株のサポートの特徴

2つのパターンに分けられるフォーメーション分析

2つのパターンに分けられるフォーメーション分析

チャートのローソク足を見ていると、実は一定の決まりがあることに気付くでしょう。テクニカル分析は、数値の変化を見ることが多いのですが、今回はこの「チャートの形」に注目する分析手法を紹介していきます。

フォーメーション分析とは

フォーメーション分析とは、価格変動の形状による分析手法です。プライスパターン分析とも呼ばれます。株価は、上下しながら一定の方向性をもって動きますが、その形状から次の動きが予測できないかと考えるのが、フォーメーション分析です。

経験則上、一定の形が形成された場合には、次にどのようになるかがある程度読みとれるので、いくつかある形を覚えることで、投資活動がしやすくなります。

フォーメーション分析の2つのパターン

株価の形成にはいくつかのパターンがありますが、大きく分けて、株価のトレンドが変わる反転パターンと、株価が継続しつづけるパターンがあります。まずは、そのパターンを見極めることが重要になります。

株価のトレンドが変わる反転パターン

①ヘッド・アンド・ショルダー型(三尊天井型)、②ダブル型(二重型)、③ライン型(線上型)、④ソーサー型(皿型)、⑤スパイク型(V字型)が上昇の転換を表す代表的な形です。これら5つの天井圏を示すチャート形状を裏返すと、底入れを暗示する形状パターン(リバーサル・パターン)になります。

  1. ヘッド・アンド・ショルダー型

特徴的な山と谷が3つあるもので、日本で三尊天井あるいは逆三尊底と呼ばれています。三尊天井であれば、谷を結んだネックラインを割り込んだところから同じ分値下がると予想されます。

  1. ダブル型

特徴的な山と谷が2つあるものです。高値と安値を結んだラインを抜いてきたところで、反転と考えられます。

  1. ライン型

トップやボトムの形が、横ばいの直線状になってしまうものです。天井ではあまり見られませんが、大底ではたまに見られます。反転のサインが分かりづらいのが特徴で、時間軸で動くタイミングを見るしかありません。

  1. ソーサー型

トップやボトムの形が丸くなる形状で、大底ではしばしば見られます。この形の後にライン型でると、上昇あるいは下落のサインとなります。

  1. スパイク型

特徴的な山と谷が1つしかないものです。突如、突出して山あるいは谷を形成するため、急騰、急落のサインと言えますが、イレギュラーな形状なので通常の投資の判断としては使いにくいものです。

トレンドが継続して一時的な休止の段階で形成される継続パターン

三角持合いは、必ず覚えるべきフォーメーションであり、上昇トレンド、下落トレンドが継続するかどうかを判断するのに適した形です。三角持合いは、徐々に値動きの範囲が狭まっていき、上下にラインを引くと三角形の形状になることから、「三角持合い」と言われます。

その後、ラインを上抜ければ上昇トレンドが再開していきます。下部のラインを下抜ければ、下落トレンドに転換します。2本の線を引くことで、その後の流れが解釈しやすくなるというわけです。期間は短期でも長期でも関係なく、たびたび出てくる形なので覚えておくと良いでしょう。

このように、フォーメーション分析は、転換点を探る上で参考になるものですが、一方でこれだけを信じて投資をすることは非常に危険です。あくまで補助的なものとして利用するよう心掛けてください。

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