株のサポートの特徴

株主優待券のさまざまな使い方

株主優待券のさまざまな使い方

株式投資の楽しみのひとつに株主優待券があります。株主への利益還元と投資を促す観点から、多くの企業が配布しています。今回は、株主優待券の種類と使い方について解説していきます。

株主優待券とは

株主優待券とは、一定数の株式を権利行使日において保有している株主に対して、当該会社の商品やサービスに関する優待券を発行するというものです。

株主になったとしても余程の大株主でない限り、その企業と関わることはほとんどありませんが、株主優待を受けることによって株主は企業から商品を受け取ったり、サービスを受けたりすることができるので、企業との関係を深めることができます。

企業としても、M&A(企業の合併や買収)が増える中で安定した個人株主を獲得することは重要であり、株主優待を目当てに投資する人もいるので、株式戦略として重要な意味を持っています。

株主優待券の種類

株主優待券は、株式の保有数によって配布されますので、予算と株主優待の内容を比較ながら検討する必要があります。また、基準日に株式を保有していなければなりません。

ここでは、各企業の株主優待の具体的な内容について紹介します(2005年2月27日現在)。なお、優待内容は変更されることがありますので、投資する際には改めて確認する必要があります。

(1)商品の提供

会社の商品を株主宛に送付してくれるというものです。種類としては、飲食料品、日用品、家電と幅広くあります。有名なのは、100株以上の株主に野菜ジュースなどの詰め合わせを送付するカゴメや、1000株以上の株主にハムの詰め合わせを送付する日本ハムなどがあります。

(2)運賃サービス

運賃サービスは、航空券の割引や鉄道パスなどがあります。ANAでは1000株以上、JALでは100株以上保有している株主が、国内営業全路線の片道1区間が50%割引で利用できる割引券がもらえます。

また、JR東日本では、100株以上の株主に対して、乗車券を2割引~で購入できる割引券がもらえます。

(3)サービス券、割引券

日本マクドナルドは100株以上の株主に対して、バーガー類、サイドメニュー、飲物の無料引換券シート6枚が1冊になったものを配布しています。吉野家では100株以上の株主に対して、300円サービス券10枚を配布。イオンでは100株以上の株主は、オーナーズカードの呈示で3%のキャッシュバックになります。

(4)その他

株主だけがもらえる限定商品というのもあります。アサヒビールでは100株以上の株主は、「株主様限定特性ビール」(350ml×4本)がもらえます。株主しか手に入れることができないプレミアム感があり、株主になりたいという気持ちを高める株主優待だと言えるでしょう。

株主優待には魅力的なものがたくさんあります。基準日に株を保有していれば優待が受けられますので、短期間だけ株式を保有する人もいるようです。しかし、基準日を過ぎると株価が下落する傾向にあるので、株価の値下がりで損をしないよう注意してください。

まずは3ヶ月/9,000円~の会員登録でライジングブルの実力をお試しくださいませ!
会員登録はこちらから
まずは3ヶ月/9,000円~の会員登録でライジングブルの実力をお試しくださいませ!
会員登録はこちらから
pageTop