「良いと思って購入したもの」をすぐに見切ることは出来ないものです。ですからルールを設け、感情を入れずに損切りすることが重要です。損切りすることによってその資金で取り返していけばよいのです。 弊社の売買シミュレーションサービスは中国株においては購入時にロスカット基準を設けてメール配信しております。その基準を下回ったら原則損切りすることを前提にしております。（中には損切りしないで様子を見るケースもあります）中国株の場合は特に成功するものは大きく取り、失敗するものは早めに見切り、仕切りなおすことが重要だからです。
3.より良いものへ投資できる
売却しない限り、資金は拘束され1銘柄に限定されますが、売却することでその時点で最も良い銘柄へ乗り換えることが可能となります。過去に購入した銘柄はその時点では良いと思ったものであっても、状況は様々変化します。「今」の時点でより最適な投資先があるのであれば、その変化に対応することが売却によって出来るのです。売却しない限りは、常に資金を出し続けなければなりません。しかし、売却がうまく出来れば、ある資金の範囲内で最適な選択が常に出来るのです。限りある資金を動かしている以上、これは非常に大事なことです。
4.塩漬け株は何も良いことはない
購入した株価を下回り、日々下がっていくのは誰しも嫌なことです。10％や20％の損失なら株はあっという間に取り返せるのですが、半分や1/3になってしまうと修復には多大な時間がかかります。保有し続けて回復し、利益が出るようになるにはよほどのことがないと難しくなります。これを希望的観測で持ち続けるよりも、今最適な選択をして、取り返していくことで全く違う世界が開けてくるのではないでしょうか？ いずれにしても購入したら、いつかは売却することが前提となります。
売却にはいくつもの要素を考慮に入れることが重要
1.全体相場感（全体的な相場がどっちに向くのか？）
2.経済動向（金利、為替など）
3.企業業績（個別企業の業績動向）
4.需給動向（増資や推奨動向）
5.テクニカル面（過熱感など）
売却を行うのはいずれにしても誰しも購入以上に勇気の要ることです。これは利益が出ている場合もそうですし、損切りの場合もそうです。しかし、売却によるメリットを考えれば売却こそが「株による資産形成」には非常に重要だという事実です。だからこそ弊社では売買シミュレーションコンテンツを中核に据えて提供しているのです。是非、皆様も売却技術を弊社の売買シミュレーションを参考にして身につけ、「株による資産形成」を実現していただければと思います。
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