株のサポートの特徴

株式投資を始める時に、決めておくべきことが「運用方針」です。これをはっきりさせておかないと、わずかな下落で一喜一憂してしまったり、引くタイミングをまちがえてしまい、損をしてしまう可能性があります。自分の中で目標、方針を立て、株式投資に臨むようにしましょう。

目的によって運用方法がかわる

最初に株式投資で何をしたいのかを決めます。ただ単に儲けたいだけであれば、他の金融商品を扱う手段もあります。株を購入して、どうしたいのか。その目的によって、投資内容が変わってきます。

老後の資産づくりなど、長期的な目的であるのなら、業績が安定していて配当や株主優待が充実している会社の株を選ぶとよいでしょう。業績が安定している業種は、銀行・電力・ガスなどがよく挙げられます。安定した株を保有しながら配当金や株主優待をうけて、タイミングを見計らって売却します。長期的に資産を作っているというスタンスで投資するとよいでしょう。

株で儲けたい、家がほしいなど、株でお金を増やした場合は、短期的な取引をおすすめします。近い将来大きくなりそうな会社や話題の商品を扱っている会社など、短期で利益が出て値動きも大きな株を選びます。その代わりハイリスク・ハイリターンなので、しっかりと銘柄を見極める必要があります。利益が出たらすぐに売却するとよいでしょう。

株の運用で決めておくこと

株式投資を行う上で、もう一つ自分で決めておくべきことがあります。それは、「いくらまで資金を使うのか」「いくらまでの損が出たらやめるのか」です。

株で失敗する人は「大きく儲けよう」と意気込んで、持っている資金を全て使ってしまいます。また、株式投資を始めると、感覚が狂ってしまい必要なお金もつぎ込んでしまう場合があるようです。

株式投資は「余裕資金で行う」と決めることが大切です。使う予定のあるお金や預貯金を株式投資に使ってはいけません。必ず生活に必要なお金は残し、余裕資金の何％を株式投資に充てるのかを決めましょう。

株式投資は会社の業績をみたり、将来性と景気の動向を分析する必要があります。利益は大きいのですが損失も大きく、初心者には難しい投資方法です。

また、投資は分散して行いましょう。ハイリスク・ハイリターンで流動性のない株式だけに投資することは避けた方が無難といえます。

下落して反転が望めない時は潔く

株式投資を行っていると、下落しても「まだ大丈夫」「いつかきっと」と値上がりを期待してしまい、気づいた時には相当な額の損失を出していることがあります。

行動心理学でも言われていますが、人間は希望している結果に合わせて物事を解釈するため、株価が下落しても「明日上がるかもしれない」となかなか売却することができないのです。

値上がりを待っているうちに会社が倒産してしまったなんてことにならないように「ここまで値が下がったら売却する」と決めて、売却したら諦めて次の優良な株を探しましょう。 一番避けたいのは、株券がただの紙切れになってしまうことです。買い手がつくうちに潔く売却しましょう。

株式投資にかぎらず、資産運用をするときには自分の方針を決め、そこから外れたら投資は行わないなど、気持ちを律して行うことが大切です。

株式投資をして借金だけが残ってしまったということがないように、目的を持ち、リスクと隣り合わせであると心得て、株式投資を行いましょう。