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株価指数オプションとは

株価指数オプションとは

投資には、株式や債券のような「現物」に対する投資だけでなく、買う権利や売る権利といった「権利」に対する投資もあります。今回は、上級者向けになりますが、株価指数を売買する権利を取引対象とする「株価指数オプション取引」について解説していきます。

株価指数オプション取引とは

「株価指数オプション取引」とは、株価指数を売買する権利を取引対象とする投資です。株価指数とは、株価全体の変動を把握するため、一定の基準値を定めたり、平均値を求めるなどして指標化したものです。

代表的なものとしては、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価(日経225)などがあります。オプションとは、一定の期日に特定の商品(今回であれば株価指数)をあらかじめ定めた価格で売買する権利を取引することです。

「売買する権利を取引する」というのがわかりにくいと思いますので、具体例で説明します。例えば、来年の3月に発売予定のゲームを3万円で買う権利を千円で購入します。実際に3月になり、もしそのゲームが4万円で発売されれば、3万円で買う権利があるので、オプション料千円を含めても9千円安く購入できるわけです。

しかし2万円で発売された場合は、3万円で購入すると損をしてしまうので、権利は行使せず放棄することができます。この場合、損失はオプション料の千円のみですので、リスク低減効果があると言えます。

株価指数オプション取引の権利と義務

ここからはより複雑な内容になっていきますので、頭に?マークが浮かんでしまう人も多いかも知れません。しかし、「株価指数オプション取引」はかなり高度な取引なので、初心者の方はなんとなくイメージできる程度で問題ないかと思います。

オプション取引は、売買する権利の取引と説明しましたが、売買する権利を分解すると、「売る権利」と「買う権利」になります。さらに、売買する権利の「取引」なので、「売る権利」を買う場合と「売る権利」を売る場合、「買う権利」を買う場合と「買う権利」を売る場合の4つのパターンがあります。

売る権利を買った人は、期日が来たら一定金額で商品を売る権利が発生し、オプション料を支払う義務が生じます。売る権利を売った人は、オプション料を受け取る権利を取得し、期日に定められた金額で商品を買う義務が生じます。

買う権利を買った人は、期日が来たら一定の金額で商品を買う権利が発生し、オプション料を支払う義務が生じます。買う権利を売った人は、オプション料を受け取る権利を取得し、期日が来たら一定の金額で商品を売却する義務が生じます。

株価指数オプション取引のメリット

株価指数オプション取引のメリットとしては、少ない資金で大きな取引ができるということです。株式に投資する場合、100万円で購入した株式の株価が110万円に値上がりした場合には、100万円の投資で10万円の利益を得たことになります。

オプション取引の場合、オプション料は権利行使価格と市場価格との差と考えるとわずかな金額ですむので、例えばオプション料が5万円で、権利行使価格が100万円、期日に110万円になった場合、5万円の投資で、5万円(110万円-100万円-5万円)の利益を得たことになります。

なお、オプションの買い手は損失をオプション料に限定できますが、オプションの売り手は、リスクが無限大(どんな不利な状況でも売買に応じなければならないこと)になるので注意してください。

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