現金化した資金を生かすために、いつでも動ける準備を～ライジングブル投資顧問

新型コロナウィルス感染拡大に市場が大きく揺さぶられてから、二か月目に突入しました。

現状を見ると、発生源である中国では、国家主導の厳戒態勢が功を奏してか、感染拡大は収まりつつあるようです。しかし、今度は韓国、イタリア、イランなど、中国国外での感染者が急増し、パンデミック（世界的大流行）の恐れも非現実的では無くなってきています。

この状況変化に一時は楽観的だったNY市場も動揺し、先週は、リーマンショック以来最大の下落を見せたのはご存知の通りです。

ここにきて日本政府も対策に本腰を入れ始め、全国の小中学校への休校勧告や、大規模イベントの自粛要請など、急速に非常事態に近い体制を整えつつあります。

次に焦点になるのは、新型コロナウィルスを検出するPCR検査が保険適用範囲となる事でしょう。

客観的に見れば、日本は地理的にも、交流の深さからも、中国以外で最も感染拡大が懸念される地域の一つです。

それが、これまで韓国やイタリアのように感染者の数が増えなかったのは、検査が十分に行き渡っていないからで、より多くの人が検査をするようになれば、ひょっとしたら感染者数は急増するのではないか。そんな疑念が社会に渦巻いているからです。

もし、この疑念通り、日本で感染者が急増した場合、一体、相場にはどのような影響が出るのでしょうか。

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