株のサポートの特徴

株式投資を始める前に目標を定めることの必要性

株式投資を始める前に目標を定めることの必要性

株価は時々刻々と変化します。変化するからこそ儲けるチャンスがあるのですが、逆に損をする可能性もあります。このリスクをきちんと管理することが、株式投資のコツです。
どのようにリスク管理をしていけばよいのかをご紹介します。

株価の動き方の特徴

株価は、「上がるときはゆっくりと、下がるときは速く」動くことが特徴です。

買うときは、株価が上がるかどうか分からないため、比較的慎重に買いが集まります。売るときは、既に株を持っている状態(リスクを抱えている状態)なので、下がるかもと考えていち早く売りに出します。

初心者によくある投資家心理として、買った株式が値上がりして「儲かって嬉しい」と欲が出てしまい、株価が下がり始めても「すぐまた上がるに違いない」と考えてしまうことです。

静観しているうちに、下げが加速し、買った値段を大きく割り込み、損に転じてしまうことがあります。損失状態で売却したくないため、再び「もういい加減、上昇に転じるだろう」と希望的観測で株を保有しつづけ、さらに損失を出してしまうこともあります。

ここまでくると、大きな損失で売るか(投げ売り)、株価が戻るまで長期間保有するか(塩漬け)の判断をしなければならなくなります。

失敗防止策: 目標株価をロックオン!

失敗を防止するためには、上昇した場合の利益確定ラインと下落した場合の損切り(ロスカット)ラインを決めておくことが有用です。

利益を確定するラインの決める基準は2つあります。証券アナリスト等がその企業の業績などを分析して出している上値目標の株価と、自分が満足する収益を得られる株価です。

前者はあくまでも当たり外れのある予想値であるということを認識する必要があります。後者は、人それぞれで、着実なタイプの人は買った株価から10%~20%高い株価、リスク許容度が高い人は30%~50%、銘柄や環境によっては200%~300%といったように目標を定めます。

ロスカットのラインは、「利益確定ラインとのバランス」と「自分のリスク許容度」の観点があります。利益確定ラインが10%であれば、ロスカットはマイナス8~10%など、期待利益より若干小さい数字がバランスとして良いと考えられます。

利益確定ラインを非常に高くした場合は、成長性が高い、値動きが大きい銘柄を選ぶと思いますが、ロスカットは自分のリスク許容度にもより、マイナス50%~30%くらいが良いのではないでしょうか。

もし、値動きの大きな銘柄のロスカット水準をマイナス10%として設定すると、すぐに売却水準が来るのであまり意味のない投資になってしまいます。過去の株価の動き(チャート)なども参考にして決めましょう。

極めて重要なこと:決めたラインの厳守

利益確定・ロスカットの水準は、投資家の性格や投資金額、銘柄によって決めるものなので正解はありませんが、極めて大事なことは、一度決めたラインは「厳格に守って」必ず売却するということです。

簡単そうに聞こえますが、実際にやってみれば、それがとても難しいことだと分かります。利益確定のラインが来ると、儲かっている状態ですので「まだ上昇するかも…」という野心が頭をもたげます。

また、ロスカットラインについても、そこでの売却は損失での売りとなりますので、「もうちょっと待っていれば、すぐに上昇するのではないか…」という希望的観測を持ってしまいます。その希望的観測が実現すればよいのですが、投資家の多くが「あの時売っておけば…」と後悔することになるでしょう。

前述のように、本格的に下げに転じたものは、気づいたら手が付けられない速さで下がります。それを避けるための目標株価のロックオンですから、一度決めたラインは厳守することがリスク管理となるのです。

なお、目標株価を決めたら、利益確定の「指値」とロスカットの「逆指値」の入力をしておくとよいでしょう。指値は「●円以上で売り」とする指示する注文、逆指値は「●円以下となったら売り」と指示する注文方法です。

これをやっておけば、株価がそれに到達すると自動的に執行され、ロスカットをきちんと実行できますので便利です。

情報収集

銘柄を選ぶために情報収集をしましょう。経済や景気の動き、企業ニュースなどは、日本経済新聞を読むとよいでしょう。多くの投資家が購読しており、同紙の記事で株価が動くことがあります。

個別の銘柄の業績や株価の動き(チャート等)は、インターネット証券の画面で見ることができます。そのほか、「Yahoo!ファイナンス」「モーニングスター」「株探(かぶたん)」など専門情報サイトがあります。

銘柄選び

前述の情報収集で得た材料から、銘柄を選ぶまでの一般的な方法として、トップダウン方式を紹介します。経済の大きな動きから、いわば連想ゲーム式に絞っていく方法です。

例えば、経済指標や多くの企業業績が回復してきたニュースなどから製造業の回復が目立つ、今後工場や機械などの設備投資が増える可能性があるので、工作機械の業種に投資してみようと考えます。

ここまで来たら、工作機械に関連する業種の中から「業績の良い銘柄」「自分の投資金額に合う銘柄」「株価のグラフや投資指標などを見て高すぎない(割安な)銘柄」といった観点から、専門情報サイトを使って探しましょう。条件を入力して銘柄を抽出する機能のあるサイト(株マップなど)を使うと便利です。

もう一つ、ボトムアップ方式があります。これは、個別銘柄の材料(ニュース)から選びます。例えば、「パズドラが売れそうだからガンホー・オンライン・エンターテイメントを買おう」という決め方です。この場合でも、その企業の過去2~3年の業績や株価の水準などを確認して、業績が良い、高すぎないということであれば、投資対象とします。

銘柄選びは専門性が高いため、一般投資家向けに有料情報サービスがあります。自分で銘柄を選ぶことが難しい場合は、そういたものを利用するのも一つの手段でしょう。

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