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ローソク足から分かる売買シグナル

ローソク足から分かる売買シグナル

日本で発祥し、世界的に代表的な株価チャートとなった「ローソク足」を使って、相場をどのように判断するのか、売買シグナルとしてのローソク足の読み方をいくつか見ていきましょう。

開けた窓は閉める、窓開き(まどあき)

candlestick

ローソク足でいう「窓」とは、1本目のローソクの上ヒゲ(最高値)と2本目のローソクの下ヒゲ(最安値)が離れており、空白ができている形を指します。

前日の最高値よりもさらに高い株価が翌日の最安値であることを示しており、買いの勢いが非常に強いことが読み取れます。このローソクの並び方を「窓が開く」といいます。これが出ると、一旦、窓を開ける前の水準まで値下がりすることが多いといわれています。

2本目の安値よりも低く1本目の高値を下回る値下がりですので、かなり大きな値下がりになります。この動き方を「窓を埋める」といいます。

窓が開くということは、窓が開く前の相場で買った人に十分な利益が出ているため、利益を確保するための売りが出やすく、そのため値下がりの可能性が高くなるのです。

陰線が2本並んで、1本目の下ヒゲと2本目の上ヒゲの間に空白ができ、下落の窓が開くこともあります。こちらも窓を埋める反騰が期待できるといわれています。 シグナルとしては、短期的な買いといったところでしょう。

相場の上昇局面では「押しは窓まで」といって、下落があってもその値段の目安は窓を埋める程度までであり、下落局面にあっては「戻りは窓まで」(一時的な上昇)といわれています。

相場一服、はらみ線

大きな陽線(白いローソク足)または陰線(黒いローソク足)の次に、小さな陰線または陽線が出て、2本目のローソクが1本目のローソクにすっぽり収まっている形を「はらみ線」といいます。
上昇相場なら、一時的に上昇が止まって小休止(一服)するところで現れるといわれています。

相場が高値圏の時に、2本目の小さなローソクが十字線(始値と終値が同じ値段で、上ヒゲ・下ヒゲあり)であれば、相場は天井であり、強い売りのシグナルといわれます。

逆に、下落相場の下値でこれが出れば、相場の底値で買いシグナルとなることが多いといわれます。

天井・底値の暗示、つつみ線

小さな陽線または陰線の次に、大きな陰線または陽線が出て、2本目のローソクが1本目のローソクをすっぽり包む形が「つつみ線」です。はらみ線の逆の形となります。

高値圏でつつみ線が出ると上昇相場が天井を迎えるとして売りシグナル、安値圏で出ると下落相場も底値を迎える暗示として買いシグナルととらえられます。

1本目の小さなローソクが十字線であれば、その可能性はより高くなります。

上昇相場の終わりを示す、かぶせ線

相場の上昇中に、前日の高値より高い値段で始まり、前日の値幅内(ローソクの中)で取引が終わって陰線となった形が「かぶせ線」です。

前日の陽線の中心より下まで陰線がかぶさった場合は、それまでの買いの勢いが弱まり上値が重く、高値圏で買い手が減少し、上昇相場が下落相場に転換することを示唆します。

チャート分析の注意点

チャート分析は、歴史が残した長いデータの中から数多く現れたパターンを見つけ出し、法則を導き出してシグナルにしたものです。

人間の行動が反映された結果である「株価」は過去のパターンを繰り返すといわれています。チャート分析によって相場を推測して行動する人が多ければ、より一層そのパターン通りになりやすいといえます。

しかしながら、チャートはあくまでも過去の軌跡を将来の動きに当てはめるものです。様々な新しい出来事が影響して、必ずしもシグナル通りとならないことも頭に入れておかなければなりません。チャート分析で売買する人の間では、それを「だまし」と呼びます。

チャート分析は、今回ご紹介したものの他にもたくさんのパターンがあります。自分に合ったパターンを見つけ、組み合わせて使えるようになるとよいでしょう。
シグナルにはそれなりの理由があることも事実ですので、是非株式投資のリスク管理の一助としてください。

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