株のサポートの特徴

信用取引にかかる費用と手数料

信用取引にかかる費用と手数料

株式取引をする場合には、証券会社に取引手数料を支払いますが、信用取引の場合には、資金あるいは株券を借りることになるので、その分の金利などの費用が生じます。今回は、それら信用取引にかかる費用に焦点を当てて解説します。

信用取引にかかる費用

(1)金利

信用取引で信用買い(証券会社からお金を借りて株を買う取引)をする場合、借りた資金について金利を支払う必要があります。証券会社によって金利は異なりますが、制度信用の場合には2.8%、一般信用の場合には3.5%程度が多いようです。

例えば、株価が5,000円の株を500株、信用取引(金利3.5%)で買った場合、5,000円×500株=250万円の資金を借りることになります。したがって、250万円に3.5%の金利が発生します。金利を計算すると250万円×3.5%=87,500円になります。

株価が1年後に5,250円になった場合で考えてみると、資産額は、5,250円×500株=2,625,000円になるので、キャピタルゲインは、2,625,000円-2,500,000円=125,000円になります。そこから、金利分87,500円を引くと、儲けは37,500円となります。

逆に、株価が1年後に4,750円になった場合、資産額は、4,750円×500株=2,375,000円になるので、2,375,000円-2,500,000円=▲125,000円になります。そこから、金利分87,500円を引くと損失は▲212,500円になります。

このように、利益が出た場合であっても、金利分を差し引くと大した利益でないこともあり、損失が出た場合には、さらに負担が大きくなります。

(2)信用取引貸株料(制度信用のみ)

信用取引貸株料は、証券会社から株券を借りて空売りをする場合にかかる費用です。1.10%~1.15%が一般的です。

(3)信用管理費

信用取引で未決済のものがある場合、約定日から起算して1カ月目ごとに、買付株数または売付株数に対してかかる管理手数料です。1株につき10銭程度の手数料が必要になります。

(4)品貸料

制度信用取引において、市場で貸借される株式の数が不足すると、追加料金が発生します。それが、品貸料です。

(5)信用取引名義書換料

信用取引により株を買い付けた場合、証券会社が株券の名義書換の手続きをする費用です。株券の権利確定日をまたいでいる場合に必要となります。1単元あたり50円の手数料が一般的です。

(6)委託手数料

信用取引をする際にかかる手数料です。金利収入があるので、現物株よりも低く設定していたり、無料としたりしている証券会社、取引ごとに手数料がかかるコース、一日定額で手数料がかかるコースなどから選べる証券会社があります。

 

信用取引では、現物取引と異なり、委託手数料のほかに「金利、貸株料」など費用がかかります。意外と費用については気にしない人が多いのですが、投資期間が長くなる場合、金利負担はわりと重くなるので、その点を意識して投資することが重要です。また、金利や手数料の額は、証券会社によって大きく異なるので、条件の良い証券会社を選ぶことが重要です。

まずは3ヶ月/9,000円~の会員登録でライジングブルの実力をお試しくださいませ!
会員登録はこちらから
まずは3ヶ月/9,000円~の会員登録でライジングブルの実力をお試しくださいませ!
会員登録はこちらから
pageTop