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どこで株は取引されているのか?日本の証券取引所のご案内

どこで株は取引されているのか?日本の証券取引所のご案内

株式は「証券取引所」で取引されています。この取引所での取引に参加できるのは、会員となっている証券会社だけです。個人投資家は証券会社に注文を出して、取引所に注文をつないでもらいます。

では、日本にはどのような証券取引所があるか見ていきましょう。

国内市場のナンバーワンは東京証券取引所

日本国内には、現在、株式の取引所が東京、名古屋、福岡、札幌の4ヵ所にあります。大阪証券取引所は2013年7月16日をもって現物の株式取引市場を東京証券取引所に統合しました。その後、大阪取引所はデリバティブ(先物やオプション)に特化した取引所となっています。

かつては、京都、新潟、広島にもありましたが、2000年ごろに東京や大阪が吸収する形で廃止されました。

国内の取引所のうち圧倒的な取引量があるのは東京証券取引所(東証)であり、上場企業数は約3,500社、時価総額444兆円です。上場企業数はムンバイ(インド)、トロント(カナダ)に次ぐ世界第3位、時価総額も米国のニューヨーク、ナスダックに次ぐ第3位の規模となっています。

企業の成長度によって上場できる市場の種類が違う

一つの証券取引所のなかにも、市場の種類があります。例えば、東証には、第一部、第二部、マザーズ、ジャスダック(スタンダード、グロース)と分かれています。

これらの違いは、その市場に上場できる企業の審査基準の厳しさの違いです。売上高や利益、発行している株式の数量や売買高によって審査されます。言い換えれば、企業の成長度によって上場できる市場が異なるのです。

第一部、第二部はいわゆる大企業向け、マザーズとジャスダックは新興企業市場といわれ、規模が小さい企業向けの市場です。マザーズは東証にもともと設置されていた新興企業市場ですが、ジャスダックは昨年まで大阪証券取引所にあったもので、吸収合併によって東証に移されました。

なお、ジャスダックのグロースとは、通常は企業業績が赤字の場合は上場できないのですが、赤字であっても将来的な見通しが良好であるとして上場させる市場です。因みに、名古屋にはセントレックス、福岡にはQ-Board、札幌にはアンビシャスといって、それぞれに新興企業用の市場が用意されています。

取引所では公正なオークション方式で取引が行われる

証券取引所には、日本中から注文が集められ、取引が成立して株価が形成されています。通常の株式はオークション方式といって、「価格優先、時間優先の原則」に基づいて、次々と売り手と買い手の注文を付け合わせて、取引を成立させていきます。

取引所にはたくさんの注文が集まるわけですが、買い注文の場合には「より高い値段でも買いたい」という注文を、売り注文の場合には「より低い値段でも売りたい」という注文が優先されます(価格優先の原則)。

株式の注文方法には、希望の価格を指定する指値(さしね)注文と価格を指定せずいくらでもいいから売買したいという成行(なりゆき)注文がありますが、価格優先の原則として、成行注文が最優先されます。

また、同じ注文価格であった場合には、注文を先に出した方が優先されて、取引が成立します(時間優先の原則)。同じ成行注文でも先に出した方が先に約定できます。このようなルールを厳格に適用して、公正な取引が保たれています。

なお、証券取引所は国内に4ヵ所ありますが、一つの企業が複数の取引所に重複上場することができます。例えば、トヨタ自動車は東京の他に名古屋、福岡、札幌に、三菱UFJフィナンシャル・グループは東京と名古屋に上場しています。このような場合、どちらの市場でも売買が可能です。

ただし、株価は市場ごとに異なり(通常はすぐに是正されますが)、出来高も違っています。重複上場銘柄を売買するときには、株価が有利で出来高が多い市場を選ぶようにしましょう。東証と地方の取引所に重複上場している場合は、東証の方が取引に厚みがあることが圧倒的に多いようです。

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